あるきメデス

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北本市西郊、新緑の荒川左岸台地をカントリーウオーク(埼玉・北本)

2019-05-15 22:08:48 | カントリーウオーク
 2019年5月12日(日)

 平成から令和に年号が変わって最初、カントリーウオークグループの第263回例会に
参加した。


 集合はJR高崎線の北本(きたもと)駅、10時15分に西口をスタートした。

     
 西口ロータリーに立つ、数本のベニバナトチノキが鮮やかな花を見せている、
    

 その下のテントで、今日開催の「きたもと緑の森めぐり」スタンプらラリーのリーフレ
ットを配布していたのでもらう。北本名物、トマトカレーも販売していた。


    
 駅前から西に延びる広い市道の1本南の細道を進むと、民家のバラやシャクナゲなどが
あちこちで咲き競う。
         


 細道を突き当たり、南下した交差点際、「プリムローズ&デグラン」という店が「きた
もとオープンガーデン」に参加していて、今日までの金土日が公開日。

 店の前と道路を挟んだ東側の一角に、バラを中心にテッセンなど鉢植えの草花がたくさ
ん咲いていた。
    

                

 次の角を右左折して、広い敷地に立派な建物が相対する市役所↓と文化センターの間を
抜ける。


    
 西側の本町六丁目の住宅街にも、レモンやシャクヤク、アルストロメリアなど春の花が
彩りを競っていた。


         
 
 本町七丁目へ、緑豊富な真福寺に北東側から入る。石戸厄除両大師と呼ばれ、社殿は朱
塗りコンクリート造りで堂々とした造り。

 創建から約600年という古寺で、地元では「両大師」や「大師様」の愛称で親しまれ、
正月3日と2月3日には「だるま市」が開かれ大変多くの参詣者で賑わうよう。


 境内中央部にクスノキの大樹が新緑のやわからかな彩りを見せ、囲んでみたら5人がか
りの幹、その下で小休止する。

     
 そばの立派な宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、安永8(1779)年と刻まれてい
た。境内のほかの木々も伸び伸びと枝を広げている。



 境内南側、安永3年建立の仁王門を出て西へ、すぐ先で北への細道を入ると畑の向こう
にたくさんのルピナスが咲いている。



 次のT字路を左折して門前からの道に合し、石戸二丁目と四丁目の間を西進する。周辺
は小麦畑が多く、もう穂が出そろっていた。

    
 沿道の民家にも鮮やかなバラが咲き、古木の梅園もある。
         



 さらに西進して県道57号・さいたま鴻巣線を横断したすぐ先、南北に走る旧道に鎌倉
街道の説明板が立っていた。
     
 鎌倉街道の中道(なかつみち)から枝分かれして荒川沿岸を走る上野道(こうずけどう)
と考えられるという。その道路沿いには「景観フラワーロード」の表示もあり、道路沿い
に花畑が続いている。


 その延長となる東側すぐ先に、高尾氷川神社と浅間神社、須賀神社が接して祭られてい
た。

 氷川神社の創建は貞観11(869)年と伝えられ、市内最古の神社とされ、旧高尾村
の総鎮守とか。豊富な鎮守の森に覆われ、正月に地元の方から甘酒が振る舞われる初詣ス
ポットだという。


 拝殿左手には、親子お笑い芸人「完熟フレッシュ」が紹介した「ぴこりん絵馬」が奉納
され、その横には桜みくじが並んでいた。


 境内西側、道路下の谷底に下ると弁天池があり、弁天島の中央に厳島神社が祭られてい
る。


 この周辺も豊富な樹林に覆われていて、周辺一帯は県の「緑のトラスト保全第8号地」
である。


 厳島神社の南側、須賀神社は旧荒井村の鎮守で「荒井の天王様」ともいわれ、創建は天
正年間(1573~91)という。


 拝殿内には明治天皇と日露戦争の軍神・広瀬武夫中佐の肖像画などが掲げられていた。
    


 緑のトラストのやわらかな新緑を眺めながら西進し、「高尾さくら公園」の駐車場から
公園に入る。駐車場の北には、独特の鐘楼門のある阿弥陀堂が望まれる。


 高尾さくら公園は、広々とした芝生地に全国から集めた桜など、約30種約200本の
桜が植えられ、ソメイヨシノやヤマザクラの咲く4月初旬には、さくらまつりが開催され
るという。

 以前の例会でも来ているが、年数が経過して桜もかなり生長しており、花どきにもう一
度訪れたい。

 12時12分に着き、予定の昼食地の手前だが東屋(あずまや)もあるのでここで昼食
とした。


 南側には荒川の幅広い河川敷が望まれるが、その向こう、奥武蔵や奥秩父方面の山並み
は霞んで判然としない。

 昼食後にミーティングをして、13時ちょうどに高尾さくら公園を後にする。南東に下
ると「ヘイケボタルの里」と呼ぶ小さい池があり、その横から荒川左岸に出た。



 左岸沿いを下流に進み、8月下旬の日曜に「水辺まつりが」開催されるという「北本水
辺プラザ公園」の入口横を過ぎる。


 少し先の十字路を左折して東側台地に向かい、コイの泳ぐ池に沿って進む。



 台地上には「野外活動センター」の建物があり、遅れてきたCさんがここで合流した。

 建物内を少し観覧後、そばで記念撮影をして東側の道路に出る。


 南進して次のT字路を東へ、高尾八丁目を進み、県道33号・東松山桶川線を少しで南
側の荒井四丁目から五丁目へ。

 左下の栗畑に下りて背の低い梅林を進むと樹林となり、道なき道を久しぶりにやぶこぎ
して北本自然観察公園の北西側遊歩道に出た。


 少し先の東向斜面に、市指定天然記念物のエドヒガンザクラの古木が立っていた。樹齢
200年を超えると推定され、根回り3m、枝張り南北42m、東西13m、高さ20m
の大木である。
     
 北本の春を告げる桜として開花期には多くの見学者で賑わうようだが、新緑に覆われた
いまは周辺の木々に溶け込み、標識がなければそれと気づかないだろう。



 遊歩道を南進して「埼玉県自然学習センター」に入り、館内の展示を見るなどして小休
止する。





 休憩後は、建物の南西側のアシの茂る池の周囲を反時計回りに一周する。最後は池の中
を木橋で横断し、ニセアカシアの白い花咲く下を抜けてセンター横に戻った。


     

 東側の橋を渡って北本自然観察公園を出て、北東に進んで荒井三丁目を東へ、西中の北
側を東進して石戸八丁目から七丁目へと畑作地帯を進む。


 県道33号を横断して石戸六丁目の大蔵寺へ。参道を少しで独特の山門を入り、正面の
本堂前で小休止する。ここも境内の豊富な新緑が気持ち良い。



 大蔵寺については、新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)に「創建年代等は
不詳ながら、天台宗、安楽山無量院と号す」などと記されているようだ。


 東側に広がる大規模団地・URの北本団地に入り、郵便局横を北へ、団地の北端から東
進し、大きな北本中央幼稚園との間を進む。

 団地の北東端で北へ、県道312号・下石戸上菖蒲線を北本郵便局の西側で横断し、緑
一丁目で宗教法人解脱会の森に着き当たる。


 東に回ってさらに北進し、ゴールの北本駅には15時55に着いた。気温22℃前後で
東からの涼しい風もあり、強い日差しも少なくウオーキング日和だった。

(参加 11人、天気 晴、距離 12㎞、地図(1/2.5万) 鴻巣、歩行地 北本市、
 歩数 22,100)





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