米国が、朝鮮半島の恒久的な平和体制構築のために「責任ある行動を行うこと」を要求。

共同声明の履行求める集会／ソウル米大使館前で
朝米関係樹立の実行措置を

統一ニュースによると、「対北敵対政策完全廃棄！朝鮮半島全域非核化実現！民族自主統一大会」（主催・民族自主統一大会準備会）が7日、ソウルの米国大使館前で行われた。学生、市民ら約400人が参加した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
民族自主統一大会がソウル米大使館前で行われた（統一ニュース）

参加者らは、シンガポール首脳会談共同声明の履行を求める決意文を発表。板門店宣言と朝米首脳会談により作られた民族自主と朝鮮半島平和構築の流れに逆行する一切の行為の中止、対朝鮮敵視政策と制裁の完全なる中止を求めるとともに、新たな朝米関係の樹立に向けた実践行動を行う意志を示した。

民衆民主党のハン・ミョンフィ代表は「自主統一は交流だけでは成しとげることができない」とし「北側が朝米首脳会談に先立ち、核実験場を廃棄するなど行動で示したように、米国も段階的で同時行動の原則に則った実践的な措置を講じるべきだ」と主張。米国の対北制裁の解除、合同軍事演習の永久中断、在南米軍撤退などを求めた。

「民主主義自主統一大学生協議会」の学生は、米国が、朝鮮半島の恒久的な平和体制構築のために「責任ある行動を行うこと」を要求。一方、文在寅政権に対しては「対北制裁を解除し、民族の出会いを支持するべきだ」としながら、参加者に向け「韓米同盟の破棄と在韓米軍の撤収、自主統一をともに作っていこう」と呼びかけた。

（朝鮮新報）