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文化芸術著作権は統計が作成され始めた2010年以降初めて1億6千万ドルの黒字となった。韓国の芸能企画会社の音楽と映像著作権の輸出が増加したおかげだ。

2021-03-25 | 韓国文化

韓流ブームで文化芸術著作権分野の貿易収支が初の黒字へ

登録:2021-03-24 06:45 修正:2021-03-24 07:49
 
防弾少年団(BTS)の公演=ビッグヒットエンターテインメント提供//ハンギョレ新聞社
 

防弾少年団(BTS)など韓流ブームに乗って文化芸術著作権分野の貿易収支が昨年初めて黒字を記録した。

 23日、韓国銀行が発表した「2020年知的財産権貿易収支(暫定)」によると、文化芸術著作権は統計が作成され始めた2010年以降初めて1億6千万ドルの黒字となった。韓国の芸能企画会社の音楽と映像著作権の輸出が増加したおかげだ。これに映画輸入が減少し、音楽・映像部門の収支は1億9千万ドルの黒字を記録した。ただし、演劇や美術、写真などの著作権は3年連続で赤字を記録した。韓国銀行のパク・チャンヒョン国際収支チーム長は「BTSなどK-POPやスタジオドラゴンが制作したドラマ、ウェブトゥーンなどの輸出が増えた」と説明した。

 昨年、韓国の知的財産権分野の貿易収支は18億7千万ドルの赤字で、2015年(-40億ドル)以降、赤字幅が最も大きかった。知的財産権は産業財産権と著作権に分けられるが、まず産業財産権(-35億3千万ドル)が特許・実用新案権(-23億8千万ドル)を中心に赤字幅が前年より大きくなったためだ。著作権も文化芸術部門では黒字に転じたが、研究開発・ソフトウエア部門で黒字が減り、全体では黒字規模(18億9千万ドル)が縮小した。新型コロナの影響でユーチューブ視聴が多くなり、コンピューター・プログラムの使用料の支給が増えたことも影響した。

 産業別では卸売・小売などサービス業(-13億2千万ドル)が過去最大の赤字を出した。製造業は赤字幅(-5億7千万ドル)が小幅増加した。取引国別では米国(-38億4千万ドル)、英国(-9億8千万ドル)、日本(-3億5千万ドル)の順で赤字が大きく、中国(25億9千万ドル)とベトナム(17億7千万ドル)に対しては黒字を記録した。

ハン・グァンドク先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

 



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