あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道にある休憩所④

2010-09-17 22:27:28 | 四国遍路あれこれ
 3月3日(水)、28番大日寺に向かう途中、香南市(こうなんし)の「道の駅やす」
で昼食を済ませました。

 国道55号から北側の旧道に入り、間もなくのところにある、ヘンロ小屋8号香我美
(かがみ)。

 昼食地から2㎞足らずなので、寄らずに通過しました。

 28番大日寺のお参りを済ませ、物部川を渡って香美市(かみし)へ。29番国分寺
へ向かう遍路道にある、ヘンロ小屋28号松本。ここにあった松本大師堂が老朽化
したため、ヘンロ小屋を兼ねて再建されたのです。

 奥が大師堂で、手前両側に椅子があって休憩できるのです。このようなタイプの
ヘンロ小屋は初めてです。 


 上の大師堂から500m余り先にある、森本畳製作所の南国倉庫の一角が、お遍
路休憩所として利用できるようになっていますが、私はいつも先を急いでいて、まだ
立ち寄ったことはありません。


 29番国分寺から西へ、高知市街へ向かいます。国分寺のある南国市の西端付
近にあるヘンロ小屋5号蒲原(かんばら)。ここは、いつも休ませてもらっています。


 高知市内の5つの霊場と、土佐市最初の35番清滝寺を回り、土佐市街を抜けて
36番青龍寺(しょうりゅうじ)を目指します。

 県道39号を進んで、塚地峠への上り口にある塚地公園の東屋(あずまや)。

 ここでもいつも休憩しており、初回の時には、車で来ていた奥様から、お茶やお菓
子のお接待をいただいたことを思い出します。

 塚地峠か塚地トンネルを抜けて、宇佐大橋を渡り、宇佐湾に沿って進むと、「四国
のみち」の古い東屋が県道7号沿いにあります。

 36番青龍寺までは1.3㎞です。

 今回は前回同様、青龍寺から打ち戻って、浦ノ内湾北岸の県道23号を進むことに
しました。宇佐大橋を戻って県道23号に入り間もなく、宇佐市の外れにあった遍路
休憩所。漁業関係のものでしょうか、要らなくなった古い建物を活用したようです。

 休憩所の内部。畳が2畳敷いてあり、お遍路さんの宿泊も可能です。


 隣の須崎市に入って浦ノ内湾北岸を西に向かいます。浦の内小の先500m余り
先に出来ていた、お遍路休憩所。

 屋根のテッペンはボートでしょうか、廃船の小舟を活用した、ユニークなもの。

 浦ノ内湾の西端に近い浦の内中の先で、遍路道は仏坂経由の県道314号回りと、
押岡川に下る県道23号経由の2つがあります。

 今回は県道23号へ。押岡川沿いに出て間もなく、ヘンロ小屋17号須崎があった
ので、雨が降っていたこともあり、ここで昼食をしました。

 小屋の中には、お接待のミカンなどが置いてありました。


 須崎市を抜けて、中土佐町に入ります。久礼(くれ)の町並みから先は、土佐往還・
そえみみず遍路道と、大坂谷川沿いを進む大坂遍路道とがあります。

 今回は、初めてのそえみみず遍路道へ。JR土讃線の土佐久礼駅の手前から、川
沿いに少し進んだところにあった遍路休憩所。近くの民家の方が作ったものでしょう
か…。


 さらに少し進み、車道を離れてそえみみず遍路道の上り坂にかかるところに、最近
完成した、ヘンロ小屋そえみみず酔芙蓉31号。

 右手すぐ先から、そえみみず遍路道の急坂が始まります。

 そえみみず遍路道から標高287mの七子峠に下り、四万十町に入ります。七子峠
から3㎞余り先の国道55号沿いに、「影野のお雪椿」と呼ぶツバキの古木が立って
いて、その傍らに「東屋雪椿」が出来ていました。


 四万十町(旧窪川町)の中心街近くにある、37番岩本寺への参拝を済ませると、
足摺岬にある次の38番金剛福寺までは80㎞余りの長丁場となります。

 岩本寺から10㎞ほど先、国道55号際の佐賀温泉のそばに、これも初めての、
ヘンロ小屋13号佐賀がありました。

 この日(3月9日(火))はかなりの雨だったので、岩本寺近くの旅館を出て2度目
の休憩をしました。

 この時、佐賀温泉は改築工事中でしたが、8月中には完成するとのことだったの
で、現在は営業しているはずで、ヘンロ小屋のそばに足湯も出来るとのことでした。
       (続く)
コメント
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