羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

岩塩坑の礼拝

2007年08月28日 19時16分00秒 | Weblog
 ポーランドの岩塩坑の話が、本日(8月28日)日経新聞朝刊に載っていた。
 「探訪美しい欧州」である。
 この岩塩坑には、礼拝堂が作られている。
 シャンデリアから祭壇まで岩塩でできている。
 以前、写真を見たことがあるが、ものすごく精巧にできていて、見事な造形である。
 ミサや結婚式も執り行われるほど。

 さて、私の手元にあるポーランドの岩塩は、ラップで二重に巻き、それをポリ袋に入れて、口を固く結んでいる。
 それでも大きさが小ぶりになっていく。

 日本のような湿潤な風土では岩塩はできない。
 アフリカのような乾燥地、ポーランドのような湿度の低い寒冷地等々で岩塩は産出する。

 初めて詳しい数字を知った。
 ポーランド南部クラクフ郊外にあるヴィエリチカ岩塩坑は、十三世紀半ばから七百年かけて掘られたものだという。
 坑内は総延長三百キロメートル。最大深度は三百二十七メートル。
 「白い金」と呼ばれた塩はポーランド王国の繁栄を支えた。

 ちなみに岩塩に紫外線を当てると、すべてではないが美しい燃えるような赤色の蛍光現象が現れる。
 ポーランドのキュービック結晶は透明で、自然光でも美しい。
コメント
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