
明日、期せずして休日が得られそうなので、喜びのあまり花を買った(笑)。
向日葵は、大好きな花というほどではなかったのだが、店頭で見たら
明るくて気分が上がる雰囲気じゃないかと感じ、購入することにした。
夏の花。元気の出る明るい花。
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いつぞや、泉屋スペシャルクッキーズの話を書いたが(笑)
先日、Xで、大人になればインドカレー屋さんで
「男だけどレディースセット頼めますか」
と言えるようになる、という話題が出ていて、
私にも似て非なる願望があったことを思い出した。
それは、デパート最上階の「お子様ランチ」(笑)。
泉屋のクッキー同様、お子様ランチも
私にとって手に入れづらいもののひとつだった。
母の趣味に合わなかったのが理由で(^_^;。
私が正真正銘の「お子様」だった頃、
当時ありがちだった百貨店の食堂に行ったとき、
母は毎回のように、「あんな、しょーもないもん!」と言って、
私がお子様ランチを注文することを阻止した。
母は、自他ともに認める美食家で料理上手だったので、
食べ物で妥協することを良しとしなかった。
母のお眼鏡にかなったものだけが、私に与えられなければならなかった。
母は、子供向けでない、ハンバーグステーキとか海老フライとかを私に選ばせた。
「いいもの」を食べさせて貰っていたという感謝は今もあるのだが、
許して貰えないとなると、お子様ランチへの漠とした未練が、私の中に残った。
普通、お子様ランチには小学生以下とか年齢制限があって
いい大人が注文することはできないようになっているのだが、
今回、改めて調べてみたところ、レストランによっては、
「お子様」のほか60歳以上とか70歳以上とかの高齢者も
注文できるということがわかった。
少量しか食べられない年齢の人なら頼んでよいということらしい。
また、追加で300円など割増料金を払うことで大人も注文可、
としているファミレスの店舗もあるとのことだった。
お子様ランチは量に比して材料費や手間暇がかかっており、
同伴の大人のメニューと合わせてオーダーされてこそ採算が取れる設定なので、
見合う支払をするなら大人が単品で注文してもよろしい、と。
このことを知って、私は俄然、今後の楽しみができた。
いつかそのうち、外で御飯を食べるとき、
状況を見てお子様ランチを注文してみよう。
あの、ケチャップライスに旗の立った、カラフルなヤツだ。
ワクワクするじゃないか。これぞ「お出かけ」ってもんよ(^^)。
満ち足りた日曜日の象徴だ。
もうひとつ、この話をしていて友人に指摘され思い出したのだが、
クリームソーダも、子供の頃には頼めなかった。
母がなぜこれが嫌いだったのかよくわからないのだが、
炭酸がイヤだったのか、緑色がまやかしっぽくて許せなかったのか?
バニラアイスクリームは抵抗なく買ってくれたものだったが、
クリームソーダはなぜか、母の嫌悪感をそそるので我が家では禁忌だった。
しかし、今となっては理由なんか完全にどうでもいい。
私を止めるものは、何も、ない。もう、飲める(笑)。
「あんた、いろいろと食べもんの恨みがあるねぇ」
と転夫ころもん氏が笑って言った。
いやこれ、「恨み」っていうか、「思い残し」だよね私の場合。
彼は「食べ物」「読み物」に関しては制限されたことがなかったそうだ。
すなわち、お子様ランチもクリームソーダも満喫して育ったし、
ついでにマンガも、いけませんと言われたことはなかったとのことだ。
小学生時代の彼は、ひとりで早起きするし犬の世話もするし、
学校は休まないし、しっかりした子でずっと学級委員だったしで、
本人の望むままにしておけば大丈夫と、親の信頼が篤かったようだ。
本人の自慢のみならず、転舅・転姑からもそのように聞いたことがある。
その点、私の生活態度は万事がダメで、親の指導が入りまくりだった。
でも、いいのだ。
どんなアカンタレだろうと、親より長生きしたらこっちのもんだ。
私は母に叱られることを恐れず、これからは機会あるごとに、
泉屋スペシャルクッキーズを買い、出かけたらお子様ランチを頼み、
デザートにはクリームソーダを飲んでやる。
キッズメニューに300円よけいに払う経済力だって今の私にはある!
「お子様ランチください」と言い出す鉄面皮も婆さんならでは!
抑圧されている(と思っている)全国の子供たち、がんばれ。
爺婆になるって、イイよ、やりたい放題だぜぇ!!
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