Twitterのトレンドに『空白恐怖症(まとめ まとめ)』が上がっており、調べてみると
「自分の仕事がないときに、あたかも仕事をしているように見せるために
ダミーの予定やフェイクの予定を入れるほど、自分の予定が空白な事を恐れること」
だとわかった。
スケジュールを埋めたがる「空白恐怖症」は若い人特有?
「歳を取ると見栄より体力回復が重要」「休み大好きになった」(BOGLOBEニュース)
こういうときは、SNSの他人の「リア充投稿」を見ても不安を感じるとのことだ。
私は若い頃から、なんの予定にも縛られない休日に
思うさま寝坊して、一日じゅう何もしないのが何より好きだったが、
最近はそれに拍車がかかった。
ここでは既に幾度も使った言い回しだが、
「誰も来ず」「誰からも話しかけられない」日が、最も気持ちが安定する。
私は食べることにも関心が全くないし、国内・海外問わず旅行の趣味もない。
そういうことを楽しんでいる友人のSNS投稿を見ると、
シンプルに「元気そうだ」「良かったね」等々とは思うが、
私自身は、そのように過ごしたい願望が皆無なので、
何をどう不安に思うというのか?よくわからない。
「年をとると見栄より体力回復のほうが重要」
とも書いてあり、どうやら一般的には、忙しそうに見せるほうが、
「見栄をはれる」ことになるらしいのだが、これにも私は何の共感も覚えない。
「何も、無い!今日も!明日も!明後日も!」というときだけ、
私は人様を不快にさせない心遣いが多少なりともできるようになり、
ホトケの転妻を演じる余裕も出て来るが、
スケジュールが詰め詰めになって来ようものなら、
時間に追われ、せかせかしてキレやすくなり、些細な言動が尖って、
誰から見ても、非常に不愉快な存在になっていると思う。
予定表の空白が減ることを、今の私は何より恐れ、嫌悪している。
最初は真っ白だった予定表に、黒い日がぽつりぽつりと出始めると、
私の心の中にも、黒雲のように不快な気分が湧いて来る。
私の時間を奪うもの、私に用事を言いつけるもの、
私を呼び出すものを、私は不愉快に思う。
『空白恐怖症』の逆は、なんと呼んだら良いのだろうか?
私同様に、ちょっとでも空白が減ると耐えられない人も勿論世の中にはあり、
「予定があるだけでイヤでイヤで、最悪ドタキャンする」
という意味のtweetもあって、私はこちらのほうがずっとよく理解できる(^_^;。
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