あるきメデス

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熊谷市南郊、知恵の文珠寺や大沼公園周辺を歩く(埼玉)

2018-11-26 16:30:50 | カントリーウオーク
 2018年11月17日(土)

 立冬から10日過ぎたが暖かな今日は、カントリーウオークグループの第258回例会
に参加した。

 JR高崎線熊谷駅に集合して10時10分発東松山駅行きバスに乗る。国道407号の
荒川大橋を渡り、下恩田バス停に10時37分に着いた。

 東松山駅からのバスで逆行して先着した私も皆さんと合流する。

 == 畑や栗林などの間を文珠寺へ ==


 東側の小さい流れ沿いを北西に少し進み、地蔵堂の横で国道を横断して西に向かう。地
蔵堂には、宝永6(1709)年造立のお地蔵さんが祭られていた。
     


 台地に向かう坂道からは北に、熊谷市中心街方面が望まれる。台地上は畑が広がり、そ
のひとつに遅咲きのヒマワリが咲いていた。


 何か分からぬが、小さな黒い実が円形についた作物の畑もある。
   

 畑の畦(あぜ)には狂い咲きか、もうホトケノザがあちこちに咲く。キャベツ畑の横を
過ぎて楊井(やぎい)集落に入ると、たくさん枝を伸ばしたエノキの古木が立っていた。
     
 
周辺の民家には、ユズなど柑橘の実が色づいている。


 南北に走る県道173号ときがわ熊谷線に突き当たり、その前後は林間を南から南東へ
と折り返す。楊井集落を南北に貫く道を南へ、
     

 民家の横にたくさんのサザンカが咲いていた。



 近くの畑では家族揃って大根などを収穫中。沿道にはキクの花があちこちで見られる。


 500m近く南進して西へ、まだ葉の残る栗畑の農道を南西に抜けて茅原集落の車道へ。



 西に少しで県道173号線をこ道橋で越え、野原(のはら)集落に入ると種々の色のキ
クが咲き競う。
     



 すぐ先に昼食地の五台山文珠寺(もんじゅじ)があり、11時58分に着いた。

 江戸中期の建築とされ熊谷市指定文化財の山門を入ると2階建ての鐘楼門があり、その
下を抜けた正面が本堂である。




 ここ野原の文殊寺は、京都の切戸(天橋立)文殊、山形の亀岡文殊と並ぶ「日本三体文
殊菩薩」のひとつで、「野原の文殊さま」や智恵の文殊寺で知られている。

 「三人寄れば文殊の智恵」のことわざ通り、文殊菩薩は智恵をつかさどる仏さまで、昔
から学業成就の願いを求めて県内外から多くの人々が訪れるという。


 本堂前にウサギが支える大理石のベンチがあり、本堂にはたくさんの千羽鶴が下がる。


 本堂前には合格祈願の絵馬が、たくさん奉納されていた。


 気温が上がり暑さを感じるので、南側の木陰で昼食とする。

    
 境内には、可愛らしい洗心童子像やウサギを抱えたお地蔵さん、「大誓願」額のかかる
お堂に奉納されたたくさんのミニこけしなどが目につく。
              




      
                
 ほかに、今年2月に地元熊谷にて98歳で亡くなった金子兜太(かねことうた)の句碑、
聖徳太子の塔、背後の林には地蔵菩薩半跏像、文化13(1816)年建立の芭蕉句碑と
芭蕉翁塚などがあった。
         

             



                      


 記念撮影をして、12時58分に午後のコースに向かう。

 == 和田川沿いなどを大沼公園へ ==

       
 アカマツなどの茂る境内林を西に抜けて立正大の南側に出て、南南西へと畑の間を進む。
「大久保農園」の看板の南側の畑では、おばあちゃんが大型耕運機で種まきをしていた。



 門前集落の西側で南に向かい、熊谷市と滑川町の市町境の和田川を渡る。



 南に平行する小さい流れ沿いを少し進むと、乗馬学校の建物と馬場があったが、馬は1
頭も見ることはできない。


 馬場際の日陰で小休止した。そばの大きな民家、K邸には干し柿がたくさん吊してある。


 再び和田川の北に戻り、突き当たりの八幡神社境内の日陰でもう一度休憩して水分補給
する。

 野原神社の創立年代は不明だが、寛永20(1643)年に社殿を造営し、宝暦11
(1761)年には領主の命で本殿の工事をした記録があるようだ。

 神社の背後から西方にかけて「野原古墳群」と呼ぶ古墳群があり、昭和初年には30余
基を数えたが、現在は20数基とか。だが一見してもそれらは確認できない。ここから出
土した「踊るはにわ」は、国立博物館が所蔵するという。

 神社前の田んぼから西方に、特徴的な凸型のピークなどの山並みが望まれる。

        赤久綱山        東御荷鉾山 

 秩父の武甲山(ぶこうさん)周辺かと思われたが、帰宅後にフリーソフト「カシミール
3D」で確認したら、西上州、神流川(かんながわ)沿いの東御荷鉾山(ひがしみかぼや
ま)(1246m)から赤久綱山(あかぐなやま)(1522m)にかけての山並みだった。


 ひこばえの伸びた田んぼに沿って400m余り進み、北西に延びる山林と田んぼの間の
静かな里道へ。



 その田の水源となるため池の横からゴルフ練習場沿いに進む。新しいソーラパネルがた
くさん並ぶ南側を過ぎると、ラジコンカーの専用コースがあり、急カーブと起伏の多いコ
ースを巧みに操縦するグループがいた。

 しばし眺めて戻り、南側の新田集落沿いを西進する。北側の屋敷林を背にして住宅があ
り、南側は畑になっていて、住宅に向けて私道がくしの歯のように並ぶ。



 県南・三芳町や所沢市など三富新田(さんとめしんでん)のミニ版のような屋敷配置に
なっていた。


 その西端から、キクや皇帝ダリアなど咲く民家の横を北に少しで大沼公園の東端に出た。


    
 北側に回って民家にきれいなキクの咲く先から中の島を渡り、弁天堂に参拝する。
     

 お堂の傍らに、県指定文化財「嘉禄三年銘板石塔婆」の復元品があった。嘉禄3(1227)
年の板石塔婆(いたいしとうば)は日本最古のものという。
         


 沼の西端から林間を北西に抜けて県道7号熊谷小川秩父線に出る。折り返すように東進
して、旧江南町(こうなんまち)の中心部の大沼公園バス停に15時ちょうどにゴールし、
15時19分発熊谷駅行きバスに乗る。

 休憩時には木陰を選んだこの日の暖かさ、熊谷の最高気温は20.3℃度だった。

(参加 12人、天気 晴、距離 9㎞、地図(1/2.5万) 三ヶ尻、熊谷、歩行地
 熊谷市、滑川町、歩数 17,100)





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