あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

町田・小山内裏公園近辺の散策(東京)

2010-04-03 22:29:58 | 江戸・東京を歩く
 首都圏のソメイヨシノが見ごろとなった今日、4月3日(土)、地図を見ながら
歩く会の例会で、東京・町田市郊外の小山内裏(おやまだいり)公園周辺の
春を訪ねました。

 スタートは、京王相模原線の終点、橋本のひとつ手前、多摩境駅。駅の周
辺は新しいビルが増えつつありますが、東側の桜並木の斜面を下ります。


 このあたりは、小山町の一角にわずかに残る自然、「片所谷戸」と呼ばれ、遊
歩道が設けられているので、そこへ入ってみました。


 どこからか種が飛んできたのか、谷戸のあちこちにはナノハナやショカッサイが
花を見せています。


 斜面林の下部には池があり、その周辺には、斜面から湧き出た小さな流れが、
くねくねと流れ、6月になるとホタルが飛び交うとか。

 この貴重な自然を守るため、「小山のホタルと自然を守る会」というグループが
保護活動に尽力されているようです。

 木々の芽吹き前に目立つ、キブシもあちこちに咲いていました。 


 鉄分が多いのか赤っぽい流れの一隅には、クレソンが花を見せています。


 大きなヤマザクラも、あちこちで咲いていました。


 オオシマザクラの大木も、ちょうど花の見ごろ。


 この花は、何という木なんでしょうか?


 この付近や、西側の八王子市の山林にしかないという、それも100本前後しか
ないという貴重な桜、ホシザクラというのが咲いていました。

 ちょうど来られていた、「小山のホタルと自然と守る会」の事務局長さんから、
ホシザクラと似ている桜の見分け方や、ホシザクラの子株の保護育成している
ことなどを説明していただきました。

 遊歩道の片隅に咲き出したのは、花は1輪ながらニリンソウのようです。


 片所谷戸から北側の台地に上がって小山内裏公園に入り、公園の南側を等高
線に沿って走る遊歩道を西に向かいました。

 この道は、戦時中は「戦車道」と呼ばれる軍用路として使われたようです。

 遊歩道には桜並木が続いていますが、ソメイヨシノではなく別の桜でした。


 下車した多摩境駅のすぐ北側上部あたりからは、少し霞んではいますが、橋本駅
周辺の市街地の向こうに大山や丹沢山塊が望まれました。


 さらに進んで、今日のもうひとつの目的地である、標高182.3mの三等三角
点を探したところ、遊歩道のすぐ西側の高見の広葉樹林で見つかりました。


 そばにベンチがあったので昼食をしてから、小山内裏公園の西端まで進み、
林間を北東に延びる津久井往還と呼ぶ古道に入ります。

 この道は、都内・世田谷区三軒茶屋まで通じていたとのことです。

 公園の北西端には、大田切川の源流になっている大田切池というのがあり、
上高地の大正池を思わせる、立ち枯れの木が残っていました。


 本日の行程はこのあたりで終りとして解散となり、多くの皆さんは近くのバス停
から、私など何人かは歩いて隣駅の京王相模原線南大沢駅に向かいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする