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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

「地図と測量のフェスティバル」

2006-06-04 23:31:55 | 地図
 きょう6月4日は「虫歯予防の日」で知られていますが、きのう6月3日が
「測量の日」だったというのはご存じでしたか。

 測量法が昭和24年(1949)6月3日に公布されたことから、平成元年
(1989)に決まったものです。

 測量の日にちなみ、毎年6月第1日曜日に、茨城県つくば市の国土地理院で、
『地図と測量のフェスティバル』が開かれますが、今年は今日、6月4日です。

 地図愛好者の会の例会で、私もこの催しに参加して来ました。

 つくば市に向かうため、昨年夏に開通した「つくばエキスプレス」に初めて乗り
ましたが、時速120kmくらいかと思われる快速電車は、北千住から34分で
終点つくば駅に到着します。高架の区間が多いので、かなりのスピード感でした。


 つくば駅からは無料の送迎バスで10分足らずで国土地理院です。12時を
過ぎていたので、まず食堂に直行しました。

 ところが食堂はいっぱいの人、注文したカレーライスはすぐに出来たのですが、
スプーンが足りません。はしでカレーライスを食べましたが、最後のご飯を
すくうのには、やはりスプーンの方が扱いやすいですね。

 腹ごしらえをしてフェスティバル会場へ。野外の芝生地でいろいろな展示をして
いました。


 測量用航空機「くにかぜ号」が公開され、中に入って見られます。軽飛行機です
が、地球を約5周する22万3千kmも飛行しているようです。


 新旧いろいろな三角点や水準点が幾つも並んでいます。




 近くには実際に使われている最新の測量点・電子基準点もあります。


 少し先に、高さ30mくらいあろうかという塔が見えます。塔の下に行って
みたら「筑波基準点」標石が埋め込まれていました。地理院の人に聞いたら、
地形図に記載されている標高25.7mの1等三角点だということでした。


 さらに先では、巨大なパラボラアンテナが回転しています。直径32mも
あり、VLBIアンテナと呼ばれるものです。


 ほかに野外では、地図の見方を学ぶオリエンテーリング大会、紙飛行機を飛ば
して飛距離を最新の測量器械でミリ単位まで計測するとか、歩幅で距離を測る
歩測大会なども開催されていました。

 構内にある博物館「地図と測量の科学館」でも、様々なイベントをしています。

 見本の日本地図を見ながら日本列島を一筆(ひとふで)書きすると、コンピュー
タが採点してくれます。子どもたちに混じってSさん、Tさん、Uさん(写真)も挑戦
しました。採点結果はどうだったんでしょうか。


 2階の展示場では、「地図で知るふるさとつくば」というテーマで、江戸時代の
つくばの古地図がたくさん展示されていました。

 2時間近く見てイベント会場を出ました。帰りの送迎バスに乗る皆さんと別れ、
私は一人で市内をもう少し歩いてみることにしました。〈続く〉

コメント (2)
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英国・コッツウオルド・ウェイ(南部)とその周辺2

2006-06-04 21:45:24 | 英国のウオーキング
2005年6月7日 =バース市内をめぐる=


 郊外のウオーキングからバース駅前(写真)に戻り、18時までフリータイムと
なる。男性隊員6人で、バース市内の観光地めぐりをすることにした。



 バスセンターの北北西、繁華街の中心に、ローマンバス(Roman Bath)の建物
がある。バースの世界文化遺産の中心ともいえるもので、古代ローマの大浴場
跡。18世紀に上流階級の保養地として栄えたジョージア王朝時代のものらしい。
入場料は約10ポンド、時間もないので内部には入らなかった。(下の写真)


 近くにあるツーリストインフォメーションセンターと書店で、地図やパンフレット
の有無を確かめる。

 各地のインフォメーションセンターで、どんなサービスをしているのかを
調べるのが、今回、私に与えられた役割分担である。


 長い尖塔の立つ教会の前を北に、エイボン(Avon)川沿いに出る。

3段の低いダムの上に、屋根のかかった3連アーチの珍しい石橋があった。
プルトニー橋(Pulteney Bridge)と呼び、建造は1774年。バース名所の一つ
である。

 世界で2本しかないという、橋の上に商店が並ぶ珍しい構造の橋で、商店の
間はバスなどの通る車道になっている。

 橋の西側から北西に、古い町並みを進んで少しずつ高度を上げる。ザ・サー
カス(The Circus)というロータリーを西に抜けると、幅200mくらいあろうか、
大きな弧を描いて建つ4階建ての古い建物が見えてきた。
 
 ロイヤル クレッセント(Royal Crescent)と呼ぶ石造りの建物で、1775年の
竣工。世界で最も美しい集合住宅とも呼ばれ、18世紀ジョージア王朝建築に
おける傑作の一つだという。


 建物の南側は広い芝生の公園になっていて、たくさんの人々が憩いのひと
ときを楽しんでいた。

 芝生を西に抜けて南側の国道に出る。東南に向かう車道を通って、17時
15分に駅前のバスセンターに戻った。

 もう一度水路沿いを逆行してユースホステルに向かう。水路では、先ほどから
閘門の開閉作業をしていた女性2人がまだ作業を継続していた。

 住宅街からLocksと呼ぶナショナルトラスト地の横を上がり、今日、明日の宿
であるユースホステルに着いた。
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