膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

なら食と農の魅力創造 シンポジウム

2015-07-01 17:44:58 | スローフード

先週末、奈良春日野国際フォーラム甍 で開催された、なら食と農の魅力創造シンポジウムに参加してきました。

               

このシンポジウムは来年春に開校する「なら食と農の魅力創造大学校」の概要説明、開校に先駆けて、併設される研修棟のオーベルジュの説明が行なわれます。

               

学校は農業のアグリマネジメント科と調理のフードクリエイティブ科の二つ。
どちらも実践的で世界に通用する人材を教育されるそうです。

併設されるオーベルジュはレストランひらまつ。

名前は「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」

お教室の新年会で伺ったラフェットひらまつの料理長が新たにこのオーベルジュの料理長に就任されたそうです。

シンポジウムは、先ず、この学校の概要説明があり、その後に、知事とレストランひらまつの平松社長の対談です。

               

写真では何度も拝見してましたが、生、平松社長さんは初めてです。
対談は掛け合いのようで、なんとも楽しい時間でした。
荒井知事が食や音楽等への造詣が深いことがよくわかりました。そして、文化というものをとても大切に考えていることも。

平松社長さんは師である、ポールボキューズ氏の言葉を引用され、良い料理とは良い食材、良い味付け、良い火入れからなるとおっしゃってました。
この奈良がフランスのラギオールの村のようになればとも。
ラギオールはナイフで有名な村ですが、ここにはミシェルブラスの三ツ星レストランがあるのです。このレストランでナイフも有名になったようですが。。
世界から美食家が集まってきます。

このシンポジウムの前に関係者にお料理の試食があったそうです。県産にんじんや牛蒡のチュイルにピュレの前菜、鮎に三輪そうめん山本さんの白髪でしょうか・・カダイフのように巻いてあり、焼いたもの。小石の上に置いてあり、渓流の底のようです。大和丸ナスはお肉料理の付け合せに出たそうです。写真を拝見しましたが、とってもきれいで、素敵なお料理。
このシンポジウムに参加すると、有料モニターでお食事が出来るのです。葉書をいただいて、申し込みます。早速送らないとね!

対談後は山形大学農学部の江頭教授の講演です。
アルケッチャーノの奥田シェフと一緒に山形の在来種の作物を保存し、広めてらっしゃる、有名な方です・
とても興味深い話で、だだ茶豆の話は特に印象に残りました。あっという間に過ぎてしまって・・もっと聴きたかった~

              

休憩を挟んでディスカッション

               

               

コーディネーターはこの大学校のアドヴァイザー「の河野先生。
江頭先生、レストランベンケイのオーナー尾川シェフ、お茶農家でなら起業ネットワーク和母(わはは)の竹西さん、工学院大学教授でクーカルの代表西森先生
奈良の食のの現状や、未来、問題点、等お話されました。

4時間と長時間でしたが、奈良の食や観光等、考えさせられる時間となりました。

オーベルジュ、益々楽しみになってきました!

9月5日オープン、予約は7月15日からだそうです。