あるきメデス

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アートウオークセラピーで三浦市金田を歩く(神奈川)

2015-04-27 20:26:39 | カントリーウオーク
 2015年4月26日(日)
 
 快晴の今日は、先月に続いて山浦敬子さんのアートウオークセラピーに参加した。集合
は京浜急行の三浦海岸駅に10時。10時15分発剣崎(つるぎさき)行きバスに乗る。


 バスは金田(かねだ)湾沿いに出て、県道215号を2㎞余り南下した金田バス停で下
車し、10時35分にスタートした。

 県道の西側、宮ノ脇集落の中を抜ける旧道に入ると、家並みの向こうにキャベツ畑が広
がる。



 Y字路を北西に入る。民家の庭先に、実をいっぱい付けた海藻が干してあった。
    

 すぐ先にりっぱな山門の圓福寺がある。


      
 山門を入った参道には、真ん中が空洞になったマキの古木が立つ。その先は樹齢500
年という大イチョウが両側に並び立ち、何羽かのウグイスが美声を競う。ソテツの古木も
あった。


 圓福寺は三浦七福神の恵比寿神の寺で、参道には新しい七福神の石像も並ぶ。


 恵比寿像は海から拾い上げたものとか。そのことを記した説明板が石段下に立っていた。



 石段を上ると、左に平成8年(1997)落慶の鐘楼堂が、正面に昭和7年(1932)
再建というの銅葺きの大きな本堂がそびえ立つ。


 本堂前の常緑広葉樹の枝は、龍のような形をしていた。


 石段下まで戻ると、境内の一角の小さい建物にかわいい土人形がたくさん並んでいた。
    

 この寺に生まれた村上タカさんが、自宅などで陶芸教室を開く傍ら、益子から取り寄せ
た土を電気釜で焼いた作品のよう。すでに200以上の石膏があるという。
    

    
 北に向かう道、ツツジが鮮やかな彩りを見せ、民家の垣根のカナメモチの一部の枝だけ
に、細かな花が咲いている。
    

 北側の蛭田集落に入り、緩い斜面を台地上近くまで上がる。大きな日本家屋風の建物の
白壁に、十字架のあるのが目に付いた。

 門には三浦修道院の表示が出ていて、その先は行き止まり。

 戻って集落の中心部のT字路に出る。すぐ手前の家の玄関周りに、たくさんの人形が並
んでいた。
    


 T字路の北側に、かやぶき屋根にトタンを被せた旧家を見下ろし、南西への未舗装の道
へ。クスノキなどの木に囲まれた一角に、小さな祠(ほこら)が祭られていた。

 その先の民家の庭には、オオデマリがあふれる光を受けて咲き競う。
    

 車道に合した辺りは高台で、東側に金田漁港や霞む房総の山並み、その間を通過するタ
ンカーらしい大型船舶などが望まれる好展望地。

 ここでスケッチタイムとなり、5分ほどでそれら景色を思い思いにスケッチブックに描
いた。

    
 傍らの畑のキンセンカが鮮やかな彩り。ムラサキの花を見せるこの花の名は、誰も分か
らない。
    

 少し下ると、白フジも満開である。


 宮脇集落の神社に向かう途中、台地上の畑に植えるスイカの苗を、外国の方も含めて数
人の若人が軽トラックから運んでいた。特産の三浦スイカは、これから育つのだ。
    

    
 宮脇の三差路に、江戸時代の青面金剛など3基の石塔が並ぶ。近くにも、かやぶき屋根
にトタンを被せた旧家が残っていた。

 そばの家の道路際で、ギョリョウバイの小さな花が咲き出している。この花を見たのは
初めてだ。
    

 T字路を左折して12時5分に走湯神社に着き、社殿左手の木陰で昼食とする。


 走湯神社という名の神社も初めてだが、歴史などを記したものはない。ここでも間近に
ウグイスの競演を聞く。
      
 境内には、かなり枝を払ったイチョウの古木や御輿蔵(みこしぐら)らしい建物がある。

    
 食事を終えて先ほどのスケッチ作品を見比べ、12時40分頃、神社を後にした。
        

 少し東進して十字路を南下し、水神集落の清伝寺に入る。開山は建武年間(1334~
5)、本尊は聖観世音菩薩で、三浦観音霊場の八番霊場である。


 境内に「かっぱの証文」の説明板があった。「昔そばの鈴川にかっぱが住み、里人にい
たずらするので困り、かっぱを捕らえてこらしめていると、聞きつけてきた和尚が見かね
て止めに入り、かっぱを助けてさとし、かっぱは前非を悔いて詫び状門を書いた。」とい
う話が、この寺に残っているという。

        
 境内には、猫地蔵の墓や愛犬の墓もあった。本堂の横で今日の記念撮影をする。
    


 寺を出て畑の中を南西に進み、丸山の台地上部にある小さな神社に上がる。周辺に民家
はなく、神社の名も分からない。


 台地上部もキャベツなどの畑が広がり、金田湾を回った東北部にある、横須賀火力発電
所らしいタワーと建物が望まれる。



 収穫中のキャベツ畑の横の農道を南西に進む。


 古い庚申塔の並ぶ先から林間の抜け道を標高50m付近まで上がる。


 農道に出た辺りには、野生のフジが咲いていた。



 南側の対斜面に段々状のキャベツ畑を見ながら、ヘヤピン状に折り返して東に下る。大
きな倉庫の建物横を上がり、ネギ畑などの間の直線状の道を進む。



 三浦スイカを植え付け中の畑の先で、三浦霊園の墓石展示場横に出た。

 展示場のトイレを借りて、そばのベンチで小休止する。

 東進して仙神集落を東に下り、金田湾沿いの県道215号にある岩浦バス停に14時26
分に着く。待つ時間も無くバスが来てすぐに乗車し、三浦海岸駅に戻った。


 皆さんと別れ、14時50分発上り電車で帰途についた。

(参加 6人、天気 快晴、距離 5㎞、地図(1/2.5万) 三浦三崎、歩行地 
 三浦市、歩数 10,200)




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