転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



神社の正月準備の帰りに、某老人ホームに寄って、両親に面会した。
先月は、両親ともに某老人ホーム系列病院に相次いで入院し、
それぞれ数週間後に退院したのだが、私は多忙のあまり、
それから某ホームのほうには全く行けなかった。
幸いにも以来ずっと、某ホームからも病院からも何も言って来ず、
それはつまり、私が駆けつけなくてはならない事態になっていない、
ということで、まさに、No news is good news状態であった。

そして今日、ようやく、四時に正月準備が一区切りついたので、
ほかの総代さん方にお詫びしつつ、私だけ早退させて貰い、
時間も体力も枯渇していたからタクシーで(!)某ホームに行った。
すっかり夕方になっていたので、ホームでは食事時間であった。
両親は食堂の同じテーブルについていた。

父のほうは既にほとんど食べ終わって、満足そうに(^_^;していた。
「こんばんは!私、私!」
と言うと、すぐわかって、おうおう、と笑顔になり、
「美味しかった(^^)。ありがとうね」
と言った。いや、私が作ったんじゃないから(笑)。
父は、病院にいたときとは見違えるほど元気になっており、
表情も大変に良く、私が持って行った「かんぽの現況届」の葉書にも
必要な箇所にスラスラと、老眼鏡も要らずに署名をした。
3年くらい(笑)若返ったんと違うか。

一方、母のほうは、私が行ったときには、
その夕食のテーブルについたまま居眠り中であった。
ホームのスタッフさんのお話では、
母は朝と昼は毎日元気で、よく食べるのだが、
夕方になると疲れて来るのか、食が進まないそうだ。
父は歯がないので全体にペースト状のものを食べたようだったが、
母のほうは普通食で、スパニッシュオムレツやブロッコリーのサラダ等、
私には結構好み(^_^;の献立で、美味しそうだった。

食事が来ると母は目を覚まし、私に気付いて笑顔になったが、
申し訳程度に箸をつけただけで、
「ここに居ると、諍いもないし、なぁん、せんなんことも無いし、
毎日穏やかに過ぎるんやけど、たまにはちょっと変わった人と会うたり
興味の持てるような会話をして楽しんだり、したいと思うねん」
と、それなりに母らしいことを言った。
「お父さんが居るやないの」
と私が言ったら、母はあからさまに顔をしかめ、父も間髪を入れず、
「わしゃぁ、話は、せん!」
と否定し、相変わらず仲のヨロシくない(^_^;二人なのであった。

ともあれ母のほうも、すっかり体調も良く生き生きして見えた。
私が持参した来年のカレンダーを、
「ありがとう、貰うとくわ」
と母は歓迎した。
両親ともに元気になったことがわかり、きょうはとても有り難く思った。
トシがトシなので、いつ何があってもおかしくない二人なのだが、
今日このときが、とりあえず快適であれば良いのだ。
スタッフさんに篤く御礼を申し上げ、改めて今後のことをお願いした。
当面、こちとら正月行事で、半月くらいとっちらかってるので(^_^;、
本当に、両親がこうして、温かい、安全な場所に居り、
皆様から世話をして戴いている御蔭で、私はなんとか働くことができます。
御礼の申し上げようもありません<(_ _)>。

Trackback ( 0 )



« 何もかも今更だよ 花を貰った »