名曲「スターダスト」と言えば、このライオネル ハンプトンのライブだ!
それくらい、見事なライブの名演が続く。
各ソリストは何処人も、これでもかって極上のソロを繰り広げる。
もちろん、御大、ハンプトンも例のうなり声を上げながら、長い長い、そして想像力の途切れない、アドリブを繰り広げる。
しかも、ウィリー・スミス(Willie Smith)(スウィング系のアルトサックス3羽ガラスと言われ、残り二人はジョニー・ホッジス(Johnny Hodges)・ベニー・カーター(Benny Carter)ね)は、この演奏を超えるものを、今だ聴かないほどの、彼、一世一代の名演を繰り広げるのである。
そのアルト・艶かしく、色っぽい演奏はもうね、夜、こっそりしか聞いちゃいけないような音でございます。
さて、ライオネル ハンプトンだったよな・・・このブログ。
1908年生まれ、ご承知の様に、1936年、ハンプトンはヴィブラフォン奏者としてベニー・グッドマンのバンドに参加する。JAZZ楽器としてのヴィブラフォンの地位の確立・人種の壁を越えた白人人気バンドへの黒人の参加と、歴史的なJAZZの出来事の、当事者なのである。
以降、活躍だが、その後のヴィブラフォン奏者は、このライオネル ハンプトンをなぞり、或いは、いかに違うスタイルを確立するかに、アイデンティティーを置いたように思う。
難しくない・メロディアスなヴァィブは、僕のお気に入りである。
でもね、これ1枚なら、やっぱし「スターダスト」だね。