転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



スタートは婦人科クリニック

4月25日、出勤前に時間が取れたので婦人科クリニックに行った。
2008年に筋腫と内膜症で子宮全摘と左卵巣切除の手術をしたときに、
これからは半年に一度とか1年に一度とか自分で決めて、
残っている右卵巣の検診に行って下さい

と主治医に言われたのだが、そこまでする気にならず、
かと言って完全にそれを無視する自信もない私は、
なんとなく数年ごとに、不定期に婦人科に出かけているのだった。
過去には、右卵巣が4センチ弱まで腫れたことがあったが、
今回3年ぶりくらいで診察を受け、エコーで診て頂いたところ、
右卵巣はすっかり小さくなっていて、映らなかった。
どうやら着々と老化しているらしかった(^_^;。

一応、エストラジオールや黄体形成ホルモンなどの値を
見ておきましょうと言われ、血液検査をされた。
火照りその他、体調不良は感じないかと訊かれ、
火照りはないようですが、まあ肩こりや疲労感等はあって云々と、
私の返事がもうひとつ、はかばかしくなかったので、
卵胞ホルモンのエストラーナテープを処方されたが、
私はもともと元気イッパイの人間ではないので、
自分の不定愁訴が更年期由来なのかどうか、実はよくわからなかった。
一ヶ月後に血液検査の結果を聞きがてら、
エストラーナテープの使用感を報告し、継続的に使うかどうか返答する、
ということになった。


ならば、乳がん検診に行っておこう

そのエストラーナテープを出されたときに、
「この薬は卵胞ホルモンを補充するものなので、
一時的に胸が張ったような感じがすることがあるけど、
全然気にしないでいいです、大丈夫ですから」
と主治医から説明をされた。
それで家に帰ってから、
「そういえば年度初めに市のほうから、
各種健康診断の受診券が送付されて来ていた筈……」
と思い出した。
ホルモン補充療法のせいで胸が張るとか痛むとかを心配するなら、
治療開始前に検診を受けておくべきだ、と私は考えたのだ。
調べてみたら、前回乳がん検診を受けたのは3年前だった(汗)。

ということで5月1日、会社が連休になって最初の平日に、
受診券持参で、以前も行ったブレストセンターなるところへ出かけた。
ここは乳がん検診に特化した施設なので、
専門の医師による検査が受けられ、即日、結果説明があり、
精密検査が要る場合は、更に引き続きその日のうちに受けられる、
というので私は気に入っているのだ。
市の割引対象であるマンモと視触診に、私費でエコーも付け加えて貰い、
結果、幸いなことに特に異常な所見は見られなかった。


ついでに血液生化学検査で決着を

血圧を診て貰っている内科で、半年に一度、血液検査をされるのだが、
それがちょうど今月に当たっていた。
卵胞ホルモン補充療法、特に内服の際の副作用には、
肝機能の悪化および中性脂肪の上昇というのがあることを
私は聞きかじっていたので、治療開始前の値はどれくらいかを知っておくのは
なかなか良いタイミングだなと思った。
結果的には、GOT16、GPT13、γ-GTP11、中性脂肪82で問題はなく、
血糖86、HbA1c5.3、クレアチニン0.64、ヘモグロビン13.1、
その他の脂質代謝や消化器系、血球成分等どの項目も基準値範囲でOKだった。
電解質のカリウムだけは、いつ測っても3.8か3.9で、
基準値下限ぎりぎりなのだが、私はそういう体質だということなのだろうか。
ちなみに当日朝の家庭血圧は122/82、診察時血圧130/93だった。
以上の結果から、今後何か体調に変化が起こっても、
まずはホルモン補充療法が理由の副作用だろう、と言えそうだった。

よし、準備万端!
それでは、いざ、エストラーナテープを貼らん!!
と、勢い込んで、ある日のこと風呂上がりに私は、
その楕円形のシロモノを自分の肥満した腹に貼った。
この薬剤は、経皮で卵胞ホルモンが少しずつ体に吸収されるのだ。
貼った部位のカブレなど、皮膚トラブルには若干注意が必要だが、
経口薬と違って、肝臓を経由しないのがいいじゃないかと私は思った。
だからこそ、私はプレマリンでなくエストラーナテープを選択したのだ。
自画自賛!!

……が。
もっと手前で、誤算があった。
なんと、貼った日から、あまりにも、あまりにも眠くなったのだ。
まるで風邪で抗ヒスタミン剤を飲んだときみたいに、
私はウットリと眠くなり、何もかも放り出して布団に入りたくなった。
次から次からやることが多くて、毎日小走りで暮らしているのに、
この期に及んで、薬を使ってトリップするとはどういうことか!!
そういえば以前、筋腫治療と更年期対策のためと言われて
中容量ピルを処方されたときも超眠くなり
、内服を断念したものだった。
あんまり昔のことなのですっかり忘れていたが、どうやら、
私は卵胞ホルモンを補充されると、途端に眠くなるらしい。
今後もし典型的な更年期障害の症状が出て来たらまた使う、ということで、
当面、エストラーナテープは保留したいというのが、今の正直な感想だ。
一件片付けては返す刀で別件も斬り倒す勢いで暮らしているのに、
更に眠気と戦うことまでしなくてはならないなんて、耐え難い。
用意周到に各種検診を終え、満を持して(笑)開始したホルモン補充療法は、
「眠い」のが理由で、挫折することになりそうだった。


後日記(2017年5月31日):婦人科での血液検査の結果は、
LH=33.30、FSH=74.46、エストラジオール=15、
ということで大変正しい閉経期であることが確認できた。
卵巣はすっかり仕事をやめ、脳下垂体だけが頑張っている、という(^_^;。
エストラーナテープの使用は、少なくとも数字上、きわめて理に適っている、
ということが、わかった。Oh, my gosh!!

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