膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

日本料理フォーラム「新しいテクニックを使った野菜料理」

2012-06-16 23:57:07 | 食道楽ランキング

今週初め、毎年恒例の日本料理フォーラムに行ってきました。

実は、先週末から青森に行っていて、帰って来た次の日。朝も早いので、なかなか大変でした。

講師の先生もいつものメンバー。お料理はもちろん、お話も楽しく、今の最新の料理事情がわかります。
会場は満席。キャンセル待ちも多数だったそうです。毎年すごくなってるように思います。

さて早速お料理。プロ向けのフォーラムなので、なかなか家庭では難しいのですが、参考にすることは大いにあります。

1、ピーマンの白和え  高橋義弘先生

         

パプリカが調味料のように使われています。和え衣にお豆腐とあわせて、塩と砂糖のみで調味。鰹や昆布の出汁はなく、似たうまみはトマトのジュレです。
繊細な味が素晴らしいお料理でした。

2、ホワイトアスパラテリーヌ 塩卵黄身酢    村田吉弘先生

         

アスパラのシャキシャキ感が楽しい。黄身は中国のアヒルの塩卵。よく、月餅に入ってるもの。なんともコクがあり、美味しい。

3、たまねぎの飯蒸し     園部晋吾先生

         

なんともしみじみとした味わいのお料理。毎年のことですが、お料理自体、華がないのですが、私はいつも大好きです。今年もなんとも深い味わいです。お蒸しの上には昆布とたまねぎのお漬物風。これがまた美味。

4、三度豆と胡麻の葛豆腐の煮物椀      荒木稔雄先生

         

このお料理も鰹出汁は使われてません。お野菜のだしです。思ったほど、青臭くなく、程よい青臭さ。これも美味しさの一つです。

5、穴子のキャベツ巻き     石川輝宗先生

         

和風ロールキャベツです。中身が穴子の。家庭料理のようでした。。

6、ナスのトマト麹漬け      栗栖正博先生

         

なんとも不思議な、でも不思議と美味しい。

7、寄せ冬瓜      中村元計先生

        

冬瓜の酢の物です。見た目はブロックの冬瓜ですが、細かい冬瓜が寒天風のもので寄せてあります。お箸を入れるとホロホロと崩れます。

8、オクラの雑炊 鮎の香り      中東久人先生

         

オクラの粘々がすごい!お出汁は鮎のお腹を出して、炭火でしっかり焼き、天日干し。
まるで、あごのようです手前の黒っぽい粒粒はオクラの種。これを揚げて、脂でいため甘辛く味がつけてあります。これがこの雑炊のアクセント。不思議~

9、南瓜麹アイス    高橋拓児先生

         

濃厚な味。まるでかぼちゃの餡をいただいてるようです。
味醂のシロップが面白い。色々お料理に使えそう。

これで、すべてのお料理です。どのお料理もよく練られていて、素晴らしいです。さすが、プロ!

毎年、本当に楽しいです。ワクワクする1日。今から来年が楽しみです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。