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南北の水路専門家それぞれ10人が南側の調査船6隻に搭乗し、測量を通じて船舶が航海できる水路を見つけた。

2018-12-11 | 戦争反対は、国民みんなの願い
南北漢江河口の共同水路調査完了…
海図になかった岩礁21カ所を発見

登録:2018-12-10 00:06 修正:2018-12-10 08:41


共同利用水路70キロ区間の調査…水路を確認


南北が11月5日から共同調査に乗り出した漢江河口の中立水域の姿。京畿道金浦市から2キロメートルほど離れた川の向こうに、北朝鮮の開豊郡が手に取るように近く見える=パク・ギョンマン記者//ハンギョレ新聞社

 1953年の停戦協定以来65年ぶりに初めて南北共同で行った「漢江河口の共同水路調査」が9日に完了した。今回の調査で、これまで海図になかった岩礁21カ所を発見し、南北の民間船舶が自由に行き来できる水路を確認したという点で、大きな意味がある。

 海洋水産部と国防部は「板門店宣言の履行のための軍事分野合意書」に基づき、先月5日から始まった南北共同水路調査が35日後の今月9日に完了したと発表した。南北の水路専門家それぞれ10人が南側の調査船6隻に搭乗し、測量を通じて船舶が航海できる水路を見つけた。

 水路共同利用水域は、南側の金浦(キンポ)半島東北側の端点から喬桐島(キョドンド)西南側の端点まで、北側の開城市板門郡臨漢里(イムハンリ)から黄海南道沿岸郡海南里(ヘナムリ)までの長さ70キロメートルの区間で、面積が280平方キロメートルに達する。南北共同調査団は短い期間で航路状態を把握するために、全体70キロメートルの区間を南北横断方向と縦断方向にそれぞれ500メートルずつ分けて、区間別に水路を測定した。調査区間は全長だけで660キロメートルに達した。南北共同調査団は今回の調査で、海図にない21の岩礁を発見し、その位置と大きさを確認した。

 現在、政府が確保した海図は、1953年の停戦協定後、米軍が測量して製作したもので、大まかな干潟の位置や水深程度が表示されている程度だ。国立海洋調査院は今回の調査で確保された水路測量および潮石観測資料を分析し、来年1月25日までに船舶が臨時で利用できる海図を製作する予定だ。海水部と国防部は協議を経て民間船舶に海図を提供する計画だ。

 南北は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2007年10月に平壌で開かれた首脳会談当時、漢江河口の共同利用に合意し、骨材の採取事業などを推進することにしたが、その後、李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政権時代における南北関係の悪化で実現されなかった。南北は、これまで民間船舶の接近が制限されてきた漢江河口の水域を軍事的に開放すれば、骨材の採取や観光・休養、生態系の保全など多目的の事業を推進できるとみている。

 海水部のキム・ヤンス次官は同日午前、南北共同調査団の調査船に乗船し、共同水路調査を成功裏に遂行した調査団員を激励した。キム次官は「停戦協定後初めて南北の水路専門家らが一緒に水路を見つけたことに大きな意味がある」とし、「共同調査を通じて第一歩を踏み出しただけに、今後漢江河口を平和に利用するため、関係省庁及び南北当局間で緊密に協議していく」と強調した。
イ・ジョンハ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)


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