転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



数日前の朝、洗濯物を干そうとベランダに出たら、
私の足下で、カナブンが裏返ったまま、うごうごしていた。
ひっくり返った亀みたいだった。
現実には亀なら、頭部をうまく使ってそのうち起き上がれるものだが、
カナブンには無理そうだった。
もとに戻してやろうとしたら、私の指にすがりついてきて、困った。
こら、なつくな、うっとうしい(^_^;。
どうにか物干し竿のヘリに降ろしてやって、その場は終わった。
夕方、洗濯物を取り込みに行ったら、さすがにカナブンは居なくなっていた。
うちは高層階ではないし、多分、どこかへ飛び立ったのだろう。…と思いたい。
最低限、見回した範囲には死骸は無かったし……(^_^;。

また、今朝は私がパソコンをやっている納戸部屋の窓のあたりから、
セミの羽音がしきりとしていた。
足か何か、どこかに引っかかって飛べなくなったセミがいるのかな?
と思って出てみたら、ベランダの溝のところで
クマゼミが腹を見せてジタバタしていた。
元気なセミなら、拾って放り上げてやればそのまま飛んで行くのだが、
それをやって、万が一、真っ逆さまにマンションの一階まで落下されると
上の階からセミを投げ捨てただけになってしまい、ただの近所迷惑だ(汗)。
見た感じ羽根は欠けていなかったし、触ると抵抗する勢いはあったので、
マンションの下まで連れて行き、手近な木に留まらせてやった。
それが適切だったのかどうかは不明だ。
外にはアリもいればカマキリもいる。
あのセミが弱っているのだとしたら、あるいはベランダのほうが
ほかの生き物が入りにくいだけ、まだしも安全だったのかもしれない。
しかし私は、バタバタするセミの存在に気づいた以上、
放置して目の前で屍になられるのもイヤだったのだ。

……という話をしたら、主人が言った。
恩返しは、無いんかね(^^)」

カナブンの恩返し……。
クマゼミの恩返し……。
大量の樹液(しかも逸品)をこっそりと玄関前に届けられても掃除に困るし、
仮面ライダーもどきみたいな人間になって訪ねて来られたりしても
なんか怖いんですけど(汗)。
キミたち、もういいから、これで私のことは忘れて。頼む。

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