カントリウオーク大和田（さいたま市）

　２００７年１２月９日（日）


　
　埼玉県内を中心にカントリーウオークを楽しむグル
ープの第１４９回例会は、東武野田線大和田駅集合
で開催された。

　今日は昼食地で、年末恒例の芋煮会がある。

　参加者１９人は、５組に分かれ１０時３分にスタート
した。好天で風もなく、１２月とは思えぬ暖かな日より。

　わがグループは踏切を越え、野田線の線路に沿っ
て東に向かい、まず本堂前に立つ大イチョウの黄葉
がみごとな、蓮沼の正福寺に寄る。

　境内にはムクロジの大木もあり、葉の落ちた枝に、
羽根つきの玉になる実がたくさん付いていた。

　背の高いユズリハも目につく。門前には、坂東四国
供養塔や、六地蔵をひとつの石に刻んだ念仏供養塔
など、古い石碑が並んでいた。

　近くの民家のコブシの木は、もう芽がかなりふくらん
でいる。りっぱな長屋門のある旧家、松沢家の前には、
ミカンとユズが鈴なり。屋敷林の残る一角で、アシタバ
が青々と育っていた。

　少し先に、ビニールハウスが３棟ほどあり、中をのぞ
くとシクラメンの鉢がたくさん並んでいる。

　中には、淡いピンクや薄黄色の珍しい花びらのもの
もあった。

　県道２号に出て、スーパーヤオコーで昼食の芋煮会
用の、缶ビールなどを仕入れる。

　大谷中の南側を回り、３０棟余りの集合住宅が並ぶ
大宮七里団地を北に抜けた。

　新堤の住宅地を東に進むと、堤防の遺構のようなと
ころに雑木林が残っている。

　「大谷自然緑地」の説明板があり、さいたま市の自然
緑地だと記されていた。その一角にあった稲荷神社で
小休止し、水分補給をする。

　七里小の南に回って県道６４号を横断、冬にしては
水量豊富な見沼代用水東縁に出る。ススキの白い穂
が風になびく雑草地の南に、昼食地の七里総合公園
があり、１１時５０分に着いた。

　ほかのグループはすでに到着し、小さい人工の滝
の横で、芋煮の準備が始まっている。

　持ち寄った芋煮の材料や漬け物、ユズ、湧かして
きたお湯のポットなどが並び、３台のバーナーに火
がついた。

　コッヘルに、サトイモ、ゴボウ、ネギ、肉団子、油揚
げなど、縁までいっぱいに材料が入れられ、ほどよく
煮立ったところで味噌で味付けし、芋煮が出来上がる。

　待ちきれない人はその前に、かたわらで缶ビールを
空け「カンパーイ！」。

　「出来たぞー」の声でコッヘルの回りに集まり、熱々
の芋煮をお椀に入れていただく。毎年恒例のものだ
が、こういう場所で食べる芋煮の味は格別である。

　ワインや日本酒も開けられ、ミカンの配給なども
あり、後半にはうどんやきりたんぽも入る。

　少し風が出て冷たくなったが、寒さを忘れて三々五
々の固まりで話がはずみ、年の瀬の催しを楽しんだ。

　何杯もおかわりをして満腹となり、ゆっくりした後、
ミーティングし、記念撮影をして、１４時２３分に出発
する。

　七里総合公園の細長い池に沿って南端まで行き、
車道を少し西へ、加田屋川沿いにある大谷ホタルの
里公園に入る。

　流れに沿って広葉樹林下の落ち葉道を南へ進み、
大きな本堂の西福寺に上がった。


　境内にある、ふるさと自然歩道の東屋(あずまや)を
囲むように、まだ残るモミジやドウダンツツジなどが、
きれいな彩りを見せている。


　見沼田んぼに残る田んぼを左に見て、さいたま市
営霊園の南側に回り、霊園の西端付近から東新井
の屋敷林と畑の残る旧道に入る。

　かつての岩槻城に通じる古道沿いに、古いお堂の
十王尊があった。

　道路際に葉の落ちた大イチョウがあり、下にギンナ
ンがいっぱい。樹齢は２５０年以上と推定され、高さ
２５ｍ、幹回りは３．５５ｍあるという。

　何人かがギンナンを拾い、用意したビニール袋に
入れる。東側のイチョウはまだ葉がついていて、黄
葉の大枝が青空に映える。

　さらに南に向かい、県道２１４号を横断して、集合
住宅の並ぶ東新井団地の南端にある、海老沼中央
公園に１５時５５分に着いた。

　予定より遅れ、夕暮れが迫ってきたので、ここをゴ
ールとし、再度小ミーティングをして散会する。

　各々、さいたま新都心や大宮方面へ歩いて向かっ
たり、そばの東新井団地バス停からバスに乗ったり
して帰途についた。

　私は、中川の住宅地の南側から障害者交流センタ
ー、大原サッカー競技場横を経て、１７時１０にＪＲ
京浜東北線さいたま新都心駅に着いた。

（天気　晴、参加　１９人、距離　９㎞（さいたま新都心
　駅まで１３㎞）、地図(1/2.5万)　岩槻、浦和、歩行地　
　さいたま市見沼区）