あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道にある休憩所⑤

2010-09-21 22:31:13 | 四国遍路あれこれ
 3月9日(火)、37番岩本寺から足摺岬の38番金剛福寺へ向かう約80㎞の長い
道のりの途中、黒潮町の景勝地、鹿島が浦から佐賀公園を抜けて白浜海岸を通過
します。

 白浜海岸にあった東屋。午前中の雨で、海には白波が立っています。


 足摺岬東岸に入って、久百々(くもも)から大岐の浜に向かう途中の遍路道に、新
しい休憩所がありました。地元の県立中村高等技術学校が寄贈したものです。

 少し先を国道321号に下ると、間もなく大岐海岸です。

 足摺岬の東岸、最初の漁港のある以布利から、海岸と林間の遍路道を抜けて、少
し先にあった休憩所。


 次の漁港、窪津を過ぎて入った、県道27号の急カーブ点に、そばの民家の方が
管理されている、宿泊も出来る「おへんろさん休憩所」。


 休憩所の内部です。

 右手奥には、宿泊者用の畳が敷いてありました。

 足摺岬の38番金剛福寺への参拝を済ませ、岬の西岸に回って3㎞前後の臼婆
(うすば)に、ヘンロ小屋足摺20号があります。

 「ここ臼婆は、日本の海岸で唯一、黒潮が接岸するところ」と、休んでいたときに
来て説明してくれた男性が、教えてくれました。 

 土佐清水市街を西に抜けて、番外霊場月山神社をめざします。国道321号を進
み、「道の駅めじかの里土佐清水」の敷地内にある、ヘンロ小屋土佐清水35号。

 出来上がって間もない小屋ですが、この日は風が冷たく、吹き通しのよい小屋で
休んでいると、よく晴れているのに寒く感じました。
 
 すぐ近くの景勝地・竜串(たつくし)の民宿に泊まり、翌3月12日(金)朝は、土佐
清水市の西端に近い叶崎(かなえさき)から大月町に向かいます。

 断崖を見下ろす、叶崎展望台の東屋。左手400mほどに叶崎灯台があります。


 2㎞余り先、大月町大浦の「土佐サンゴ発祥の地」碑のそばにある東屋。手前左
のサンゴを持つ少女の像が、その碑です。


 大浦漁港を眼下に見下ろすところに立つ、ヘンロ小屋14号大浦。右手の赤い柱
は火の見やぐら。この先、向こうに見えるの墓地の横の遍路道を上がって行きます。


 番外霊場月山神社にお参り後、10㎞余りで国道321号にある「道の駅大月」へ。
ここにははヘンロ小屋9号大月があり、バス待合所としても利用されています。


 役場などのある大月町の中心街を抜けたところに、壁面も屋根も全部竹製の、ヘン
ロ小屋2号大月が。道の駅で休んだ後なので、ここは休まず通過しました。


 大月町から北へ、高知県西端の宿毛市に入り、小筑紫の幾つかの集落を通過して
「道の駅すくも」へ。敷地の片隅に立つ、神殿のようなヘンロ小屋10号すくもです。


 宿毛市の中心街を東に抜けて、39番延光寺に向かう国道56号の、松田川の橋
際にある、ヘンロ小屋33号宿毛。


 39番延光寺で高知県内の霊場巡りを済ませ、高知・愛媛県境の松尾峠を越えて
愛媛県愛南町に入りました。

 一本松の町並みを抜けて札掛け宿を過ぎ、上大道の県道299号沿いに、最近出
来たらしい新しい休憩所が。背後(右)には、立派なトイレもありました。

 
 休憩所の内部、この日、3月15日(月)は雨が降っていて、ちょうど正午近くだっ
たので、ここで昼食をしました。

       (続く)
コメント
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