膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井

2015-09-08 22:40:35 | Weblog

先週の土曜日、9月5日は桜井の「なら食と農の魅力創造国際大学校」に併設されたオーベルジュのオープン日。

東京から2名、京都からも2名の6名で早速ランチに伺いました。

このオーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井はフードクリエイティブ科の研修施設として使われます。経営は「レストランひらまつ」
「ひらまつ」のお料理もちろん、サーヴィス、経営を学ぶことが出来ます。 

オーベルジュ棟の玄関 木材が奈良らしいです。

              

              

横には研修棟。こちらでの調理の授業は辻調理師専門学校がされます。

              

県道15号線からは、わかりやすく大きな看板、新しい道も作られてます。

早速中に。入ると右手にフロント、正面にはソファとテーブル。ここでお友達を待ちます。中庭やレストランのテラスも見えます。
この日はお天気もよく、テラスでお食事されてる方もいらっしゃいます。

中庭

              

お友達も到着して、レストランに案内されます。
レストランまでは長い廊下があり、片側は厨房。厨房が見えるようにちょうど目の高さに長方形の細長いガラス窓があり、忙しく働くシェフたちの姿が見えます。

廊下の先にはメインダイニング

             

「ひらまつ」らしくゴージャスです。。

この日は50席満席だそうで、テラスも中もお客様で一杯!サーヴィスの方々も多く、とにかく人でいっぱいです。すごいですね~~

レストランには平松社長さんもいらして、なんと直々にお部屋にご案内してくださいました。
私たちはこのメインダイニングではなく、お隣のプライベートラウンジのお部屋 

6名のテーブルを作ってくださって、個室状態です。

            

このお部屋は、宿泊者がゆっくりしたり、プライベートな会食等に使われるようです。暖炉や書棚、TV、バーカウンターもあり、ゆっくり出来そうです。

            

奈良らしい本が色々あります。

           

後ろはバーカウンター

平松社長さんのご案内で着席し、お食事です。この日は3500円のコースにしました

メニューは縦書き

           

珍しいです。なんだか結婚式みたい。。。

まず飲み物のオーダー、桃のノンアルコールのカクテルがお薦めとの事でしたが、エルダーフラワーのスパークリングにしました。

バターはエシレ!

           

ポーションでサーヴィスされるなんて・・・驚きました。もっと高級なコースならわかるんだけど・・
うれしい!ついつい食べてしまいます。。やっぱりエシレは好き!

アミューズ

           

切り株が奈良らしい。。秋らしい演出です。グリッシーニ、もみじ、木の実、シュー、ヤマトポークのリエット
木の実が楽しい。色んなナッツがカラメリゼされ、スパイスでアクセントがつけられてます。

前菜

田園に見立てた 宇陀金ごぼうと人参のコルネ

           

かわいい!ごぼう風味のチュイル、中にはごぼうのピュレ、人参のチュイルに人参ピュレとサーモン。金ごぼうの香りが豊です。 
ごぼうのコルネ、もっと食べたいなぁ・・!

スープ 三種類のジャガイモを使ったヴィシソワーズ 大和肉鶏腿肉のコンフィを添えて

            

 紫ジャガイモ、シャドークイーンがきれいです。お皿の淵にジャガイモ、つる菜、クルトンが添えら、食感が楽しくいただけます。肉鶏もしっかり。

メイン プロヴァンス風 ヤマトポークのロースト

           

トマトのソースを後からかけてくださいます。

           

ハーブの束が添えられてます。これは食べられないものも入っていて、香りが楽しいです。
ヤマトポーク、しっとりと、美味しい!お肉の周りにはドライのプロヴァンスミックスハーブがしっかりと付いてて、爽やかなかおりです。色違いのトマトや、柿のローストも楽しい。トマトソースの味がしっかりしてます。

デザート  無花果の赤ワインポッシェ シャルロット仕立て

           

無花果の葉っぱが蓋のように。上には葛の黒胡椒風味。 楽しい見せ方。和と洋のコラボのような感じです。
でも葛は黒胡椒風味がしっかりで、食べてびっくりな感じです。葉っぱを取ると

             

シャルロット仕立ての無花果と赤ワインのジュレ。このジュレ、赤ワインがかなり効いてる~~。
無花果が高級フランス菓子に。。とろっと美味。周りのダグワースも美味。

食後にはダージリンティーをいただきました。

小菓子もたっぷりです。うれしい~~

             

ここで、小林料理長がご挨拶に来てくださり、この小菓子の解説をしてくださいました。
左から大和芋を練りこんだアールグレイ風味のケーキ、宇陀のブルーベリーを求肥で包んだもの、大和茶のマカロン、宇陀の黒豆のチョコレート、柿のマドレーヌ。全てのお菓子に奈良が組み込まれてます。

大和芋のケーキは食感がかるかんっぽくて好き。ベルーベリー求肥はイチゴ大福っぽく、こちらも好き。色々楽しい小菓子です。
奈良の美味しさが上手く表現できてて、素敵です!

ゆっくりお食事を楽しみ、もう、お客様は私たちだけのようです。

こちらからの眺めは奈良らしく

             

丘の左にも奈良盆地が見渡せます。手前の方は畑や田んぼ。

            

こちらはレストラン前のお庭。

宿泊のお部屋はすべてテラス付きのようです。お天気がよければ、ゆっくりと眺めを楽しめますね。

朝食は写真でしか見てませんが、とっても魅力的です。
朝食は泊まらないといただけませんから。。。残念。。

最後に平松社長さんも一緒に全員で記念撮影!

素敵なひと時でした。

多くの方に泊まっていただき、奈良を楽しんでいただきたいですね。
そして、奈良から世界に通ずるスーパーシェフが生まれますように!