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しんぶん赤旗より

2011-10-20 | お知らせ・一般資料
朝鮮王朝儀軌など返還

日韓首脳会談 野田首相が大統領に


 野田佳彦首相は19日、ソウルで行われた日韓首脳会談で、日本が朝鮮半島を植民地支配した時期に持ち出した「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」をはじめとする朝鮮半島由来の図書1205冊のうち5冊を、李明博(イ・ミョンバク)大統領に返還しました。

 返還された5冊は、朝鮮王朝第26代国王・高宗が行った儀式の様子を記録した「大礼儀軌」など。野田首相は「残りの古文書はしかるべき時期に適切に引き渡すことで調整したい」と伝え、李大統領の早期訪日を招請しました。12月10日が日韓両政府で取り交わした返還期限です。

 首相はまた、「韓国にも日本に関連する文書がある。それに対するアクセスの改善を期待する」と述べ、日本側が自由に閲覧できるよう改善を求めました。

 朝鮮王朝儀軌は、朝鮮王室の儀式や国家行事を絵と文章で記録したもので、1922年に朝鮮総督府によって日本国内へ持ち出されました。韓国の民間組織「朝鮮王室儀軌還収委員会」などが返還運動を展開。韓国国会も2度にわたり返還を求める決議をあげました。

 日本政府は昨年8月、「韓国併合」100年にあたり韓国側に引き渡すことを表明。11月、横浜で開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)会合に合わせ、日韓両外相が返還をうたった「日韓図書協定」に署名。今年5月に国会で同協定が承認されました。

 日本共産党は、朝鮮王朝儀軌などの文化財返還にむけ、4年以上にわたり、韓国の返還運動団体や与野党の国会議員と交流を進め、国会でも数回にわたり取り上げてきました。
日韓共同の努力実る

 日本共産党の笠井亮衆院議員の話 日韓共同の努力がようやく実ったことを心から喜びたい。韓国側にとって儀軌は、韓国と韓国民族のアイデンティティー(独自性)に深く関わる記録遺産であり大事な文化遺産です。「文化財は原産国に戻す」というユネスコ条約の原則にそって、これを出発点に文化財が返還されることを願い、引き続き全力をあげます。

「6者協議の行方と日朝国交正常化への課題を考える」

2011-10-20 | 活動紹介
日朝協会が、

日朝国交正常化へ運動を展開します。




17日、日朝協会、同東京都連、同埼玉県連、同神奈川県連などの主催で、東京・浅草区民会館で「6者協議の行方と日朝国交正常化への課題を考える」集いが、開かれました。

はじめに、石橋正夫会長があいさつし、日朝平壌宣言10周年を迎える来年、2012年9月17日に向けて、6者協議再開を日朝国交正常化につなげる運動が求められていると強調しました。

次ぎに詩人槙村浩の叙事詩「間島パルチザンの歌」(1932年発表)が、石井賢二・日朝協会東京都連理事によって朗読されました。

次に、弁護士の島田修一氏が、3・11以降の未曽有の被災の陰で、国会では憲法改悪の動きが進んでいると警鐘を鳴らしました。

日朝協会代表理事・朝鮮問題研究家の岩本正光氏が講演し、02年の日朝首脳会談は国内外で高い評価を受けたとその歴史的意義を強調しながら、日本の朝鮮侵略の過去を清算するためにも、北東アジアの平和のために日朝平壌宣言に沿って、両国の国交正常化へつなげる運動を力強く展開していく決意を述べました。