あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

都県境の柳瀬川周辺をカントリーウオーク(東京・埼玉)

2015-04-07 15:01:34 | カントリーウオーク
 2015年4月5日(日)

 ソメイヨシノが見頃だがあいにくの小雨の中、カントリーウオークグループの第222
回例会に参加する。集合地はJR武蔵野線の新秋津駅。集まったメンバーは4組に分かれ
て、10時8分にスタートした。
 
 == 空堀川右岸から柳瀬川右岸へ ==
 
 まずは、駅の西北すぐ近くの秋津神社へ。朱塗りの柱と白壁の拝殿はコンクリート造り
だが、覆屋の中の本殿には仙人などの精巧な木彫が施されていた。


 西武池袋線の踏み切りを渡り、右折してJR武蔵野線をこ道橋で越え、野塩一丁目の住
宅地を東進して明治薬科大正門前に出る。休日は園内の薬草園が公開のはずだが、今日は
西武鉄道のウオーキングの影響か、閉は閉ざされていた。


 東を流れる空堀川の橋を渡り、右岸沿いに残る清瀬中里緑地保全地域の遊歩道に入る。
今日まで「清瀬カタクリまつり」を開催中だが、わずかに残るカタクリも花のピークは過
ぎていた。
        

 でも、斜面林の広葉樹は、やわらかな若葉の彩りを見せ始めている。
 

 保全地域を抜けて東へ、清瀬四小前を通過して中里二丁目の東光院に行く。


 シダレザクラとソメイヨシノが見頃で、下枝を切って高く仕立てたイチョウも目に付く。
      

 北側で都道15号・小金井街道を横断して、柳瀬川右岸に設けられた「柳瀬川回廊」と
呼ぶ遊歩道を下流に向かう。今日開催中の西武鉄道のウオーキング参加者と次々に行き交
うので、堤外に下りて芝生の道に回る。


 対岸の満開のソメイヨシノ、流れ沿いのヤマザクラやハナモモ、流れに泳ぐカルガモや
アイガモなどを眺めながら進む。



 対岸に、清瀬金山緑地公園の萌え出る若葉の木々が近づき、金山橋を過ぎると右岸堤防
上には満開の桜並木が続いている。


 桜並木の南側に並ぶ中里団地の間を抜けるに次の三差路で南側への道路に入り、団地南
側の斜面林に下ると、この緑地にもわずかながらカタクリが咲き残っていた。

 斜面林と団地の間の土の道を東進したが、次の道路のところで行き止まり。横断する道
路に出て再度右岸堤外に回り、ちょうちんの下がるソメイヨシノの花の下を進む。
      

 広い堤防には桜まつりの屋台も出ていたが、雨で来客は少なそう。


 城前橋のそばまで進み、そばの昼食地、下宿地域市民センターに12時18分に着いた。

 雨が止まないので館内ロビーと玄関左手に分かれて座り、昼食をする。
 
 == 滝の城址から柳瀬川左岸を逆行して東所沢へ ==

 13時15分に出発し、すぐ先の旧森田家住宅に行く。市内野塩にあった江戸時代中期
の農家を移築したもので、4月から土日は公開されていて、自由に入って建物内部が見ら
れる。
    
 土間のかまどには火が入り、いろりのある部屋の隣には古い機織り機も残され、柱も床
も黒光りしている。
        

    
 裏にはつるべ井戸があり、玄関を入った上には、わらでつくった大蛇が飾られていた。


      
 鳥居の横に、市の天然記念物で樹高26m、樹齢350年を越えるという大ケヤキの立
つ八幡神社を抜けて、隣接する円通寺へ。

 天保15年(1844)再建という長屋門は市文化財。暦王3年(1340)の創建と
いわれ、清瀬市内では最古の寺で、本堂横のシダレザクラが咲き始めていた。本堂前のシ
キミも花盛り。
      

 山門のそばに、平成19年当時の住職が奈良県の尋常高等小学校時代の同級生で、石材
店の長男だった中尾邦三作の弘法大師石像が安置されている。中尾氏は太平洋戦争中にビ
ルマで24歳の時に戦死したという。
         

 地域市民センター近くの三差路まで戻ると、道路を挟む木の間に旧森田家住宅で見たの
と同様な、わらの大蛇が下がっていた。
    

 都県境の城前橋を渡って所沢市に入り、柳瀬川左岸沿いに咲くソメイヨシノを背に記念
撮影をする。


 背後の滝の城址公園に入ると、JR武蔵野線の高架橋そばに大きな東屋(あずまや)が
あった。



 そばにソメイヨシノも咲き競っているので花見の宴の場として入り、14時半頃までの
1時間近く歓談する。
    

 公園内を台地下まで進んで淡い新緑の下を東に回り、滝ノ城址の東側斜面を上がって城
集落に入る。集落を抜ける旧道を西進して行くと、民家の庭に色鮮やかなミツバツツジが
咲いていた。
    


 北側から城址公園の遊歩道に戻り、空堀や三の丸跡などを回り、本丸跡にある城山神社
境内へ。


 滝ノ城は北条氏側の持ち城と考えられ、八王子の滝山城の支城といわれ、天正18年
(1590)、豊臣秀吉の小田原城攻略の際、落城したものと考えられるという。

 南面が落ち込んでいるので、通過してきた柳瀬川沿いの桜並木や中里団地などの展望が
広がる。


 西側の車道を下って城前橋の手前まで戻り、柳瀬川左岸沿いを午前中とは逆行して上流
に向かう。


    
 堤防上の大きなクヌギにたくさんの花が下がり、流れのそばには色鮮やかなハナモモが
咲く。



 清瀬金山緑地公園に入り、二つの池沿いの木道を進む。


 ヤナギなどの茂る湿地側の水たまりに、真っ黒に固まるおびただしいオタマジャクシが
群がり、二つ目の池の護岸上にはカワセミが見えた。
    


 テントの下でバーベキューを楽しむ幾つかのグループを見下ろし、金山橋北側のトイレ
付近で小休止する。そばの木の枝に、4羽のニワトリが止まっていた。
    


 南側、三つ目の池の向こうの、若木のシダレザクラが池に影を映し、芝生広場の大きな
ハクモクレンも花盛り。



 橋から延びる車道を北進して、本郷集落の東福寺に入る。東側には社殿造りの建物も並
んでいる。


      
 境内のシダレザクラもほぼ満開。本堂背後の急石段を上がると、大きな白亜の守護観音
像が立ち、観音像前からは柳瀬川沿いの展望が広がる。


 西側から観音像の背後に回る車道を台地上に出て、畑の中の農道を進み、ゴールのJR
東所沢駅には16時58分に着いた。

(参加 16人、天気 雨後曇、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 志木、所沢、
 歩行地 東村山市、清瀬市、所沢市、歩数 20,700)




アウトドア ブログランキングへ



にほんブログ村 アウトドアブログ ウォーキングへ
にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 所沢市小手指町、砂川堀のシ... | トップ | 春の花に冷たい季節外れの雪... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

カントリーウオーク」カテゴリの最新記事