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マレーシアの旅2010【番外編:デング熱】

2010-10-14 | マレーシアの旅2010
無事終わったかにみえたマレーシアの旅だったのだが・・
今回は帰って来てからとんでもないハプニングが待ち受けていた・・
帰ってきて3日目の夜中に娘が頭痛を伴う発熱に見舞われ急きょ入院することに。
検査の結果、なんとデング熱と判明;

デング熱は東南アジアなどに生息するネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介するウィルス性の熱性疾患でそのウィルスを持つ蚊に刺されることによって感染、発症する。
感染しても発症しないということもよくあるそうなのだが娘は見事に発症してしまった。
潜伏期間は4日から7日というので、ペナンで行ったトロピカルフルーツファームが濃厚かなあと。
蚊対策としては虫除けスプレーに虫除けリング、シールと総動員していたのだが、それがあまり効果がなかったようで、
娘は結構蚊に刺されてしまっていた。
蚊に刺されないようにするというのは東南アジアの旅では基本といえば基本だったのに・・防御を怠ってしまったのが悔やまれる。

娘は40度近い高熱が2日ほど出、その後急に熱が下がり、ほっとしたのもつかの間、もう一度熱が上がり出した。
これはデング熱の特徴で二度熱が出て下がるというようなM字型の熱型をたどることが多いのだそう。
デング熱の治療としては特効薬があるわけではないので
水分補給の点滴のみで本人の免疫力と自然治癒力による回復を待つしかないという。

もうひとつ心配だったのはデング熱より重篤なデング出血熱になってないかどうか・・
デング熱の症状のひとつに血小板の数値が下がるというのがあるのだけど
デング出血熱というのになると、血小板の数値の低下が著しく、
解熱時に鼻や歯茎など体の粘膜からの出血に始まり、
ひどい場合は血管からの出血でデングショック症候群というショック状態に陥る危険な場合があるそう。
これはデング熱に二度目にかかった時になる確率が高まるそうだが、一度目で必ずしもならないというわけではないそう。
娘の場合は血小板の数値は徐々に下がっていたのだが、
幸い輸血をすることもなく、デング出血熱でもなかったようで
二度目の熱は一日で下がり、その後は急速に回復することができた。

今回もホメオパシーを補助的に使った。
一度目の高熱が出ている時は髄膜炎を防ぐためのレメディ(Bell)を、
二度目の熱が出た時にはホメオパスに相談して、デング熱に有効なレメディ(ChinaとPuls)を取らせてみた。
そのおかげかどうか実際のところはわからないけど、ほんとに無事早期に回復することができたのでよかった!
病院では水分補給の点滴だけで回復を待つという感じだったのでホメオパシーは今回も自分にとっては大きな心の支えになった。
世間では最近バッシング報道があったりで、逆にホメオパシーが知られてきてるようだけど、
私はこれまでと同じようにホメオパシーを妄信することはないけど、
有効だと思う場合は生活に取り入れていこうと思う。

入院した市民病院では、やはり今までデング熱の患者を受け入れたことはなく
子どものデング熱患者というのも症例があまりなかったよう。
病院ではデング熱などの感染症に詳しい病院と連携を取りながら、綿密に対応をして頂けたので、
おかげ様である程度安心感をもって10日間の入院生活を送ることができた。

海外へ行くということはさまざまなリスクがあるということとある程度覚悟を持って行ってたつもりだけど、
今まで数度の家族での海外旅行では病気などのトラブルにあったこともなく
常々うちの子どもたちは丈夫だと過信してしまっていたことから危機管理が薄れてしまった結果だなあと・・
娘には申し訳ないことをしてしまったと反省・・;

デング熱は二度目に掛かった場合、より重篤な症状が出るデング出血熱になる確率が高まるということで、
子どもたちとはもう二度と東南アジアをはじめ、その熱帯の蚊が生息する地域へは
行くのは控えようと思う。
特に山奥や森林に行かずとも都会にもデングウィルスを持つ蚊はいるので。
今回の旅は家族での東南アジアへの最後の旅になってしまった。


コメント (5)
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