魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

春雷の音

2012年06月27日 | 星の流れに

6月25日から、不幸の土星は天秤座の22゜で順行を始め、天秤座日本の苦難が再会した。日本漁船がロシアに拿捕されたり、台湾船が尖閣沖を航行したり、原発再開や消費税法案など、雲行きが怪しい。

日本の苦難と、民主党政権は奇しくも一致している。
2009年9月30日、民主党圧勝で政権交代が起こった。この時、木星は水瓶座で、日本には吉角であり、水瓶座の総理が誕生し、何か良いことが起こりそうな雰囲気はあったが、雰囲気だけで終わった。
その直後、10月30日に土星が天秤座入りし、翌1月に、木星が水瓶から去ると目も当てられない惨劇が始まった。

しかし、民主党政権誕生時は、土星はまだ乙女座の22゜であり、嵐の前の静けさに、水瓶の木星の陽が差していたが、やはり確実に、胎動は始まっていた。
今、天秤座の22゜で、日本は土星3年間の最終章が始まっているが、同時に、サソリ座への胎動も始まっている。

まもなくサソリに土星が移るが、天秤座の時ほどひどくない。天王星に揺さぶられているわけでも無いし、海王星や冥王星から目に見えない支援がある上、途中からカニ座の木星で大いに助けられる。
サソリ座は朝鮮半島だが、銀行やエネルギー、マンガや玩具、風俗産業、暴力団なども意味する。

土星は不幸の星だが、宗教や哲学の星でもある。
冬が無ければ春は来ない。寒さが蕾を開かせる。人間も試練があってこそ気づきがあり、哲学が芽生える。
日本企業は円高で再び体質強化したし、日本人は原発と政治の現実を知った。

7月3日、火星が天秤座に入り、短期的にではあるが、日本は言うに及ばず、再び世界中が混乱に巻き込まれる。木星の角度は悪くないから、せいぜいオリンピックの熱狂程度で終わって欲しいが、それだけでは済まないだろう。

この夏、まだ日本に春は来ないが、土星の冬が去れば、至る所で「サクラ」が咲き始める。

はーるよ来い