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ベルギー&フィンランドの旅2024【テンペリアウキオ教会&カタノヤッカの町歩き】

2024-10-06 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024

ヘルシンキ2日目後半にやってきたのは、テンペリアウキオ教会。
一見、目の前はならだかな岩山があるだけなのだけど、
教会は、この岩山の下にあるという洞窟教会。
1969年建築。


中へ入ると、今までに見たことのないような空間が広がっていた。
岩をくりぬいて造られた教会内部は、周囲は岩肌が露出し、天井は渦巻状の銅板、天井と岩の壁面の間はガラスの柱が入り、外からの光を取り込んでいる。





祭壇はとてもシンプル。



パイプオルガンも。
音響効果は良いそうだ。



2階席も。


2階席から見下ろす。



銅板をひも状にしたものをぐるぐると巻いたように見える天井。



ほぼ地中に埋まっている教会なので、外観は、岩そのまま。


教会を出て、町歩きを続行。
扉を収集し(撮影)、ふとドアノブを確認すると・・


うおぉ~、これはクマではないか?!



ハンドルの根元には、上下共、クマがいた!
可愛い~
フィンランドの国の動物は、クマだそうで、
あちこちににクマモチーフを見ることがあったが、
こんなところにも潜んでいたとは・・


更にこちらの建物にも・・


柱に、クマの顔のレリーフが貼り付いてた。
なんだか和む。


ボウウィンドウのデザインも素敵だなあ。


そうかと思えば、こちらの建物、


扉の両脇には、戦士のような人物像が柱と一体となっている。
ヘルシンキ中央駅舎を思い起こすようなセセッションの雰囲気漂う意匠。




ものすごい威圧感のあるアパート?!


ブルーのタイルに緑の扉。


エジプト壁画風レリーフ。





ヘルシンキ自然史博物館。
2階のベランダからクマが見下ろしてる。
建物は、1913年にロシアの男子校として設計されたそう。
その後、フィンランド独立によりフィンランド政府のものとなり、1919年には、フィンランドで最初の士官候補生の学校となる。
ヘルシンキ大学の動物博物館を経て、現在は、自然史博物館として公開されている。




アーチに囲まれたエントランス。


時間もないので、入場はせずエントランス付近だけ見学し、町歩き続行。


1868年に建てられた、ヘルシンキ正教会のウスペンスキー大聖堂。
赤煉瓦造りの堂々とした外観。
残念ながら、オープンしてる時間帯ではなかった。


この角度もかっこいいなあ。


またまた不思議な扉を発見。


扉に彫り込まれてる文様の中におたまじゃくし風のものがいてる。
唐草おたまじゃくし文様。



1階はショップだったか?の集合住宅。


この扉周りもおもしろいなあ。
扉両脇には、猿のような動物が彫り込まれてる。


一部文様化していて、情けない顔が、魔除けにしては、頼りなさそう。









フィンランドの建物に貼り付く装飾が、いろいろと斬新でおもしろかった。
これなどは、植物のような菌のような、、?!





ゴツゴツ感が半端ない花崗岩に囲まれた扉。


扉には木彫りが施されているのだが、
これは、なんと猫が三匹も。
1匹以外は、体が尻尾だけにデフォルメされていて、この密集感がなんともいえない。


赤いタイルのラインが美しい集合住宅。





きりっとしたタイルの直線に囲まれたボウウィンドウ。


そして、刑務所をリノベーションしたホテルカタノヤッカへやってきた。
赤煉瓦の外壁、更に敷地を取り囲む赤煉瓦の塀。


建物は、1837年から1888年にかけて建てられ、刑務所や未決拘置所として使われ、2002年に刑務所は閉鎖されたそう。
改修工事を経て、2007年にホテルがオープン。


ホテルの中央を通る吹き抜けの長い廊下。






ホテル内は元刑務所とは、思えない内装に。



地下へ下りると、牢獄だったスペースがレストランになっていたり、
元牢獄の一部がそのまま残されていた。


港近くでは赤煉瓦の倉庫が会社事務所などに活用されていた。



やや緑がかった壁面の大きな集合住宅。




窓周りなどに入れられたアール・ヌーヴォーのレリーフやスグラフィトが
細かいけど、良い味わい。








KATAJAは、この地域、カタノヤッカのことのよう。


特に扉周りが個性的で面白かった。
花崗岩に囲まれた扉はきのこのような形をしている。



葉ぐるまのような形の装飾、ドアノブの付き方、


こちらは、同じようなきのこ形だけど、少し違ったバージョン。


熊手のようなドアノブ。


こちらは、扉につく面格子的なものが蜘蛛の巣のようなデザイン。




建物のボウウィンドウを下から見上げると、


ずらりとふくろうが並んでた。


扉の上の花崗岩をよく見ると、


両脇にはザリガニ?が隠れてた。
なぜにザリガニなのだろうか??



こちらのレリーフもなにやら意味ありげ。
船といかりに、朝日。
医療の象徴、杖に巻き付いたヘビ・・
工場の煙突からの煙が出てるようだけど、、


こちらの門の上には、白鳥が整列してる。


波打つ水面も表現されてる。


摩訶不思議な彫刻が施された扉も。


鬼のような強面のおじさんに



おじさんの顔を挟んで、両脇にも、何かを吹き付ける顔、


更に下方には、妖精みたいなものがいてる。



正統派クラシカルな扉。


ゴージャスな装飾、そしてライオンの顔のノッカー。


規則正しく正方形の窓が並ぶ、
窓枠の立体感からキュビズム建築?!


珍しく、リアルな絵が描かれていたマンホール。
海の生き物たち編。


こちらは、竹の他植物と、鳥が骨になって見えるのだけど・・?

とにかく町を歩けば、今まで見たことがないような様々なデザインに出くわし、楽しさ極まりなかった。
この後は、地中に潜って地下鉄巡りを。


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