魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

政治家 2

2010年12月06日 | 自動車人間学

政治家1」で、現政権を「自動車人間」で見てみた。
では、「ガソリン、ハンドル、ボディー」はどうだろう。

ガソリン
小泉純一郎、橋下徹、辻元清美、稲田朋美、森ゆうこ、浜田幸一
レーガン、スカルノ、ヒトラー、金日成、盧武鉉、金大中、李明博

ハンドル
細川護煕、平沼赳夫、枝野幸男、蓮舫、河村たかし、高市早苗、田中真紀子、白州次郎、ケネディ、ブッシュJr.、金正日

ボディー
吉田茂、大平正芳、宮沢喜一、土井たか子、鳩山由起夫、石原伸晃
片山虎之助、亀井郁夫、ゴルバチョフ、B.クリントン

こうしてみると、極めてハッキリ傾向が現れる。

ガソリンは、熱狂的な支持者を生む。臨機応変で、庶民が感じているタイムリーな話題を、インパクトのある言葉で叫び、感情を刺激し、状況の波に乗る。しかし実際は、脈絡がない。

ハンドルは、反骨精神の筋道論者だ。権威や既成概念に抵抗し、攻撃に過剰反応し、反撃には熱心。分析分類が好きなので、枝野、蓮舫の仕分け人はピッタリ。反骨精神の鬼は金正日だ。

ボディーは、どう思われるかを常に考えている。お体裁屋で、好人物オーラを出し、あまり嫌われることがない。最終責任者が別に存在する方が成功する。吉田茂にはGHQ、ゴルバチョフの共産党、土井たか子は良い子になれる野党の立場。クリントンの場合、アメリカ国民が最終責任者ということか。失敗例は野党でものを言った鳩山由起夫。

どのタイプであれ、タイプによる善悪はない。しかし、ボディーはルーピーになっても悪人にはならないし、ガソリンは敵味方(好き嫌い)がハッキリする。ハンドルはあえて悪役を選ぶし、悪役であることを恐れない。

悪の枢軸
金正日に世界が振り回されているのは、ハンドルとして、悪役を恐れないだけではなく、ハンドルの特徴である、先ず「最悪の事態」から考えるところから出発するからだ。

ハンドルは土壇場と乱世に強い。ものごとを悲観的に考えるから、平和な時には、むしろ何もできないが、予測不能の乱世には、あらゆる事態に対処が可能になる。常に、最悪の事態が見えたら、安心してようやく動き始める体質だ。

したがって、金正日は、わざわざ、最悪の事態を自ら作り出すことによって行動を起こしているわけで、平和思考、幸福思考の人には「予測がつかない」ことになる。仮に対応策を打ち出しても、既にそれは始めから計算済みだ。ただし、想定外の事態にはアワてる。

蛇の道は蛇、ハンドルの人が一番読めるだろう。
ブッシュJrは恐らく、一番読んでいたはずだが、911の反撃に熱中して、事態をさらに悪化させ、対応できなくなってしまった。これも想定外にアワてた例だが、
911さえなければ、今頃北は・・・