今週初め、毎年恒例の日本料理フォーラムに行ってきました。
実は、先週末から青森に行っていて、帰って来た次の日。朝も早いので、なかなか大変でした。
講師の先生もいつものメンバー。お料理はもちろん、お話も楽しく、今の最新の料理事情がわかります。
会場は満席。キャンセル待ちも多数だったそうです。毎年すごくなってるように思います。
さて早速お料理。プロ向けのフォーラムなので、なかなか家庭では難しいのですが、参考にすることは大いにあります。
1、ピーマンの白和え 高橋義弘先生
パプリカが調味料のように使われています。和え衣にお豆腐とあわせて、塩と砂糖のみで調味。鰹や昆布の出汁はなく、似たうまみはトマトのジュレです。
繊細な味が素晴らしいお料理でした。
2、ホワイトアスパラテリーヌ 塩卵黄身酢 村田吉弘先生
アスパラのシャキシャキ感が楽しい。黄身は中国のアヒルの塩卵。よく、月餅に入ってるもの。なんともコクがあり、美味しい。
3、たまねぎの飯蒸し 園部晋吾先生
なんともしみじみとした味わいのお料理。毎年のことですが、お料理自体、華がないのですが、私はいつも大好きです。今年もなんとも深い味わいです。お蒸しの上には昆布とたまねぎのお漬物風。これがまた美味。
4、三度豆と胡麻の葛豆腐の煮物椀 荒木稔雄先生
このお料理も鰹出汁は使われてません。お野菜のだしです。思ったほど、青臭くなく、程よい青臭さ。これも美味しさの一つです。
5、穴子のキャベツ巻き 石川輝宗先生
和風ロールキャベツです。中身が穴子の。家庭料理のようでした。。
6、ナスのトマト麹漬け 栗栖正博先生
なんとも不思議な、でも不思議と美味しい。
7、寄せ冬瓜 中村元計先生
冬瓜の酢の物です。見た目はブロックの冬瓜ですが、細かい冬瓜が寒天風のもので寄せてあります。お箸を入れるとホロホロと崩れます。
8、オクラの雑炊 鮎の香り 中東久人先生
オクラの粘々がすごい!お出汁は鮎のお腹を出して、炭火でしっかり焼き、天日干し。
まるで、あごのようです手前の黒っぽい粒粒はオクラの種。これを揚げて、脂でいため甘辛く味がつけてあります。これがこの雑炊のアクセント。不思議~
9、南瓜麹アイス 高橋拓児先生
濃厚な味。まるでかぼちゃの餡をいただいてるようです。
味醂のシロップが面白い。色々お料理に使えそう。
これで、すべてのお料理です。どのお料理もよく練られていて、素晴らしいです。さすが、プロ!
毎年、本当に楽しいです。ワクワクする1日。今から来年が楽しみです。