あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

アートウオークセラピーで横須賀 須軽谷周辺を歩く(神奈川)

2014-11-24 17:27:59 | カントリーウオーク
 2014年11月23日(日)

 暖かな好天に恵まれた勤労感謝の日、山浦敬子さんが春秋2回ずつ実施している「アー
トウオークセラピー」、今年の最終回に参加した。

 集合は、10時に京浜急行久里浜線の終点、三崎口駅。10時13分発横須賀駅行きバ
スに乗り、一騎塚バス停で10時34分に下りた。
        

 今回歩くエリアは、横須賀市の南西部、須軽谷(すがるや)集落の周辺である。

 三浦海岸駅に向かう県道214号を少し進み、武山住宅内の道路から南側の台地、林三
丁目に広がる農地に向かって上がる。

 大きな鶏舎の横を過ぎた辺りから、畑の縁にクコの木が続き、花と実がたくさん付いて
いた。私は口にしなかったが、赤い実でも甘いのと苦いのがあるようだ。

 台地のピークの標高は50m前後だが、気持ちよい展望が広がり、東方の武山中の背後
には三浦半島の最高峰、武山(200m)周辺の稜線やアンテナなどが望まれる。


 西には相模湾に浮かぶたくさんのヨットが、その右手に目をこらすと、かすかに冠雪し
た富士山の上部が認識できた。



 周辺の畑には、キャベツやブロッコリー、大根などが多く、起伏の多い丘陵のあちこち
に残る広葉樹林は、初冬の彩りを見せる。



 農道を少し入り、ご夫婦が作業をしているキャベツ畑の上でスケッチタイムをとり、そ
れぞれが思い思いのポイントを描いた。
    

    
 直前に見た、大きな葉っぱの野菜↑は何だろうかとかと、下の畑のご夫婦に訪ねたら、
カリフラワーとのことだった。ご夫婦は、二毛作の次の種を蒔いているという。




 さらに農道を回り込み、相模湾や眼下の畑などの展望を楽しみながら昼食後、同じ場所
にて今日の記念撮影をする。
    

 農道から稜線上の公道に戻り、Y字路を折り返すように北東方向への道に入る。
    
 複雑に根のからんだ常緑広葉樹林の間を抜けるところに、古い庚申塔が並んでいた。


 林を出た天王谷集落の民家のそばに、自然のままの池があり、カルガモの家族や大きな
コイが、気持ちよさそうに泳いでいる。


 民家の柿の木に、実を採ろうとしたらしいリスがいた。我々の姿に気付きあわてて池の
向こうに飛び降りたが、カメラに捉えることは出来なかった。その民家には、直径15㎝
以上もありそうな、ユズのような実も数個実っている。
    

 県道214号を横断し、須軽谷集落の畑を貫く道を北東に進む。東側斜面の木々は、と
ころどころに紅葉の彩り。


 眼下のキャベツはよく育ち、土の見えないほどビッシリと並んでいた。
 

 車道に出て、近くの神社に向かって斜面を上がったが、ミカン畑があり行き止まり。ど
うも南側の樹林の中のようだが見えないので、近くの小道を南西に下り、須軽谷の中心に
ある法道寺に行く。



 谷地の斜面下にあり、ひなびた本堂の静かなたたずまいの寺。本堂や庭などを眺めてい
たら、不審そうにご住職が顔を出された。

 この歩きの目的などを話したら、寺の沿革をはじめ、先ほど探した神社の場所、神社が
明治の神仏分離令以前はこの寺と一帯だったこと、地域の人達との結びつきを高めるため
に色々な催しを企画し、子どものときから寺との関わりを深めてもらうよう努めておられ
ることなど、お話しいただいた。

 さらにそれら企画の一環で設けたという、背後の小さいお稲荷さんのお堂にも案内して
いただく。
        
 竹の多い斜面をジグザグに上がると、小さなお堂にお稲荷さんが祭られ、そばのジュウ
ガツザクラの若木が開花していた。
        

 4月22日の祭りには、子どもたちもたくさん来て賑わうという。

 思いがけぬ対応をいただき、トイレを借りたら缶入りのお茶まで頂き、感謝して寺を出
る。暖かいのか墓地の一角では、早くもスイセンが花を開いていた。
    

 寺のそばに、たくさん実をつけたミカンの木があり、集落の周辺にも幾つかのミカン畑
が見られた。


 ご住職に教えてもらった道を、扇山集落を抜けて北に進む。集会所の横を入ると、うっ
そうとした常緑広葉樹林に囲まれた八幡神社があった。午前中に行き止まりで戻った道の、
南側すぐのところだった。
     

 社殿の右手、屋根掛けの中に枯れた古木が立っている。天王谷集落の鎮守だった八坂神
社境内にあったご神木で、明治41年(1908)にここ八幡神社に合祀されたときには、
すでに枯れ木で立っていたとか。それを現在地に移して祭ったものという。
     

 石段を上がって参拝後、拝殿前でゆっくり休憩して、Kさんが昨秋のこの歩きでやまさ
んに勧められて6月に歩きに行った、イギリス湖水地方への単独行での経験などについて
伺う。それにしても今回も、やまさんの姿が無いのがさびしい。

 今日の歩きはここまでとして、車道を北西に400mほど進む。途中の民家に、アケビ
に似たムベがたくさん実をつけていた。
    

        
 ゴールは県道214号とのT字路際の宮ノ里バス停。14時30分に着き、3分後のバ
スに乗り、京浜急行の三浦海岸駅から帰途につく。


(参加 6人、天気 快晴、距離 4.5㎞、地図(1/2.5万) 浦賀、歩行地
 横須賀市 歩数 8,400)


 ちなみに、三浦海岸駅から乗った14時49分発の上り快特青砥行き電車は、京浜急行
では珍しい黄色の塗装車だった(横浜駅にて撮影)。


 この車両は、京浜急行電鉄が5月1日から運行を開始した「KEIKYU HAPPY
 TRAIN」(京急ハッピートレイン)と呼ぶただ1編成だけの車両で、「HAPPY
になる電車」をコンセプトに、新1000形の1編成(8両)だけに「幸せ」をイメージ
した黄色の塗装を施したもの。

 ところが、この「しあわせの黄色い電車」が、西武鉄道の車両に似ているという声が多
かったことを受けて、京浜急行が西武鉄道にコラボを提案し、西武鉄道でも、京急電車の
シンボルカラーである赤い車体に白のラインのカラーリングを施した車両1編成が、7月
19日から西武池袋線と狭山線で運行されている。

 私たちが乗車した車内の、吊り広告や壁面上部の広告も、全部西武鉄道の広告だった。

 乗車した私たちも やまさんも、そしてご覧いただいている皆さんも、ハッピーになれ
るよう期待したい!。




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