あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道にある休憩所②

2010-09-08 21:35:45 | 四国遍路あれこれ
 台風9号の影響で、わが所沢市も明け方から3週間ぶりの雨となり、たっぷりした
おしめりとなりました。気温も日中は25度まで上がらず、久しぶりの暑さから解放
されホッとした1日ですが、また明後日辺りから暑さがぶり返してくるのでしょうか…。

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 20番鶴林寺(かくりんじ)から急坂を下り、那賀川の水井橋を渡って標高520m
にある21番太龍寺を目指します。若杉谷川沿いの遍路道の途中、若杉谷遺跡の
説明板のそばにある「四国のみち」の古い東屋(あずまや)。


 21番太龍寺から東へ下り、22番平等寺への道、県道28号を離れて大根峠へ向
かう阿瀬比交差点のそばに設けられたヘンロ小屋2号阿瀬比。


 22番平等寺を過ぎ、県道284号から国道55号へ。番外霊場弥谷観音への
入口近くの国道際には、ヘンロ小屋3号鉦打(かねうち)が。

 この先1㎞ほどで、23番平等寺への遍路道は、国道55号経由と、海沿いの県
道25号経由の2つに分かれます。今回は、県道25号へ回りました。

 県道25号を阿南市から美波町(旧由岐町)に入り、JR牟岐(むぎ)線が近くな
ったあたりに、由岐坂(ゆきさか)休憩所が出来ていました。美波町で造ったよう
で、この先にも前回無かった新しい休憩所が3つあります。 


 JR田井ノ浜駅の先、田井ノ浜を見下ろす景勝地に設けられた休憩所。道路の左
が田井ノ浜海岸です。


 次の家並みが続く木岐(きき)の漁港沿いに回って、白浜の近くにある休憩所。

 そばにトイレもあり、上に上がって港を眺めながら休憩できます。

 一時県道を離れて、海沿いに広葉樹林の中を回り、再び県道の高見に出ると、間
もなく山座峠。かわいらしいこの山座峠休憩所の左手から、林間の遍路道を恵比寿
浜に向かって下ります。


 下った恵比寿浜に設けられた恵比寿浜休憩所。


 恵比寿浜を経て、岩山が荒波に侵食された奇観、恵比寿洞を過ぎると、波切不動
尊が祭られた恋人岬。東屋があり、岩に砕ける荒波などが見下ろせます。


 23番薬王寺の次は、室戸岬の24番最御崎寺(ほつみさきじ)まで約75㎞の長丁
場となります。別格4番鯖大師を過ぎて、JR牟岐線浅川駅と阿波海南駅の間、国道
55号にあった休憩所。横に水飲み場も設けられています。


 JR阿波海南駅の手前、国道55号に面したヘンロ小屋1号香峰。平成13年
(2001)に出来た最初のヘンロ小屋で、奥にトイレもあり、私が立ち寄ったヘンロ
小屋の中で、設備も1番整っていると思われますが、今回はなぜか、入口に鍵が
かかって入れませんでした(2月27日(土))。

 そこで、手前にあったベンチ(ザックのあるところ)を借りて昼食をしました。

 この建物の施主・野村カオリさんのことを記した説明板。


 JR牟岐線の終点で、接続する阿佐海岸鉄道阿佐東線の始発駅、海部(かいふ)
の駅前にあった海部駅前休憩所。


 海部駅前から600mくらい先、緩やかな坂を上がったところに完成したばかりの
ヘンロ小屋39号NASAがありましたが、まだオープン前で綱が張られていました。

 この小屋は、3月6日(土)に落成式があり、現在は利用できます。

 今回、ヘンロ小屋を幾つか紹介しましたが、このヘンロ小屋造りを支援する『「四国
八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会』のウェブサイトは、以下をご覧下
さい。 → 四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会   

 ヘンロ小屋39号NASAの先から、国道55号を那佐湾と呼ぶ広い川のような感じ
の湾を2㎞ほど進み、その先の那佐の家並みの一角にあった森永乳業の特約店「か
いつミルク」の店の一角が、遍路休憩所になっています。


 かいつミルクの店の内部。不在でしたが無人販売の牛乳を購入し、のどをうるおし
ました。


 徳島県最後の町、海陽町(旧宍喰町(ししくいちょう))の、宍喰川の橋の手前にある
ヘンロ小屋6号宍喰。

 室戸岬に向かうには、国道55号の左側(海側)を歩くので、反対側にあるこの
ヘンロ小屋は、いつも寄らずに通過しています。 (続く)
コメント
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