日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。

日本と韓国と朝鮮の歴史・現在から、
平和な未来を切りひらくために....
ご入会ください。1ケ月¥500

資料 朝鮮外務省スポークスマン談話をそのまま掲載します。

2014-04-24 | 諸外国の見解・参考
朝鮮外務省スポークスマン談話、米国大統領のアジア歴訪を非難


朝鮮外務省スポークスマンは、米国オバマ大統領のアジア地域歴訪に関連し、4月21日に次のような談話を発表した。(全文)


 米国大統領オバマが近々アジア地域を歴訪するという。オバマの今回の歴訪は、アジア太平洋重視戦略実行の一環で、それでなくても不安定なこの地域に、対決と核軍備競争の黒い雲を引き寄せる反動的で危険な行動である。

オバマ政権が2011年末にアジア太平洋「リバランス」という名で策定したこの戦略は本質において、この地域に力を集中させ競争相手を包囲・抑制し、みずからの政治・軍事的優位を維持しようというものである。米国はみずからのアジア太平洋重視戦略の覇権主義的本質を隠し、ユーラシア大陸の大国の反発を防ぐため、われわれの「核の脅威」や「ミサイル脅威」、「挑発」を口実として利用している。

 3月初めに米国防省が発表した「4カ年国防検討」報告書においても、アジア太平洋「リバランス戦略」に沿って2020年までに海軍力の60%をアジア太平洋地域に展開することなどを再確認しながら、われわれの「挑発」や「威嚇」を主要な問題として持ち出した。先日、米国防長官は、2017年までに日本にイージス艦2隻を追加配備することを発表しながら、われわれの「侵略」についてあれこれと言いがかりをつけた。
 2月中旬、米国務長官が南朝鮮と中国を訪問し、わが国防委員会の重大提案と北南高位級接触実現に関係なく、これからも同じ時期に同じ方法で米国と南朝鮮の合同軍事演習を行うと述べながら、われわれの核開発推進と「挑発」の可能性について言及した。今回オバマもわが国に言い掛かりをつけるためのメガホンを携えてやってくることは火を見るより明らかだ。

 米国がアジア太平洋の様々な地域の中で唯一朝鮮半島においてのみ、もっとも攻撃的で侵略的な合同軍事演習を絶えずくり広げ、その回数と規模も不断に拡大しながら情勢激化の悪循環を人為的に維持しようとする理由はほかでもない。それはまさに、われわれを刺激し続け、核抑止力強化と軍事的対応措置を誘導することで、われわれに「好戦的」というレッテルをはり、自分たちの軍事的策動を合理化させようということにある。
 しかし、米国には誤算がある。アジア太平洋地域での米国の武力増強と合同軍事演習は合理化されるどころか、むしろこの地域の国々からかつてないほどの反発に直面している。また、米国に「好戦的」とのレッテルをはられるのが嫌で、国家と民族の安全に関わる根本問題から譲歩したり幸運を望むようなわれわれではない。米国がわれわれを敵視する限り、それに断固対処する正々堂々たる自衛的抑止力を強固にする努力に拍車をかけるというのが、わが共和国の政策的立場である。

 米国が今のようにアジア太平洋地域で覇権を求め、その口実としてわが国の利益を犠牲にさせようとするならば、最後には米国自身に良くない結果がもたらされるだろう。米国の分別のない策動は当面、6者会談の再開と朝鮮半島非核化実現の展望に否定的な影響を及ぼすことになり、さらにはこの地域全体の核軍備競争を触発させることになるだろう。中東の核問題とは比べものにならないほど壊滅的なものになりうる東北アジアの核軍備競争は結局、オバマが提唱した「核兵器のない世界」構想自体をすべて壊してしまことになろう。オバマ政権は時間が残っている間に、対朝鮮敵視政策が実際に米国の究極的利益に合致するか否か、冷静に判断すべきである。(了)

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


オバマ米大統領のアジア歴訪 もめ事ではなく、ウィンウィンが必要
 人民日報日本語版2014年04月24日14:47



写真  4月22日、黒海海域に入るべくトルコ・イスタンブールのボスポラス海峡を航行する米海軍フリゲート艦「テイラー」。


 米国のオバマ大統領が23~29日の日程で、日本、韓国、マレーシア、フィリピンを訪問する。オバマ大統領のアジア歴訪の目的は何か?同盟国をなだめるためか、それとも存在感を強めるためか?当然、突き詰めると全ては「利益」と切り離せない。人民日報海外版が伝えた。

■遅れても来ないよりまし

 「アジア太平洋リバランス」はオバマ大統領の戦略の重点だ。だが一連の出来事によって、米国の同盟国は米国の戦略転換に様々な疑念を抱き、動揺し始めた。

 昨年秋、オバマ大統領は米政府機関の一部閉鎖のために、予定していたアジア訪問を取り消した。当時多くの西側メディアは、米国の欠席が中国を舞台の中央に押し上げたと報じた。地域における米国の影響力はすでに下降したと嘆くメディアすらあった。

 最近ウクライナで発生した一連の出来事によって、アジア太平洋地域における米国の同盟国はなおさらに気が気でなくなった。米国が欧州問題にかかりきりになるのを感じ、自らへの支えが弱まることを懸念したのだ。

 オバマ大統領によるこの時期のアジア4カ国歴訪の目的の1つが、「仲間たち」を安心させることであるのは明らかだ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、オバマ大統領は今回の訪問で、かねてよりの約束を強調するほか、同盟国である日本、フィリピンとの軍事協力を加速する。

 オバマ大統領は今回「仲間たち」の間で「とりなし役」を演じることも欠かせないかも知れない。歴史や領土の問題のために、アジアにおける米国の重要な同盟国である日本と韓国は現在友好とはとても言えないし、安倍首相と閣僚による春季例大祭期間の靖国神社への参拝や供物奉納は間違いなく火に油を注いだ。

■存在=黙認ではない

 オバマ大統領は到着を前に日本にプレゼントを贈った。読売新聞の書面インタビューで、釣魚島(日本名・尖閣諸島)は日本の施政下にあり、米日安保条約が適用されると指摘したのだ。この件について、米大統領による明確な姿勢表明は初めてだった。オバマ大統領は、安倍政権の集団的自衛権行使容認への支持も表明した。オバマ大統領の発言によって、日本の一貫した期待は満足のいく回答を得た。だが、もしこれを米国による黙認を意味すると考える人がいるのなら、それは考えすぎかもしれない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。