原水爆禁止2021年世界大会を、オンラインを中心に現地でも開催することを発表しました。8月2日から9日まで開催し、1万人の参加を目標にコロナ禍でも広島、長崎からメッセージを発信することを確認しました。
原水爆禁止世界大会実行委が総会
オンラインと被爆地で 開催
保有国に条約参加迫る
原水爆禁止世界大会実行委員会総会が13日、オンラインで開催され、「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をテーマに原水爆禁止2021年世界大会を、オンラインを中心に現地でも開催することを発表しました。8月2日から9日まで開催し、1万人の参加を目標にコロナ禍でも広島、長崎からメッセージを発信することを確認しました。
8月2日は国際会議(午前10時からオンライン)、6日ヒロシマデー集会(午前10時からオンライン)、広島現地集会(オンラインで配信)。9日ナガサキデー集会(午前10時からオンライン)、長崎現地集会(オンラインで配信)。被爆者や沖縄連帯などテーマ別集会をオンラインで開催します。
報告で野口邦和運営委員会共同代表は、2021年世界大会は核兵器禁止条約発効後、最初の大会になると指摘。国連、諸国政府、市民社会が共同して、核保有国に対し「違法な核兵器を廃絶せよ」「禁止条約に参加せよ」と迫り、参加を促進する重要な大会になると強調しました。
国際情勢について報告した土田弥生運営委員は、核兵器廃絶に向けて18日と21日にアジアヨーロッパ人民フォーラム主催のオンライン会議が開催されると紹介。安井正和運営委員は、署名をすすめる「県民の会」発足の動きや、意見広告の賛同が1万人を超えたこと、新しいパンフレットを近日発行することを報告しました。
日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市(すえいち)事務局長と日本青年団協議会の棚田一論(かずのり)事務局長が来賓あいさつし日本山妙法寺がメッセージを寄せました。
関連行事として、科学者集会、女性のつどい、リング・リンク・ゼロ、高校生平和集会などが開催予定。全国と世界で核兵器廃絶を共通目標に8月2日から9日まで「平和の波」行動を呼びかけています。