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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



(写真は、フタバ図書で文庫本を買うとつけてくれる、
カープ柄のブックカバー(笑)。毎年、デザインが変わる。)


序盤で大差をつけられても、中盤からの猛攻で追いつくとか、
ビハインドのまま9回のツーアウトまで来ても、
執念のように打線が繋がり、勝ち越しに持って行くとか、
このところのカープの野球には「あきらめない」強さがある。
そして、それこそが、地元に元気をくれる野球だと思う。
広島は、集中豪雨災害以来、困難な状況に直面しているわけだが、
市民球団であるカープが頑張っている姿を観るにつけ、
地元球団があって良かったと、本当に思う(涙)。


セ・リーグ順位(2018年7月24日)
1位 広島 勝49 負33 分1 勝率.598 差--
2位 巨人 勝43 負45 分1 勝率.489 差9
3位 ヤクルト 勝40 負43 分1 勝率.482 差0.5
4位 阪神 勝37 負43 分1 勝率.463 差1.5
5位 DeNA 勝38 負45 分2 勝率.458 差0.5
6位 中日 勝39 負48 分1 勝率.448 差1

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(写真は、JR広島駅の売店の状況。カープ弁当・総菜各種あり。)

いつもケナしているが、良かった日のことも率直に書いておこう(^_^;。
昨夜の緒方は素晴らしかった。監督采配が冴え渡っていた。

広島 球団史上初3戦連続2桁得点 5発14点!巨人と今季最大6.5差
広島14―5巨人 (2018年6月26日 マツダ)
(スポニチ)

3回表までで5失点とはいえ、アンラッキーもあったし、
ジョンソンはもともと、信頼のおける投手ではある。
また、野手の頑張りの御蔭でカープも6点取って勝ち越していたので、
次のイニングもジョンソンに任せる、という選択肢はまだあったと思う。
そこを敢えて、緒方が早い段階で決断し、バッテリーごと入れ替えたこと、
そして4回から二番手にフランスアを起用したこと、
この二点が、かつてない、実に見事な判断だった。
フランスアがコールされたときの私の興奮と言ったら、
去年のCSファイナル第4戦で、敵方DeNAのラミレスが
今永をセットアッパーで出してきたのを見たとき以来だったね(爆)。

また7回裏、先頭田中がショートゴロでアウトになったとき
緒方が即座にリクエストしたのも、これまでにない迅速さだった。
8点リードでもリプレー検証を要求するのかと批判もあったし、
結果として判定は覆らなかったので無駄にはなったのだが、
点差とは関係なく成果ひとつひとつを貪欲に追求したのは大変良かった。

フランスア、プロ初勝利おめでとう(^^)。
満塁弾を放った松山と並んでの、晴れがましいヒーローインタビュー、
フランスアはスペイン語で真面目に受け答えしていたが、
クレートさんのお馴染みカタコト通訳が会場でオオウケしていた。
ウィニングボールは故郷のお母さんに捧げたいとのことだった。
『ドミニカのじっちゃん!ばっちゃん!俺やったよー!!』
と私は心の中でキャプションをつけてあげた(笑)。

*************

それはそうと、記事の見出しにもある通り、
カープの3戦連続の大量得点は圧巻ではあったのだが、
半年間ひたすら打ちまくっているチームは無いので、
つまり打撃については今、ちょっとしたバブルが来ているのだろう、
と私は思っている(^_^;。

このあと、どうなるか、…………百抹の不安あるよね(逃)。

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サントリー烏龍茶の菊池涼介ボトルが今年も発売されていたので、
生協で箱買いしてやった(笑)。
うちでは結構、烏龍茶が消費されるのだが、
どうせ買うなら、ちょっとでも菊池(とカープ)を応援しよう、ということで。
今年のイラストでは、CMで菊池と共演している新井さんも一緒だ。




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←2018年版
   

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(写真は、地元のFデパートにシーズン開幕以来掲げられている看板。
今のままでは、3連覇云々にはホド遠いぞ(^_^;。)

交流戦に入って、カープは負けが込んでいる。
その直前の中日戦でも負け越していたのだが、
交流戦に突入し、ここまで西武・ロッテいずれにも一勝二敗で負け越し、
最大で12あった貯金が8に減った。……貯金があって良かったな(^_^;。
開始時に貯金が10あれば、交流戦で負け越しても大丈夫、
というのは私がかなり以前から持っている基準なのだが(爆)、
今のペースだと、ちょうど貯金を使い果たして交流戦を終えることになる。
残り全部負けた場合、最大で借金が4。返すのがラクではないだろうな。
まぁ、数年前のカープを思えば、絶望するほどの借金数ではないけどもよ。

負けている理由は明白で、まともにやれる投手が居なくなっているからだ。
ジョンソンとノムスケ、「エース」と「二番手」であるべき2人が
各々の事情で不在が続いており、若手も総崩れで、
アドゥワなど一部の中継投手の善戦は見られるものの、
試合を作れる先発が、実質的に大瀬良ひとりしか残っていない(汗)。
御蔭で、交流戦6試合しかしていないのにここまでで「44失点」、
これは12球団ダントツのワースト1位だ。
一方、同じ6試合で取った点数の合計は「32得点」、
これは西武と日本ハムに次ぐ3位だ。4位がソフトバンク。
打撃で互角にやれても、これでは賽の河原、
野手は恐らく「何点取りゃええ言うんじゃ(--#)」状態であろうよ。

きょうの九里の崩れ方は、5月27日の中日戦と同じだったというのに、
緒方は全く同じテツを踏んで、代え時を逃して大量失点させ、
『代えるタイミングが遅れたから。それはこちらの采配ミス』
などとあとの監督談話で言っていた。
今季の九里は、全体としては安定感のあるピッチングをしているが、
制球に苦労する面もあるので、そこは監督には見極めて貰いたかった。
チームの勝ちを度外視しているのでないならば。

緒方はいつになったら、
「イニングの初めでも、投手が崩れる気配を見せたらすぐ代える」
という行動ができるようになるのか。


ソフトバンクの工藤は堪え性がなく、何かありそうになっただけで、
次々と投手を入れ替えて生き急ぐタイプだが、
緒方は逆で、望ましくない予兆が出たら最後、動かざること山のごとし。
「緒方はよく辛抱した」などというtweetも見たが、私は認めんぞ(^_^;。
31日の西武との3戦目にしても、先発の薮田が1イニングで10失点するまで
交替もさせずに放っておくものかね普通(--#)??
1-10から7-11まで追い上げた野手達の力を思うと、泣けて来るゼ(T_T)。
カープの選手は、緊箍児(きんこじ。孫悟空の頭の輪っか)を
はめて試合をさせられとるようなもんだホンマに。

追記:6月7日の日本ハム戦でも、先発の中村のんたが四球連発、
3回表で自滅して7失点するまで、緒方は何もせず眺めていた。
段階を追って崩れたのに、なぜ3失点あたりで代えようとしないのか。
打たれても踏み留まろうとする経験をさせるためだとしても、せめて5失点。
今のカープは打撃が良いから、少々の失点なら挽回の可能性があるが、
序盤7失点とか10失点とかでスタートさせるのは「ナシ」だろう。
何度も何度も同じ展開で、野手らが実に気の毒orz
こんなこと繰り返していると、いずれ打撃も落ちて来るよぉ?

****************

ところで、昨日、仕事で外に出たとき広電の路面電車に乗ったら、
これが偶然、2018年版カープ電車だった。

  

車体が既に、遠目にもわかるカープの応援ラッピングなのだが(笑)、
車内も、天井に選手の写真+サイン入り、つり革もカープ坊や、
壁には過去の優勝の軌跡や、選手の写真等々が飾られカープ一色、
「広島東洋カープの田中広輔です。次は銀山町、銀山町です」
などと、選手が電停案内をしてくれる。
私が乗ってからは、堂林、田中、中崎、らが登場したが、
丸のは電停名のアナウンスではなく、
「勝利の感動を、スタジアムで、ともに分かち合いましょう」
だった。確かに、球場に行くために乗る人も多い路線ではあった。
終点広島駅のアナウンスは新井さんで、
そのあとエルドレッドが英語アナウンスをする、という順序だった。
カープ電車に固定ダイヤはなく、狙って乗れるものではないので、
なかなか面白い経験だった。

2018シーズン「カープ電車」の運行について(広島電鉄株式会社)

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カープ戦見ようと偽チケット 詐欺未遂容疑で44歳男を逮捕(産経WEST)
『逮捕容疑は3日午前10時ごろ、広島市のマツダスタジアムの入場ゲートで、日付や対戦球団名を改竄した自由席入場券(1700円)を提示して球場に入ろうとしたとしている。不審に思ったスタッフが気付き、通報した。3日は午後1時半から巨人戦が行われていた。』『同署によると、すでに終了した試合の入場券の上から紙を貼って日付や対戦球団名などを変えていたという。』

自由席だから入れさえすればあとはどうとでもできる、
と思ったのだろうが、何よりカニより偽造の仕方がショボすぎ(涙)。
今時なので各種ソフトを活用すれば、もっとクオリティの高いものを
偽造することができたのではと思うのだが(逃!)、
そこまでする熱意はなかったのか、能力が及ばなかったのか。
容疑者は『「どうしても行きたかった」などと供述している』そうで、
私もLIVEが好きだから、なんとかして観たいと願う気持ちは
想像できないわけではないが、駄目なもんは駄目だ、犯罪だ(^_^;。

今回は会場スタッフがきちんと気づいたから良かったが、
ゲートは時間帯によってはひどい混雑だし、
今後は更に注意深く点検するようにしなくてはならないだろう。
カープの試合がこれほどのチケット難になるとは、
数年前は予想だにしていなかったが、
こういう事態になった以上は、これからも偽造チケットは
出現する可能性があると思ったほうが良い。
それも、もっと完成度の高いヤツが(汗)。

ちなみに私は去年、歌舞伎座で、夜の部のときにうっかりして、
翌日の昼の部のチケットを出してしまい、運悪く改札の人にも見逃され、
普通にモギられて、そのまま入場してしまったことがあった。
三階の客席の扉手前まで行って、席番を確認しようとしたら
想定していたのと違う番号が書いてあったので驚き、
自分のやらかしてしまったことに気がついて、
案内係のスタッフさんに申し出、すぐに対処して貰ったのだが、
ああいう手違いが起こり得ることを考えると、
巧い偽造チケットなら流れ作業的に通されてしまうことも
大いにあるのではないかという気がする。

*****************

3日の巨人戦そのものは、四球が心配されたA-岡田が良い内容で、
辛抱強く8回まで投げ、打線がそれに応え、菊池の右前打が決勝点になった。
4月28日に、センターで3番の丸が右太腿裏の筋断裂で離脱し、
今のカープは、最重要の野手のひとりを欠いている状態なのだが、
皆で補い合って、なんとか勝ちに繋げることができたのは喜ばしかった。
……『丸の穴』と言われると、そこはかとなく可笑しいが(逃)。


セ・リーグ順位(2018年5月3日現在)
1 広島 勝19 負10 分0 勝率.655 差-
2 阪神 勝13 負12 分0 勝率.520 差4
3 巨人 勝14 負13 分0 勝率.519 差0
4 DeNA 勝13 負13 分0 勝率.500 差0.5
5 中日 勝12 負16 分0 勝率.429 差2
6 ヤクルト 勝10 負17 分0 勝率.370 差1.5

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“鉄人”衣笠祥雄氏が大腸がん死去、19日まで仕事(日刊スポーツ)
『元広島の衣笠祥雄氏が23日に死去したことが分かった。』『死因は上行結腸がん(大腸がん)。71歳だった。』『2215試合連続出場の記録を持ち「鉄人」として親しまれた。87年にはプロ野球界2人目となる国民栄誉賞も受賞した。76年盗塁王、84年打点王、MVP。通算2677試合、2543安打、504本塁打、1448打点、打率2割7分。96年野球殿堂入りした。』

昼過ぎ、会社で仕事中に、私はお客様から
「衣笠が亡くなったそうですよ」
と教えて頂き、あまりに突然で、驚いてオフィスで同僚に伝え、
皆でスマホのニュースをチェックしたが、誰も俄には信じられなかった。
そういえば先週だったか、
「解説の衣笠の声がひどい状態で、何か病気でないかと心配」
という意味のtweetを見かけた記憶はあったが、
このように急なことになろうとは思ってもいなかった。
別の記事では、ここ数年、体調の優れないことがあったと、
書いてあったので、以前から治療中ではあったようだ。

カープが最も明るく活気に満ちていた時代、
出来たばかりだった応援歌『それ行けカープ』を
小学生だった私たちが大声で歌ったあの日々に、
いつも、フルスイングで打って駆け抜けていた衣笠。
華も野性味もあった、カープ屈指の名選手だった。
我々の世代の広島人は、塾や学校をサボりたくなる日も
「衣笠は休まん」と考え直して家を出たり、
もう仕事なんか行きたくないと思う朝も、
「衣笠がきょうも頑張りよるけ」と顔を上げ、
自分を奮い立たせて出かけたものだった。

『私に野球を与えてくれた神様に感謝いたします』
という87年の衣笠の引退の挨拶も印象的だった。
その後90年代の初め、私は彼の講演を聞く機会があったが、
間近で見た衣笠祥雄は、まさに太陽のごとく強い光を放つ人だった。
あのときの輝きのまま、燃え尽きる直前まで現場にあり続け、
病を得てもなお衣笠は、文字通り「鉄人」であったのだと思う。

ああ。一時代が終わってしまった、
これじゃもう、野球を観る元気も出ないよ、
……ときょうは午後からずっと思っていたのだが、
なんと今夜は、若い中村祐太が頑張ってくれた。
先日来のアドゥワ誠の、中継ぎとしての健闘も素晴らしかったし、
やはり、将来のある若鯉たちの活躍を目の当たりにするとき、
地元ファンとして最も嬉しく、手応えを感じることができると思った。

広島中村祐太、完投逃し悔し涙も衣笠氏へ勝利届けた(日刊スポーツ)
『<DeNA2-7広島>◇24日◇横浜』『広島中村祐太投手(22)が、今季2勝目を挙げた。』『力強い直球を中心に、強力なDeNA打線を封じ込めた。2回には3四死球で1死満塁のピンチを招いたが、三振と一飛で無失点に切り抜けた。』『9回もマウンドに上がったものの、1死満塁で降板。初の完投勝利を逃し、ベンチに戻ると悔し涙をタオルでぬぐった。5回までは無安打の投球だったが「(無安打は)意識していなかった。四球が多かったし、連打も打たれた。逆転される雰囲気をつくってしまった。内容は反省点です」と淡々と話した。』『快勝で再び首位に立ち、23日に死去していた元広島の衣笠祥雄氏に、勝利を届けた。「(衣笠氏への)そういう思いもあって、自分としては結果を出さないといけないと思っていました」と話した。』

ヒーローインタビューで「涙もありましたけど」と振られると、
中村は悔しい表情のまま「泣いてません」と短く答えた。
バッテリーを組んだアツ(會澤)のハイタッチも無視したそうで、
Twitterでは、非礼であるとの非難の書き込みもあったが、
あれほど良い内容だったのに、終わって彼の頭にあるのは
完投できなかった悔しさだけで、
アスリートとしてなかなかに頼もしいと私は思った。
衣笠が見ていたら笑顔で、例の朗らかな調子でいっぱい褒めてくれるよ!
だからもう泣くんじゃないぞ、のん太っ!

今夜の試合では、当然あると思っていた半旗も喪章もなかったが、
それは衣笠のほうのご遺族の希望とのことだった。
選手として、どんなことがあっても試合に出るという
強い姿勢を崩さなかった衣笠の姿と、
解説者として、常に明るく、実にテンポ良く話していた、
衣笠のちょっと高めの良い声を、改めて、思った。

*****************

帰宅した主人と喋っていて、元祖カープ少年である彼の話から、
いろいろと興味深い事実を確認することができた。

衣笠が「鉄人」になったのは、「背番号28から」だけではない。
彼の、偉大な連続試合出場記録2215は1970年に始まることになるのだが、
背番号28は1974年までなので、そのときは彼はまだ「鉄人」ではなかった。
1975(昭和50)年のカープ初優勝の年、彼の背番号は「3」になったが、
以後もスターではあっても、彼の連続試合出場記録そのものは道半ばで、
誰もそれが世界記録を塗り替えるものになると思っていたわけではなかった。
米メジャーリーグのルー・ゲーリックの持つ「2130連続試合出場」を
超えることが現実的になってきたのは、1980年代になってからだが、
そのルー・ゲーリックの異名が「Iron Horse」であったことから
徐々に、ゲーリックの「Iron(鉄)」と衣笠の以前の背番号「28」とを合わせ
「鉄人(28号)」の愛称が衣笠祥雄を現すものとして定着するようになった。
つまり、先人「Iron Horse」の名があればこそ、
衣笠は背番号「3」の時代を十分に経たのち、初めて「鉄人」になったのだ。
そこに触れた報道が皆無に近かったことは、大変残念であった(ころもん談)。

衣笠は、そんなに三振していない(爆)。
私の中の衣笠は、人間扇風機のごとく毎回がフルスイングで、
かっ飛ばせばホームランだが、そうでなければ景気よく三振、
というイメージだったのだが、記録を見ると案外、三振していなかった(爆)。
通算では、一応、プロ野球史上歴代10位の通算三振数という位置には居るが、
年間の三振数は多い年でも89が最高で、年間100三振の清原みたいなことは
衣笠は実は、やっていなかった。
更に、私が思っていたほど要所要所でホームランを打ったわけでもなかった。
「むしろ毎度怖かったんは、ゲッツーよ(^_^;」
と、ころもんは述懐していた。
それは正しくて、NPBの統計を見ると、通算併殺打記録では、
衣笠は野村克也につぐ歴代2位であった(汗)。

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緒方監督、投手陣乱調で逆転負け「自分の采配ミス」(日刊スポーツ)
<中日11-7広島>◇20日◇ナゴヤドーム
『広島は7回に相手のミスに付け込み、打者9人の猛攻で逆転するも、その裏に登板した2番手中田が中日打線につかまり逆転負け。先発の野村が立ち上がりから失点を重ね、悪い流れになっていた。』

前も書いた通り、私自身は、
「さすがに三連覇などとナメたことを言っては…(^_^;」
と思っている程度の広島市民ではあるのだが、
それでさえ、昨日の試合の結末には怒髪天を突かれた。
7回表で一挙5得点!という展開になったのに、よもや緒方が自分で、
これを負け試合として捨てに行く采配をするとは、本当に呆れた(--#)。

『投手陣の乱調で連勝が5で止まった広島緒方孝市監督(49)の談話は以下の通り。
 -投手陣が20安打11失点
 緒方監督 投手じゃない。自分の采配ミス。
 -先発野村は立ち上がりから失点を重ねた
 緒方監督 それよりも試合の流れ。あそこで野手陣がひっくり返してくれたんだから、勝たないといけない。自分のあれ(采配)が悪かった。
 -勝ちパターンの投手が連投続きで起用に制限があった面も
 緒方監督 それは関係ない。自分が決めてやっている。今日は自分自身、反省するところがたくさんある。』

緒方があとになって理解したように、ああいう展開になったら
石にかじりついても取りにいかないといけなかった。
シーズン全体を見渡せば、無理を重ねて勝ち続けようとしてもいずれ破綻するから、
先々のために、深追いをしない・スパっと負ける選択をすることはあるだろう。
しかし一方で、負荷をかけてでも取るべき試合というのもまた、確実にある。
スポーツと関係のない私程度の仕事だって、特に営業の面では、
「…おっ」と咄嗟に感じる、潮目の変わる瞬間が時折ある。
そうなったら作戦全面変更してでも、取れるだけ取りに行く姿勢に転じる。
勝負師なら、尚更そういうポイントを活かさなくてはならないものではないのか。

先発のノムスケがそもそも情けなく、エース云々という内容でなかった訳だが、
序盤からの失点のために、そのままショボい試合をしただけだったら、
昨日のはまだしも「ただの1敗」「半年間にはこんな日もあるさ」で処理できた。
しかし、7回表に、予想だにしていなかった目覚ましい逆転劇があった以上、
そこから俄然、試合そのものの意味が変わったのだ。
なぜ緒方は、それに合わせた対処をしなかったのか。
ああいうビッグイニングは、どうかすると、
シーズン全体に影響するくらいの意味があるのだ。
「思えば、あの日あのときから、だったな……」
と省みて思う試合というのは、ほぼ必ず「逆転劇」だ。
それだからこそ、そういうときに判断を誤ると、
もはや「ただの1敗」では済まなくなる。
これまた勝負師なら、当然、知っていることではなかったのか。

更に、それにもまして、昨夜私が大変不愉快、かつ問題だと感じたのは、
れんれん(中田)が明らかに苦戦し始めたとき、
ベンチからも内野からも、誰ひとり、出て行かなかったことだった。
あそこで皆が集まり、せめて2アウトのところで投手に一息入れさせていたら、
たとえ交替ができない内部事情があったとしても、
ひとつ、空気が変わった筈だったと思う。
そうでなくてもカープの野手陣は、投手らのヘタレのために
それこそ「心折れる」思いをしてきているのだ。昨年からずっと、幾度も。
監督ならばこそ、そこは最大限、くんでやらないといけないし、
野手陣に「またか」と思わせるような展開は、全力で防がなければならなかった。

私は地元民として、弱くてもカープだからという理由で応援して来たし、
弱いカープが弱いがゆえに負けたのなら、「はいはい(^_^;」で済む。
だが昨夜は、昨年日本シリーズ進出を逃したときの100倍くらい頭に来た。
昨年からずっと、投手陣の力不足を補い続けてきた野手陣の努力と成果を、
監督自らがぞんざいに扱い、台無しにするところを目の当たりにしたからだ。
「逆転のカープ」と言われる所以は、先発が失点しても野手が辛抱強く待ち、
機会が来たとき逃さず得点して、チームを勝利に導くからだ。
そのパターンになったらもう、何をおいても損なってはいけない。
どんなド素人にもわかる勝機を監督が自分でつぶしておいて、
あとから百万遍反省しても遅いわ(--#)。
頭の壊れた指揮官なんか二軍降格、いや登録抹消でいい(--#)。
おそらく、むこう10年くらいは、私の「思い出し怒り」のネタになるだろう。

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今夜時点で、一応はカープとヤクルトが暫定首位なのだが、
たった10試合しかしていない段階の順位など、大した意味はない。
このあと連勝・連敗で上と下が全部入れ替わることだって有り得る。
しかも目下、一番上と一番下でも2ゲーム差しか開いていないのだ。
便宜上の順位がついているだけで、順位自体が無いも同然だ。

セ・リーグ順位(2018年4月10日現在)
1 広島 勝6 負4 分0 勝率.600 差-
1 ヤクルト 勝6 負4 分0 勝率.600 差-
3 阪神 勝5 負4 分0 勝率.556 差0.5
4 DeNA 勝4 負5 分0 勝率.444 差1
5 巨人 勝4 負6 分0 勝率.400 差0.5
5 中日 勝4 負6 分0 勝率.400 差0

広島地元としてはいつでもカープに勝っていて欲しい気持ちはあるが、
常にカープだけがいい思いをするのがイイ、とも私は全然思わない。
過去2年間で、いい思いはかなりたっぷりしたことだし(^_^;。

純粋なカープファンからドヤされるのを承知で敢えて言うが、
去年の優勝で、皆さん全員2016年のときと同様に泣きましたか。
私は泣きませんでしたね(殴)。
感動はそれなりにしたが、結構な差があった。認めたくなかったけど。
15年間もずっとBクラスで、ああ一度でいい3位内に入ってみたい、
と、うなだれていたのは、そう遠い昔の話ではなかった筈なのに、
2年連続で優勝されただけで、こうも鈍感になるものだったとは、
と私は我ながら呆れた。

かつて、黄金時代とよばれた時期に、カープがどんなに勝っていても、
広島市民球場に閑古鳥が鳴いていたのは、もしかしたら
こういう気持ちの拡大版が、地元民の間で共有されていたからではないだろうか。
あの頃、カープは本当に強くて、毎年シーズンが始まると、
優勝争いに絡むのは当然の前提になっていて、それゆえに地元民からはもはや、
初優勝当時のような感動を持って見守られることはなくなっていた。
勿論、今のカープファンはあの頃の広島市民よりもずっと愛情深いと思うが、
それでもやはり、「強いカープ」を早くも当然のことと見なしているのでは……。
私は個人的には、それは結構、残念な兆しではないかと思っている。

まあ、しかしそれについては異論も様々あるだろうし、
球場通いもしない私程度の人間が何を思っていようと、どうでも良いことだ。
私は地元だからカープを応援しているのであって、贔屓選手がいるわけでもなく、
ファンクラブに入りたいと思うほどの熱心さも持ったことがない。
強いときも弱いときも、「今日もがんばれよっ」と心の中で声援を送るのみだ。
何しろ、よその球団とは違ってカープは身内なのだから(^_^;。

何であれリーグ戦としては、大混戦のほうが面白いに決まっている。
セ・リーグ内では、交流戦が終わったときどの位置にいるかと、
どういう成績で8月からの勝負どころを迎えるか、
が順位を占うときの大事なポイントだと私は思っている。
今のカープは、誠也が休んでいて、新井さんの復帰もまだで、
まともに投げられる先発投手が「1.5人」くらいしか居なくて(爆)
どちらを向いても昨季以上に良い要素がないが、
シーズンは、あとへ行くほど1試合1試合の意味が大きくなって来るので、
徐々に良い体制が整って来ることを、とりあえず祈っておこう(^_^;。
プリンス堂林が久々に活躍しているのは、なかなか喜ばしいことだね。

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4年ぶりに開幕白星 緒方監督は初 鈴木復活打 田中決勝打
「広島6―3中日」(30日、マツダスタジアム)
(デイリースポーツ)
『球団史上初の3連覇を目指す広島が競り勝ち、4年ぶりに開幕白星を挙げた。』『初回、松山の右犠飛で先制。三回には昨季、右くるぶしを骨折した鈴木が復活を印象づける左中間突破の適時二塁打を放った。1点を追う六回にはエルドレッドのチーム1号の同点ソロと田中の左越え2点二塁打などで3点を奪い逆転した。』

またしても、この季節がやってきた(^_^;。
毎日毎晩、カープの勝った負けたが我が家の空気を変えるという(汗)。
そういえば去年の開幕戦は、朝から真冬のように冷たい雨が降りしきり、
「こりゃ、さすがに中止じゃろ」
と思っていたら、ケチな球団は強気で試合を決行してしまい、
冷え込む大雨の中、びしょ濡れになって投球をさせられたジョンソンが、
そのせいで体を壊してどれだけ大変だったか、…ったくアレさえ無きゃ…、
……などと、試合前、つい「思い出し怒り」をしたワタクシであった。

今夜は、温かく晴れて動きやすい、文句なしの開幕日和だったが、
序盤に先発のノムスケがいきなりの四球連発になったので、
「幸先悪い!」と主人は不機嫌になってテレビ観戦をやめてしまい、
私もストレスをためながら試合経過を見守るのは嫌で、
夕食後、ひとりで縮景園の夜桜を見に行くことにした。
20時30分までに入場しないといけないので、時間のある今夜しかないと思った。
「開幕戦じゃけ、縮景園のほうは空いとるんじゃないかね」
と出る前に私が言ったら、花見の趣味を持たない主人は
「カープ観る人間と夜桜を見る人間はカブっとらんけ、込んどるじゃろ」
と、居間のソファで寝そべりながら言った。

縮景園では今、3月23日から4月8日まで、夜桜特別開園が行われているのだが、
例年より桜の開花が早かったので、既に満開だった。
カープの地元での開幕戦だというのに(笑)、主人の予測の通り、
縮景園はかなりの人混みで、門の外まで入場を待つ行列ができていた。
並びながら周囲を見回し、立ち話を聞くともなしに聞いていると、
私のような地元の人間以外にも、
偶然、夜桜ライトアップを新聞の情報で知って来られた方や、
週末しか来られないからと、天気が良かった幸運を喜んでいらっしゃる方、
あるいは一目で旅行者とわかる、外国人観光客の一団、など、様々だった。

夜の縮景園は独特で、ライトアップされた満開の桜を
月を背景に眺めると、昼に来るのとは全く違った風情があった。
園内を散策しつつ、人垣の間から写真を撮ったりして、
春の宵ならではの趣を、ひととおり楽しませて貰った。
……その話と写真は、またのちほど(^_^;。

そして、私が帰宅したら、ちょうど試合が動いて同点になっており、
主人も抜け目なくテレビ観戦を再開していた。
このヒトはとにかくカープが勝つところだけが観たいのだ。
最近何年もカープは決まって開幕戦で負けていたが、
今夜は打線がうまく繋がり、後半で点を入れることができた。
それでも9回表まで来て、かなりドラマティックな中崎劇場が開幕してしまい、
またぞろ胃薬不可避かと思われたが、なんとかそこも抑えて、勝った。

カープの開幕戦勝利は4年ぶりで、
それが地元広島でとなると、2002年以来なんと16年ぶり、
ゆえにマツダスタジアムとしては、開場初の開幕白星となった。

良かった良かったorz


追記(4月1日):広島緒方監督「つながる攻撃」13年ぶり開幕3連勝(日刊スポーツ)
誠也が下半身の張りで本日欠場、新井もまだ復帰できておらず、
決して最善とはいえないチーム状況だが、とにかく3勝できた。
打線がよく機能しており、得点力に繋がっているところが素晴らしい。
見出しにある通り開幕3連勝は13年ぶり、
本拠地広島での開幕3連勝は30年ぶり、
マツダスタジアムでは勿論、開場10年目にして初めての出来事になった。
もっとも、その13年前の2005年は最終的に最下位になり(爆)、
30年前の1988年にしたところが3位でシーズンを終えているので、
別に、開幕3連勝したから素晴らしい年になるというわけではないのだった。
まあ単純に、気分が良い、ということで(^_^;。

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私は夏の花火ほどには、冬のイルミネーションに愛着は持たないのだが、
今年は、カープの2連覇にちなんだオブジェがあるというのを
ネットの日経の記事で偶然読み、それはやはり観ておくべきだろうと、
先日、会社帰りに寄ってみた。

毎年、この時期の平和大通りはドリミネーションを楽しむ人達で混雑するのだが、
今年も例によって、眺める人達や撮影する人達がたくさんいて、
自撮り棒で頑張る人達もあちこちで目に付いた。
「インスタ映え」というヤツだな。
中でも、皆のお目当てはやはりカープで、私の後ろを歩いていた人達も、
「今年はカープのがあるんじゃろ」「どこなん」
と会話していた。

そのカープオブジェは、私が予想していたより東側にあった。
平和大通りの北サイドの敷地に設置されていて、
広島クリスタルプラザの前あたりだったと思う。
ドリミネーション2017の公式サイトを見ても、
カープオブジェの紹介もなければ場所も明記されていなくて、
今回一番の呼び物であろうに、随分とマヌケな話だと思うが、
大した規模のイルミネーションでもないので、
目当てのものがあるなら見つかるまで全部歩けばということか。

世の中の多くのイルミネーションはクリスマスの時期で終わってしまうが、
ひろしまドリミネーションは毎回、年明けの1月3日まで続いている。
お正月で帰省する人達にも楽しんで貰えるように、という配慮だそうだ。
学校や仕事の関係で他県在住の、カープファンの広島市民は、
年末年始の帰省時に、Check it out!(^^)



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