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習近平主席は「北朝鮮の安保の懸念の解決に中国が積極的な役割を果たす」とし、朝鮮半島平和プロセスに積極的に介入する意思を表明した。

2019-06-21 | 中・朝首脳会談
金委員長「朝米交渉で忍耐を維持」…
習主席「北朝鮮の安保憂慮に積極的な役割果たす」

登録:2019-06-21 07:36 修正:2019-06-21 09:35

習主席の国賓訪朝で首脳会談 
金委員長「米国と交渉で成果を望む」 
習主席「非核化実現に向けて役割果たす」 
朝鮮半島平和プロセスへの積極的な介入を表明


          

中国最高指導者としては14年ぶりに北朝鮮を訪問した習近平国家主席が今月20日、順安国際空港に直接出迎えた金正恩国務委員長と共に、錦繍山太陽宮殿広場に集まった市民たちの歓迎に手を上げて応えている=中国中央テレビ(CCTV)よりキャプチャー/聯合ニュース

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が20日、平壌(ピョンヤン)を訪問した中国の習近平国家主席との首脳会談で「忍耐心を維持する」とし、米国と対話を通じて問題を解決していく意向を明らかにした。習近平主席は「北朝鮮の安保の懸念の解決に中国が積極的な役割を果たす」とし、朝鮮半島平和プロセスに積極的に介入する意思を表明した。

 金委員長は午後4時頃から宿泊先の「錦繍山(クムスサン)迎賓館」で開かれた朝中首脳会談で、「過去1年間、朝鮮(北朝鮮)は情勢の緊張を緩和するために多くの措置を行ってきたが、関係国の積極的な支持を得られなかった」とし、遠まわしに米国への不満を示した。

 金委員長はさらに「忍耐を維持し、関係国が朝鮮側と向き合って互いの関心事を解決し、成果をあげることを望む」と述べた。ハノイでの第2回朝米首脳会談後、朝米対話が膠着状態に陥った中、米国側の一定の態度変化など条件が整えば、非核化や体制保障関連交渉に乗り出せることを示唆したものと見られる。また、金委員長は「中国の経済発展・民生改善の経験に学ぶ」と強調し、経済建設に総力をあげて集中する路線を維持する考えを示唆した。

 金委員長は「朝鮮は、中国が朝鮮半島問題を解決する過程で重要な役割を果たしてきたことを高く評価する。引き続き中国と疎通を図って協力し、新しい進展を収めると共に、朝鮮半島の平和と安定を維持していく」と述べ、中国との協力を強化することを示した。

 これに対し習主席は「朝鮮半島問題の政治的解決を支持する。朝鮮半島の非核化の実現に中国が積極的な役割を果たす」と述べた。特に習主席は「北朝鮮の安保の懸念の解決に中国が力を添える」と強調した。非核化と交換する北朝鮮の「体制保証」と関連し、平和体制の論議などを通じて中国が仲裁者の役割を果たすという意味とみられる。

 これに先立ち、習主席は専用機で北京を出発し、午前11時40分に平壌の順安(スナン)空港に到着した。空港には平壌市民約1万人が出て、花を振って習主席一行を歓迎した。金委員長夫妻は、国交正常化70周年を迎え平壌に来た習主席一行を空港で直接出迎え、最高の礼遇をした。中国最高指導者の北朝鮮訪問は、2005年10月の胡錦濤主席(当時)以来、14年ぶりのことだ。習主席の訪朝には丁薛祥・中国共産党中央弁公庁主任(習主席の秘書室長に相当)や楊潔チ・外交担当政治局員、王毅・外交担当国務委員兼外交部長など中国外交ラインの中心人物らが総出動した。特に、金委員長の4回の訪中の際には首脳会談に同席していない何立峰・国家発展改革委員会主任が同行したのが目を引く。中国の経済開発計画を立てる発展改革委の責任者が随行団に加わった点で、朝中経済協力案に対する論議も集中的に行われたものとみられる。
北京/チョン・イナン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

訪朝中の習近平氏 きょう帰国の途に=追加会談の可能性も
北朝鮮 2019.06.21 09:42


【ソウル聯合ニュース】中国の最高指導者として14年ぶりに北朝鮮を国賓訪問している習近平国家主席は21日、1泊2日の日程を終えて帰国の途に就く。

マスゲームを観覧する習近平氏(中央左)と金正恩氏(同右)=20日、平壌(新華社=聯合ニュース)《転載・転用禁止》

 訪朝2日目のこの日、習氏は中朝親善の象徴である平壌市内の「朝中友誼(ゆうぎ)塔」を訪れる計画だ。習氏は両国の国交樹立70周年を記念するとともに、中朝関係の堅固さを改めて誇示する見通しだ。

 平壌の牡丹峰のふもとにある友誼塔は、朝鮮戦争に参戦した中国人民志願軍をたたえるため1959年に建立された。北朝鮮は習氏の訪問に備えて先ごろ補修工事を行った。

 北朝鮮を訪問する中国高官はこの塔を頻繁に訪れている。習氏も2008年6月に国家副主席として北朝鮮を訪問した際に友誼塔に献花した。

 習氏はこの日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と昼食を兼ねた2回目の会談を行う可能性もある。

 習氏と金委員長は前日に首脳会談を行い、北朝鮮核問題と米朝対話、中朝関係などについて議論した。この席で金委員長は、忍耐心を持って米国と対話を続け、問題を解決していくとの立場を示し、習氏も「朝鮮(北朝鮮)が自身の合理的安全保障と発展に関する関心事を解決できるように力の及ぶ限り手助けする」と述べた。

 習氏と金委員長が2回目の会談を行う場合、朝鮮半島情勢と国交樹立70周年を迎えた中朝関係の発展方向などについて意見交換するとみられる。金委員長が過去に4回訪中した際にも、両氏は初日の首脳会談に続き2日目にも昼食を共にしながら議論を続けた。

 習氏は専用機で帰国の途に就く見通しだ。平壌に到着した際と同様に、北朝鮮は沿道での盛大な見送りと空港での歓送行事で「誠意」を示すと予想される。

 中国メディアによると、習氏夫妻と金委員長夫妻は20日夜、平壌の5月1日競技場で中朝親善の内容が盛り込まれたマスゲームを観覧した。

ynhrm@yna.co.kr


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