転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



「納戸部屋」、つまり「私の居室」のカーテンが完成した。
本日午前中、お世話になっている某インテリアショップから
担当の方3名が来て下さり、取り付けが完了した。
「3倍ヒダ・形状記憶加工」のできるメーカーにオーダーしてあったので、
私の希望通りにレースカーテンが出来上がった。
期待以上の出来映えに、いたく、満足した!
室内装飾に全く関心のない方々にとっては、きっと、
どういう種類の情熱なのか理解不能と思われることだろうが、
凝り性の私には、伸るか反るかくらいの重大事だったのだ(^_^;。

日本国内のカーテンは大半が、ピンチプリーツという、
上部にヒダをとって縫ってあるかたちで、このスタイルの場合、
「ヒダ数」と「形状記憶」の二点が、カーテンを新調する際に、
最も手間と費用の掛け甲斐がある部分だ、と私は頑ななまでに信じている。
特に「形状記憶」のほうは、あるとないでは天と地ほどの差だ。
1.5倍ヒダであっても、きちんと形状記憶加工が施されていれば、
一般的な2倍ヒダ程度のグレードには十分に見える。
カタログ等のカーテン写真が綺麗なのは、多くの場合この加工の御蔭であり、
素人がアイロンで頑張っても、カーテンのこういう質感は出せない。
……頑張ったことが一度ならずあるから、私は知っているのだ(^_^;。
カーテンは、ほぼすべての家において必須アイテムであり、
窓まわりは、部屋の中で最も広い面積を占め、家具に隠れる壁より重要だ。
ここがピタリと直線的・規則的に決まっているのと、
よれよれと不規則に広がっているのとでは、部屋の印象が全く違ってしまう。

     

ドレープカーテンは普通の2倍ヒダ+形状記憶、
それにギャザーバランスを付けて貰った。
私はバランス(前飾り)については、直線的なものが好みで、
シンプルなギャザーがベスト、その次がストレートバランスだ。
スワッグ&テイルなどのクラシックなスタイルを、インテリア本でよく見かけるが、
私はどういうわけか、あまり曲線的なものには心を動かされない。
家具でも、曲線的な縁取りのものや猫脚を、積極的に選択したことはない(^_^;。

ともあれ、これで居室カーテン問題については良いかたちで結着がついた。
先日ショールームに行った会社は、形状記憶は2倍ヒダ以下しか出来ないと言ったが、
別のメーカーによって、こうして「3倍ヒダ・形状記憶」が実現できたので、
リビングのボイルカーテンも同じメーカーに依頼することにした。
私は基本的に、生地のバリエーションや品質よりも、スタイル重視だ。
カーテンに関しては、「安かろう、悪かろう」とは思わない。
安価な生地でも、スタイルに一手間かければモデルルーム並みに映える。

絨毯は秋に展示会があるので、そのときに決めることになっている。
その他、デスクや本棚等、この部屋の家具類を入れ替えることも計画中だ。
何しろ、私の今のデスクは、主人が要らないと言ったハイタイプこたつで、
卓上には、これも主人が捨てると言ったノートパソコンラック、
本棚は官舎時代に通販の3個セット特価品で買ったキャビネット、
更に生協で購入し自分で組み立てた、ピアノ下収納の楽譜キャビネット、
等々、廉価品と家族の出した廃品が部屋の中に並んでいるので、
五十代も半ばの今、そろそろそれらを卒業しても許されるだろう。
マンションの常として天井の一部に梁があり、
モールディングで楽しむことが難しく残念なのだが、
壁紙は、可能であれば腰壁にアクセントを加えたいと思っている。

ほかに、かねて懸案であるキッチンと洗面所の間仕切りについては、
クロスオーバー・スタイルにしてくれるよう頼んだ。
クロスオーバーとは、カーテントップの中央部を交叉させ、
部分的に重なり合うように仕立てて、
裾から左右に開いてタッセルで止めておくスタイルだ。
半間ほどの仕上がり幅なので、およそ三分の一程度をクロスさせて欲しい、
という希望で、見積もりを出して貰うことになっている。
さすがに3倍ヒダでのクロスオーバー仕立ては扱っていないと言われたので、
そこは頑固な私も妥協することにし(^_^;、2.5倍ヒダでお願いした。
タッセル必須なので、共布のギャザータッセルをリクエストしてある。

ときに、窓関係で、長年、私の構想の中にありながら
今だ実現にほど遠いもののひとつは、「内窓」をつけることだ。
断熱や防音の問題以前に、私は実はアルミサッシの枠が気に入っていない。
スカラップセパレートなど、デザイン性のあるカーテンを選びたくても、
カーテンの下からアルミサッシが見えていたら興ざめだと思う。
戸建ての持ち家なら、窓そのものを付け替えることが可能だろうが、
うちは分譲マンションなので、外部から見える外壁や窓部分には、
統一の規格があり、個人の都合による変更はできないことになっている。
それで内側に、インテリアに合わせた窓枠やステンドグラス等を使った、
もうひとつの窓をつけたい、と以前から思っているのだ。
しかしさすがに今は、主として費用の問題からそこまでは手が出せない。
もしも老後に道楽できる身分であれば、実現させたいものだ(^_^;。

Trackback ( 0 )



« 未だに需要が... まいにちフラ... »