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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ブブゼラの音程はB(シの♭)だそうだが、
うちの外でやっている工事の騒音の中にはF(ファ)音がある。
ガシャガシャ、ダーン、の大音響の中で、こいつが、
地味に、 F---、F---、と鳴り続けている。
何かの機械音だと思うのだが、一応拍子があって、
モデラートくらいの四拍子、四拍目が休符だ(汗)。

私がベートーヴェンのソナタ5番の二楽章を弾いていると、
基本的にAs Dur(変イ長調)なので、このF音と結構よくハモる(爆)。
しかも、この楽章は音が密なところと、極端に音の希薄なところが
隣同士になって混在しているので、音が少なくなって休符が入ったときに、
突然工事のF音が乱入して来ると、私はその四拍子に釣られ、
自分のテンポが見えなくなる。
そうでなくても、12連符・6連符で指がもつれた直後に、
右手の一音だけで一拍近くもたせるような展開になると、
『(車は)急に止まれない』と毎回実感しているというのに(--#)。
かと言って、テキは工事だから、必ずしも定期的には鳴らず、
メトロノームの代わりにしたろうかい、とまでは行かない。

私は不完全な相対音感だけを持っているのだが
――つまり、ドとかソとか基準の音を聞かせて貰えば、
その他の音が、基準音からどのくらい音程が隔たっているか、
だいたい間違えないで言える、という程度なのだが――、
絶対音感のある人は、日常生活が結構苦しいこともあるのではないか、
と、このF音の工事のせいで、つい想像してしまった。
今の私は、ピアノを弾いているときしか、この音を気にしないが、
もし優れた絶対音感の持ち主だったなら、Fが不定期に鳴るだけでも
日常生活で耳についてイライラさせられるのではないだろうか。
なにしろ工事の音だから、厳密には音程が常に正しいとも言えないだろうし。

私の友人の中に、エレクトーンがプロ並みに巧い人がいて、
彼女は幼い頃から訓練して絶対音感を持っていたが、
二十代のある日のこと、風邪をひいて咳止めを内科で貰って飲んだら、
副作用で音がほぼ半音ずつ下がって聞こえるようになり、困った、と言っていた。
電話の受話器を上げたときの音も、家のピンポーン♪も、電子レンジのチーン♪も
どれもこれも、普段彼女が認識している音より半音ずつ低くなり、
うそっ!低い!違う!と彼女は何か音がするたびに神経がとがり、
気が狂いそうになった、ということだった。

飲んだ薬の副作用だったので、三時間ほどでなおったらしいが、
あのときは、一生このままかと絶望したと言っていた。
絶対音感というひとつの能力が損なわれたことを悩んだのではなく、
このあと生涯、自分にとってのズレた音を聞いて暮らすのか、
と考えたら、その気色の悪さに耐え難い思いになったのだ、と。
つくづく懲りて、その咳止めは止めた、ということだった。
絶対音感などない私なら、半音下がったくらいだとなんともないが、
彼女にとっては、世の中がすべて歪んだくらいの苦痛だったそうだ。
『わかる』ために、普通の人の気づかぬ箇所で苦しむことになった、
という、優秀な感覚を持つ人ならではの逸話だ。

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昨夜は、薬研堀のLive Cafe Jiveで、
仲井戸 "Chabo" 麗市のライブを聴いた。
ベースの早川岳晴と二人での全国ツアー、
6月からのpart 6のライブの初日がこの広島だった。

『Born in 新宿』で自己紹介のように始まって、
歌詞で改めてチャボが還暦目前だと知った。
だからツアータイトルがGO!!60なのだ。
このライブのシリーズで60回公演を目指している、
とのことだった。

それにしてもチャボは、なんて素敵な「還暦」なんだろうか。
私は昔から、チャボのギターの、リフのセンスが好きなのだが、
それは健在どころか、ますます磨きがかかって、自由自在だった。
また、チャボの歌は、例えば清志郎とは違ってどんどん内攻する世界なのだけど、
その潜在的なエネルギーの大きさは、年齢のとともに高まってきたと思った。

早川さんのベースが途中で弦が切れてしまったが、
残りの三弦で曲の終わりまで頑張って、別のベースに変えた。
ウッドベース(つまりコントラバスだ)はデリケートで調整が大変なので、
早川さんは今回、ツアーに持って来ることには難色を示したが、
ちゃんとこうして、弾いてくれることになったとチャボが言った。

「泉谷(しげる)くんなんか終わると弦が全部無かったりする」
とチャボが言うので大笑いだった。
「泉谷にとってギターは打楽器だから」

『BLUE MOON』はチャボいわく「課題曲」で、
組んだ人とは必ずこの曲をやって、その人がどんな音楽が好きか、
どんな人生観を持っているか、などを感じ取るようにしているそうだ。
チャボみたいな人に、演奏を通してあらいざらい見られるのは、
もし私が弾き手だったらツライな、と思っていたら、
「KYON(川上恭生)とか、梅津(和時)、片山(広明)、
・・・いろんなヤツとやった。ロクなヤツらじゃなかった(笑)」

『ホーボーへ』『Gibson』『BGM』『アメリカン・フットボール』
『ガルシアの風』『夏の口笛』『平和』『ホーボーズララバイ』、
・・・等々、たくさんの自作曲、カバー曲、それに朗読詩『読書する男』。
チャボの60年代の思い出、出会った音楽、心惹かれたアーティストたち、
ジャンルを問わず、いいと思ったらあれこれ取り上げてきたこと、
などを、チャボは次々と話してくれた。

途中で、チャボは、清志郎のことに触れた。
話そうと思ったら話題にしよう、
話す気持ちでなくなったらやめればいいんだ、と思って来たが、
いつもやっぱり話そうという気がするので、続けている、
という意味の前置きをして、清志郎との長い友情のこと、
清志郎の最期に間に合った晩のことを、チャボは語った。

そして、『毎日がブランニューデイ』を歌った。
清志郎との最後の共作、良いのが出来たと二人で握手した曲。
復活祭のときにも演奏して、途中で何回か、
いいぞ、と互いに目を見交わしたナンバー。
80年代は、清志郎の横でギターを弾くのが本当に好きだった、
とチャボは言った。
それから、『君が僕を知ってる』は一緒に歌ってくれと言われて、
会場の皆が歌った。私たちは自然に涙が流れて最後は歌えなくなった。
清志郎は今も居るよ!と会場から声が飛んだ。
チャボは泣いていなかった。
上でキヨシが聴いてる、というように幾度も頭上を指した。

*****************

・・・いけない、あまり書くとネタばれになってしまう。
もう、なってるか(汗)。
実は、この広島は二日連続の公演で、
本日夜にもう一度、チャボのライブが同じ会場であるのだ。
だからこれから聴かれる方がここを読まれたら、
ライブ前に中身がわかってしまって、いけないかもしれない。

ただ、多分、昨夜しか聴けなかった曲が、ひとつあった。
これは、土曜のライブでしか、やらないのだ。
『映画に行こう』、というタイトルで、CD化はされていない。
「いつもならここで『ティーンエイジャー』をやるんだけど、
きょうは土曜だから、これやる。・・・すぐ終わる」
と言ってチャボが歌い始めたとき、私は懐かしさで胸がいっぱいになった。

♪今夜もひとりで いるのかい
♪こんなに長い 夜を

それは今から二十年以上前、私が東京でチャボのライブに行っていた頃、
ときどき、最後に演奏されていた曲だった。私は、覚えていた。
それほど、当時から私にとって印象的な曲だったのだ。

♪さぁ いい服着てさ 出かけようじゃない

と言って、土曜の夜「映画」に行こうと誘う曲なのだが、
最後が、いつもご当地ネタなのだ。昨日のは、

♪広島ーーー!!・・・・・・サロンシネマ、あたりへ~

だった。
サロンシネマ、ぴったりだ。
映画館の選び方まで抜かりのない、やっぱり、さすがはチャボなのだった。

*****************

ついでに、これはネタばれどころか『宣伝」なので書いておこう。
このたび、チャボの詩集が出版されることになった。
全集としての企画で、これまでの作品のほぼ全部が掲載されている。
『My R&R 仲井戸麗市全詩集 1971-2010』
(株)ロッキング・オンより6月30日発売 2940円。

「渋谷(陽一)、あんな男でも役に立つことがある(笑)。
渋谷、ほんとにありがとう」

とチャボは言った。同時に、カメラマンであり仲井戸夫人である、
おおくぼひさこさんの写真集『BOYFRIEND』も発売されるそうだ。
こちらは、ぴあ株式会社より、6月28日発売、3000円。
タイトルは、ご夫婦で話し合っていて、どちらからともなく、
この言葉が出てきて、決まったものだということだった。

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6月5日(土)仲井戸chabo麗市 with 早川岳晴@Live Cafe Jive
6月18日(金)ブルーノ・レオナルド・ゲルバー@兵庫県立芸術文化センター
6月19日(土)ロシア連邦トゥバ共和国の民謡 等々力政彦@OTIS!
6月29日(火)広島×巨人@マツダスタジアム
7月7日(水)ベルリン交響楽団@フェニックスホール
7月19日(月・祝)広響定期・田村響@呉市文化ホール
7月24日(土)松竹大歌舞伎@福山リーデンローズ
9月18日(土)・19日(日)イナズマロックフェス@烏丸半島芝生広場
9月25日(土)シプリアン・カツァリス@兵庫県立芸術文化センター
11月6日(土)ゴダイゴ@神戸国際会館
11月23日(火・祝)西本智実 / ミッシャ・マイスキー@厚生年金会館
11月27日(土)紫苑ゆう「再会」@ホテルオークラ神戸
12月 南座顔見世。

例によって、全部行けたらネ申。

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ファンクラブでも大もうけする嵐(リアルライブ)

娘がなぜかジャニーズ系に走らないので、
我が家では「嵐」で騒ぎになることは今のところないのだが、
私自身、これまで様々なものに入れあげてきて、
各種ファンクラブや後援会に所属し、
自分でもチケット取りでは長年の苦労をして来ただけに、
この記事内容には違和感を覚える。
嵐やファンクラブそのものには、何の思い入れもないのだが、
私の感覚では、嵐ファンクラブが特にアコギなことをやっているとは思わない。

「1人4枚までしか申し込めず、抽選販売にもかかわらず、完全前払い制で、申し込み手数料という名目で500円を徴収される。でも、そんなシステムっていうのは、FCの会員になって初めて知らされた。昨年のツアーだと、FC会員のチケット代金は7000円で手数料500円だから、7500円払った」(20代のFC会員)
「チケットをとれなかったファンには後日、郵便払い出し証明書が送られてきて、返金手数料の700円を引いた形で返金されるが、チケットをとれなくて700円損をする仕組みはあまりにも不条理」(同)

申し込み枚数の制限は、チケットぴあのようなプレイガイドでさえあるし、
前払いも500円も700円も、『あまりにも不条理』どころか、
多くのFCで『普通』にやっていることだ。
チケットが取れたか取れなかったかではなく、
返金処理まで含めての、一連のチケット抽選過程に参加したことに対して、
申込者全員が手数料を払う、というのはFC的に当然だ。

だいたい、嵐のコンサートツアーともなれば、
ヘリや二階が売れ残るそのへんのチケットとはわけが違うのだ。
記事にもある通り、一般で取るのはとてつもない激戦だ。
敢えて自力で取るとしたら、本来どんなに苦労をせねばならないか。
予約開始当日に電話をかけまくる方法では太刀打ちできまいから、
窓口前で徹夜するか、代行を頼むか、オークションに賭けるか、
・・・といった方法になるが、どれも少なくないリスクを伴う。
努力しようがお金を払おうが、カス席一枚さえ取れない可能性だって高い。

どのプレイガイドがどのあたりの席を何枚持っているかは、
ジャンルによっては、知っている人は知っている情報だが、
トップシークレットのひとつだからおいそれとは教えて貰えないし、
「神の手」を持つオペレーターがどの窓口にいるかを知らなければ、
幾晩徹夜しようが、入力作業の段階で負けるから取れるものではない。
代行業者はピンキリだし、オークションは常に詐欺と隣り合わせだ。

その点、公認FCは一応の信頼がおける。かかる費用も明白だ。
FCに500円なり700円なりをよぶんに払うことで、
「労せずしてチケットを手に入れる可能性」を買った、と私なら考える。
可能性を買っただけだから、必ず成果が伴うとは限らないが、
ほかにどこを探しても「確実」「安価」な方法など存在しないのだから、
この数百円は私の側から言えば純然たる「投資」だ。
戻って来なくてモトモトだ。

また、FC業務という観点から言うなら、
抽選だって返金だって、そもそもタダでできる作業ではない。
嵐ファンクラブは、まさか善意のボランティアでは無いだろう。
入会金も年会費も払っているのに、と思うかもしれないが、
会員証配付や会報作成、グッズ制作、イベント企画や告知だって
どれも通信費や制作費や人件費が既にかかっているのだ。
境遇によってはライブに行かない・チケット申し込みをしない会員だっているだろうから
抽選・返金などチケット関連の世話になった人間だけが、それ用の手数料を払う、
というのはあり得べき発想だろう。

それでも、このシステムや700円が「損」「不条理」としか考えられないなら、
FCに向かって自分の希望通りに変わって欲しいと望むのではなく、
FCに期待するのは情報提供やグッズ販売、イベント関係と割り切り、
チケットは、体を張るなりお金を積むなりして、
自力で一般発売に参戦すれば良いことだ。
嵐ファンクラブあたりは、会員の行動の自由までは制限しないだろう。

多分、これまた結構多くのFCで、
「新入会の会員には比較的良席を割り当てる」
ということが行われていると思うので(←注:宝塚はこの限りではない)、
その時期だけFCに頼ってみて、ハズレが多くなったら、
あとは基本的に自力ゲットで行く、と考えるのも、
ひとつの方法ではあると私は思っている。
どちみち、チケットが手に入らない状況は同じなのだから、
金額やリスクを天秤にかけ、自分の納得感を第一の尺度にすれば良い。

いずれにしても、人気公演のチケットを手に入れるには、
気力・体力・知力・金力・情報収集力・忍耐力、
それに時間と人脈が、限りなく必要だ。

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忙しく明日の準備をしながらも、
きょう一日中、私の頭にあったことは、ひとつだった。

清志郎と、お別れしてから、一年が経った、
・・・ということだった。

でも私にとって、未だに清志郎は清志郎だ。
あの2008年3月の京都会館公演以来、
今のところ、まだライブに行ったことがない、
というだけのことだ。
それだけで、実質、何も変わったことなんて無い。

新譜も次々と出るし、ファンクラブも変わってないし、
ラジオで清志郎の声を聞くこともできる。

きょうはNHK-FMが11時間連続で清志郎三昧をやっていて、
私は外出していたとき以外、ずっとそれを流していた。
掃除しながら、洗濯物をたたみながら、
清志郎の声をずっと聴いていた。
今も聴いている。

私にとって清志郎の決定版のような一曲と言ったら何だろう。
清志郎の曲はとてもたくさんあって、
そのときどきに私なりに忘れられない出来事もあって、
数え切れないほどライブにも行ったから、
とてもじゃないが、どれかひとつになんて決められないけれど、
自分の原点はと考えたら、『トランジスタ・ラジオ』かなと思った。

清志郎の歌はどれも切ない。
中でも『トランジスタ・ラジオ』を聴くと、
晩秋の下宿で、たったひとりで聴いていたときの気持ちを
今でも鮮やかに思い出してしまう。

四十過ぎても、こうやって聴いているなんて、
あの頃、うまく想像ができなかったと思う。
そのとき、清志郎がもう居ないなどということは、
なおさら・・・・・・。

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『忌野清志郎+有賀幹夫写真展NAUGHTY BOY』を
4日に道頓堀のスタジオZAZAで観てきた。

NAUGHTY BOY King of Rock'n Roll 忌野清志郎+有賀幹夫写真展

私はほとんど予備知識無しに行ったので、
写真がいきなり86年から始まっていたことに不意を突かれた。
そして、胸が熱くなった。

多分、私が一番強く憧れたのが、この時期の清志郎だった。
82年に彼を知ってから、当初はこちらの予想を遙かに超える、
清志郎の強烈さにただならぬものを感じて、心惹かれたのが、
だんだんと、86年頃にはアーティストとして純粋に、
清志郎の表現するものに惚れ込むようになっていた。
売れ始めた頃の、どぎつい濃いピンク調のメイクアップが、
次第に洗練されてきて、入れ替わりに、清志郎の存在感そのものに、
スケールの大きさと貫禄とが備わってきた時期だった。

86年以降、RCサクセションが活動停止するまで、
私は、ツアーは必ずどこかで聴いたし、野音も武道館も皆勤だった。
写真で並んでいる清志郎を観るだけで、音が蘇ってきた。
チャボのギター・リフも遠くから聞こえてきた。
「OKベイベーOK、夏には、日比谷の野音で、会おうぜー!」
と言った清志郎の声も、思い出した。

ステージの清志郎、レコーディングスタジオの清志郎、
街角に立つ清志郎、メンバーや仲間と談笑する清志郎。
見覚えのある顔もあれば、初めて見る表情もあった。
舞台の上から観客を思い通りに翻弄する、KING忌野清志郎、
どこかの室内で、はにかんだように笑う、きよしくん。
さすが有賀幹夫氏の写真なので、
ミック・ジャガーと並んだ清志郎も、あった。
清志郎は夢を叶えて、ここまで登り詰めたのだなあと思った。

映像では、ごく最近の清志郎のライブも上映されていた。
清志郎は私にとって、強く強く憧れた遠い存在から、
だんだんと、敬愛する偉大な「同志」になり、
最後には、胸の痛いほどいとおしい人になって、逝ってしまった。
若いときの清志郎と、最近の清志郎とが並んでいると、
私には、その間の何年もの自分の思いが、一度に蘇った。

清志郎は、いつもずっと「忌野清志郎」だったのだ、
と写真を見ながら、前にも思ったことを、また思った。
彼が公開した闘病は、復活公演の最初にスクリーンに映し出された、
あの、抜けた髪がだんだん生えてくる過程を並べた何枚か、だけだ。
それ以外、私たちにとって清志郎は、ただ一貫した「忌野清志郎」だった。
清志郎が私たちに見せようとしなかったものが、
きっと物凄くたくさんあったと思うけれど、
私たちは、ただ彼が表現したものだけを受けとっていれば良かった。
それで、良かったんだと、改めて思った。

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15歳の御祝い
12日が誕生日だったし、高校入学祝いも兼ねて、何か買ってあげよう、
と言ったら、娘は「CDコンポが欲しい」と言った。
実は彼女は、これまでCDを聴くのに、
「く○んのEマスター」という機械を使っていた。
小学校一年生のときに、短期間お世話になった教室で購入したもので、
本来は英語学習用CDを聴くためのものだったのだが、
小さいながらもステレオだし、普通にプレイヤーとしても使えるので、
娘は文句も言わず、それをこの9年間、普段用にして愛用していた。
しかし娘によると、
「あれってさー、自動的に三回リピートするワケよ」。
西川貴教を聴くのに、毎回同じ曲を三度ずつ・・・(汗)。
「フツーにCDが聴ければ、別にどんなんでもいいから」
と言う娘に憐れを催し、新しくコンポを買ってやることにした。

KISSが来日するかもしれない
8月7日、某夏フェスにKISSが参加するらしい、という噂がある。
ホントだったら嬉しいが、私は、限りなく、体力的に不安だ。
夏の東京がどんだけ暑いか、私は神宮球場の花火で知って、懲りた。
ボンヤリ花火を見るだけでもヘトヘトになったのに、
真夏の屋外で、コブシつきあげ、Oh!Yeah!と連呼し、踊りまくったら、
更年期の私はシヌのではないでしょうか。
それと、KISSはいつぞや、ウ○ーのミュージックフェスで、
ヒドいめにあっている筈なので、本当に日本の野外フェスに来るのか、
という点も、やや疑問ではある。
ヒドいめ、というのはですね、ポール・スタンレーがMCで、
「おい!後ろを見ちゃ駄目だ!」
と言ったくらいの客入りだったという・・・(逃)。

上半期道楽予定
今、考えている今後の道楽予定は、以下の通り。
3月9日~19日:エリザベト音楽大学第22回国際音楽セミナー
3月20日:宝塚バウホール宙組『Je Chante(ジュ シャント)』
4月4日:和央ようか『ディートリッヒ』@梅田芸術劇場
 『NAUGHTY BOY -KING OF ROCK’N ROLL- 忌野清志郎+有賀幹夫写真展』
4月11日:コジマ・ムジカ・コレギア@アステールプラザ
5月3日:イーヴォ・ポゴレリチ@国際フォーラム ホールA
5月4日:西川貴教『ミュージック・マン』@東京芸術劇場
5月5日:イーヴォ・ポゴレリチ@サントリーホール
5月6日:イーヴォ・ポゴレリチ@アクロス福岡
 個展『忌野清志郎の世界』@福岡パルコ
5月18日:宝塚歌劇団星組広島公演@厚生年金会館
5月29日:クリスチャン・ツィメルマン@倉敷市民会館
6月5日&6日:仲井戸麗市ライブ@LIVE Cafe Jive
7月7日:ベルリン交響楽団@フェニックスホール
8月7日:KISS??ホントか??

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先のバンクーバー・オリンピックの男子フィギュアスケートで、
あまりの美しさに大人気だったのが、
アメリカ代表のひとりジョニー・G・ウィアー選手だった。
彼の今回の成績は六位入賞だったけれども、
もし本当に芸術性や出来映え点で順位が決まるものであるなら、
私は彼にこそメダルをあげて欲しかったと今でも思っている。
彼のスケーティングには、えも言われぬムードが漂っていたし、
バレエ的な優雅さも抜群だったからだ。

世界を驚かせたバラ色フィギュア選手 ジョニー・ウィアー(TimeWarp)

そのウィアー選手を指導したコーチのひとりが、
92年アルベールビルオリンピック金メダリストだった、
ヴィクトール・ペトレンコであると、あとで調べて知って、
私は自分の感覚の一貫性に自信を持った。
私は昔、ペトレンコの優雅で品格のある演技に心惹かれたことがあり、
その姿は、今も私の記憶の中に、鮮やかに残っていたのだ。

PETRENKO V. 1992 SP(YouTube)

さて、ここからが本題なのだが。
このウィアー選手が大のお気に入りとして挙げているのが、
2008年にデビュー・アルバムをリリースした、レディー・ガガだ。

Lady GaGa:Poker Face(YouTube)

  ・・・私は実は、この曲を去年だったか初めて聴いたとき、
  ヤプーズの『肉屋のように(YouTube)』の上澄みだけ持ってきたみたいな曲だな、
  と一瞬考えてしまい、いやチガウ!全然チガウだろう!!と
  オノレを許し難く思って即座に打ち消した、という過去があった(逃)。

いやいや、それはともかく。
だから、その、ジョニー・ウィアーとレディー・ガガの話だ。
実際に、ウィアー選手は、今シーズンのエキシビションでは、
彼女の歌う上記『ポーカー・フェイス』に振り付けたものを披露しており、
また日常、ウィアー選手は、ツイッターでも彼女の話題に触れ、
グラミー賞受賞を祝福する言葉をつぶやいたり、
お風呂に入るときに彼女の曲を聴く等と書いたりしている。
それくらい、レディー・ガガは彼を幸せにしてくれるアーティストなのだ。

Johnny Weir:Poker Face(YouTube)

レディー・ガガが、なぜこの芸名を使うようになったかというと、
それは彼女に影響を与えた音楽がグラム・ロックであり、
中でもQUEENのスタイルが、重要なものだったからだそうだ。
そう、レディー・ガガの名は、QUEENの84年のヒット曲、
『Radio GaGa』から来ているのだ。

QUEEN:Radio GaGa (Live at Wembley 1986)(YouTube)

Lady GaGaだなんて、なんとなく、クるものがある名前だ、
とは最初から思っていたが、本当にQUEENだったとは。
しかもだ、私は、彼女の芸名とこの曲の関連を、
自分で調べて知ったのではなかった。
なんと、KISSのポール・スタンレーが教えてくれたのだ。
スター・チャイルドですよ、ここで!よりにもよって。

つい数日前、英ロイターのインタビューの映像を見ていたら、
ポールが、レディー・ガガに大いに共感を覚えると語っていて、
『彼女のガガというのはQUEENのRadio GaGaから来ていて』
と説明しだしたので、私はあまりの不意打ちに固まってしまった。
続けて、レディー・ガガについてポールは、
『彼女は本物だ。クリエイティブだし音楽も最高だ』
と手放しの褒めようだった。横でジーン・シモンズが、
『レディー・ガガというのは良い名だ。
レディー・キッスなら、もっと良いけどな』
などと、要らんこと(爆)を言っていたのも可笑しかったが。

KISS Reuters UK interview(YouTube)

まったく、ポールの口から、ウィアー選手ご贔屓のレディー・ガガの名が、
そしてQUEENのRadio GaGaという言葉が出てきたときには、
道楽のワ!が目の前で繋がったのが見えた気がした。

♪誰でもいいから私を止めて

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KISS関連の、英語圏某掲示板では、先週あたりから、
『火曜日午後に大きな発表があるらしい』
という話題で、ファンが盛り上がっている。
時差があるから、アメリカでTuesday's Surpriseと言うなら、
日本では明日水曜日になるか?

良いほうのビッグ・ニュースという前提で
ファンの予想としては、ツアー予定公表、新アルバム制作の発表、
または新たな企画のDVDボックスの発売、等々が上がっている。
一般的にバンドに関して、ファンが最も大騒ぎする重大発表は、
『解散』または『活動停止』、次点は『メンバーの脱退』だが、
メンバーの誰かが亡くなるなどの決定的なことがなければ、
こういうのは結局のところ、いつだって修復可能な話だから、
この世の終わりのように驚き慌てることではないと思う。

だいたいが、KISSに関しては、ファンは既に免疫が出来ている。
あれは10年前だったか、大々的な解散宣言をして、
感動のフェアウェル・ワールド・ツアーの真っ最中に、
ドラムのピーター・クリスがいきなり脱退し、ツアー中断、
挙げ句の果てには、解散撤回→永久活動宣言。
短期間に、あれだけ泣いたり驚いたり喜んだり次々させられたら、
こっちは気が変になり、もう何も信じない(T.T)、という心境になったものだ。

まあ、今だったら例えば、
スター・チャイルド(ポール)を誰か別の人が襲名する、
とでも言われたら、私も一度は大いに落胆するかもしれない
(これには根拠がある。ポール・スタンレー本人が、近年、
『自分が居なくてもKISSは存続できる』と発言している)。
しかしそれだって、スター・チャイルド1世と2世が
性懲りもなく(爆)並んで出て来るようになる可能性もあるし、
ジーンがついている限り、メンバーの交替でさえ最大限に演出され、
ビジネス・チャンスとして活かされるだろう。

それより、本当に明日、何らかの発表があるのかどうか、
ということのほうが、目下は注目だ。
あるとしたら、どの程度のものを『重大発表』というのか、とか。
こんなのは、以前ときどき、宝塚関係の掲示板でも、あった。
『○日に何かある!』
などと思わせぶりなスレッドが立って、
すわ一大事、誰某の退団か、大規模な組替えか、
はたまた超目玉となる上演予定作品の発表か、
と皆で当日まで騒ぐだけ騒いで、
だのに肝心の○日になっても結局、歌劇団からは何一つ発表などなく、
掲示板にはトピ主を罵倒するレスだけ何十も続いたりしたものだった。
悪いことが何も無くて、とりあえず良かったのに、
無ければ無いで、皆、怒るのだった。

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個展 忌野清志郎の世界
私はこれを去年の秋に名古屋で一度見たのだが、
あれからも、更に新しいアイテムが追加されたりしながら、
地方巡回が続いている。
つい先日までは大阪で開催されていて、
行こうと思えば行ける距離だとわかっていながら逃してしまい、
とても残念に思っていたのだが、今度は福岡に来ることがわかった。
それも、ゴールデンウィークに、だ。
ポゴレリチの福岡公演で、私はちょうど福岡に行くじゃないか!

●会期:2010年4月29日(木・祝)~5月23日(日)
●会場:パルコファクトリー(福岡パルコ 8階)
●入場料:一般:500円 学生:400円
  ※小学生以下無料
  ※パルコカード会員: 入場無料


そしてもうひとつ、清志郎の写真展が開催されることをきょう知った。
NAUGHTY BOY -KING OF ROCK’N ROLL
- 忌野清志郎+有賀幹夫写真展

ザ・ローリング・ストーンズのオフィシャル・フォトグラファーの、
有賀幹夫氏による忌野清志郎写真展。
なんと大阪からスタートで、これまた私は、運良くというのか、
たかこ(和央ようか)さんの『ディートリッヒ』を観るために
ちょうど、この期間中に大阪に行く予定があるのだ。

●会期:2010年3月26日(金)~4月11日(日) 11:00~21:00
  ※入場は、閉館の30分前まで。最終日は18:00閉場。
●会場:道頓堀・中座くいだおれビル4F「studio ZAZA」
●入場料:一般:前売¥500 当日¥700
  高校生・大学生:前売¥300 当日¥500
  ※中学生以下無料。


道楽のバッティング、特にライブや舞台が二連続になる場合は
時間的にも気持ち的にも綱渡りになるので、普段は歓迎しないが、
今回のは一度の遠征で二度オイシイみたいで、とても有り難い。
しかも道頓堀中座だなんて、歌舞伎でよく行った場所じゃないか。
なんだか、清志郎が、私の大事ないろいろなものを、
いっぺんに連れてきてくれてるみたいだ。

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ちなみに清志郎関連では、今最も楽しみなのが、
新アルバム「Baby#1」の発売だ。
音源は清志郎が89年に録音していたアナログテープだそうで、
これが先頃発見されて、発売にこぎ着けたということだ。
まだRCサクセションをやっていた頃の録音だが、
バンド単位ではなく、清志郎と小原礼さんとの合作だったらしい。

清志郎さん新アルバムに大学生の長男参加(Nikkansports)
『昨年5月に死去したロック歌手忌野清志郎さん(享年58)の新アルバム「Baby#1」に、長男の竜平(たっぺい)さん(21=大学生)が参加していることが10日、分かった。新アルバム発売は、1月14日に発表されていたが、89年の未発表音源を基に、竜平さんが仲井戸“CHABO”麗市(59)ら生前に父が親しかったメンバーたちと協力し、完成させたことも新たに分かった。』

Baby#1(amazon)
ジャケットは、チャボの奥様おおくぼひさこ氏の撮影だ。
80年代前半の、ドぎついピンクな清志郎がトーンダウンしてきて、
かわりに、野性味と貫禄との両方が前面に出てきた時期の写真だと思う。
私はこの頃の清志郎を、自分の中にあった頂点のひとつとして、
今でも、とても愛している。

(以前書いた、おおくぼさんに関する記事)
2004年12月4日:おおくぼさん と 朧月夜

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