魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

星座地域

2014年08月02日 | 占いばなし

木星が去ったカニ座は、祭りの後始末に追われている。

中国の精肉業者の事件は、カニ座の業会=飲食、スーパーへのダメージが想像以上に大きい。また、この事件そのものが、中国の内部抗争の表出でもあるようだ。
この1年、中国の行状の裏にあったものが、修復されているのかも知れない。

大阪府警は、犯罪件数を減らすためにサバを読んでいたことがばれたら、やっぱりワーストワンだった。当時府知事だった橋下市長が謝罪。大阪、橋下市長ともにカニ座。警察はサソリ座。

様々な問題のあった『すき家』は、春から自主的に外部労働環境調査委員会を立ち上げ、報告を受けて社長が反省。
お手盛りで反省の姿を見せ、イメージ回復に反転攻勢をかけるつもりなのだろう。

大阪と中国
中国の留学生が、「大阪に来ると中国に帰ったような気がする」と言っていた。
大阪は古代から国際都市で、中国とは直接交流があったと考えられる。大阪弁のイントネーションや、商売とお笑い文化は、恐らく中国人の直接の影響だろう。

根拠は何も無いのだが、西日本から裏日本全域は紀元前からの朝鮮半島渡来人がベースで、比較的交易が盛んになってきてから(たぶん平安期以降)関西に中国文化が集中したのではなかろうか。比較的狭い関西弁の地域や、さらに、大阪限定の文化を見ているとそう思う。

また、カニ座の影響の出る時が、中国と大阪で一致することを見て、ますますそう確信するようになった。

京都、大阪、江戸
かねて、江戸っ子と中国人は似ていると思っているが、コアな江戸っ子は元来、江戸幕府により、大阪から移された人々で。今でも、浪速っ子と江戸っ子には気合いの似たところがある。

京都、大坂、江戸の関係は、気質は大阪=江戸で、気位は江戸=京都。同じ関西でありながら、京都と大阪は互いに全く違うと思っている。
大阪と京都で共通する関西弁も、京都の関西弁は貴族の先進文化かぶれから始まったものだろう。ベースとなる農村部とでは、かなり言葉も習慣も異なる。

最も京都らしいと思われている花街こそ、実は最も関西らしからぬ所と言えるかも知れない。今の東京で言えば新宿のような所だろうか。

京都を星座で天秤座と見るのは、日本と同じ、「吹きだまり」だからだ。日本は、世界の文化の最果てに当たり、あらゆる歴史文化が寄せて来て、消えることなく、溜まっている。
その日本の中にあって、京都もあらゆる文物の集約点だった。つまり、文物総合の開花地点だ。

天秤座は、牡羊座の対局、始まりからの到達点を表す。
180゜の天秤座で羽化し、別のものとして折り返す所だ。
東京が天秤になれないのは、まだ京都ほど「価値」を生んでいないと言うことだ。

東京は天秤の手前の乙女座で、「仕事場」を表す。
京都も様々な製造をしてきたが、製造の大阪など、周辺に様々な機能を分散していたために、京都での製造は付加価値製品に限定され、ますます美の天秤座が磨かれた。
東京も、付加価値製造だけに限定していけば、将来は天秤座に到達するかも知れない。