今年も恒例の陶芸教室の作品展の時期が近づいて来た。
今年も作品展に出品させていただくべく、夏休み明けから何度か教室へ通って、今日やっと作品を仕上げることができた！（素焼き前まで）
今年はマレーシアの旅で見たイスラームの建築にインパクトを受けたので
ぜひ作品の中に「イスラーム」を取り入れたい、と構想を練ってみた。
作品のどこかに下の写真の回廊に使われているモコモコの尖塔アーチ（何ていうの？）
を使いたい～とひとつはお皿の両サイドにソフトクリーム状のモコモコの縁取りをつけることに。
上はお皿の縁の型紙。
「マスジット・ジャメ」のアーチ。
こういうアーチはクアラルンプールのムーア様式を取り入れた建物に繰り返し使われていて、気になっていた意匠だった。
そしてひとつのお皿は中に上の写真の「マスジット・ジャメ」を模したようなモスクを
白化粧と黒化粧で表わしてみた。
お皿は今回初めてやってみた作り方で、たたらを使って縁の部分をまず切り出し、真ん中の部分を1cm大きめに縁にかぶるように切り出した後、
二つを合わせ、きっちりくっつくように裏からと表からと細いひもを埋めてならしていった。
これでお皿の縁の部分がたたら板の厚みだけ浮く感じになり、少し立体的になるというもの。
もう一つも同じように作った。
二つのものをくっつけ合ったということを思わせないくらいにきれいにならすところが
ポイント。
私はこれがなかなか苦手で・・先生から何度もダメ出しをもらいながらなんとか完了；
そしてこちらの方は真ん中にアラビア文字のカリグラフィーの装飾を入れることに。
トレーシングペーパーで下絵を写し取り、その上に黒化粧を置いていく。
なかなか細かい文字文様だったので・・手がつりそうになりながらもなんとか完成！
今回は二つとも透明釉をかけ、赤土、白土の色をそのまま出してシンプルに仕上げたいなあと。
二つ一組でイスラームを表わしてみたのでどっちかが失敗しても困る・・
どうぞ二つともうまく焼けますように・・！
