羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

昭和は遠くなりにけり

2007年08月30日 09時48分18秒 | Weblog
 昨日の話の続き。
 よくよく思い返してみれば、ベータとVHSのビデオの時代は、30年くらい前だっただろうか。しかし、この二つの命は結構長かった。
 ところが次のHi8は短くて、あっという間にデジタルに移行したような気がする。

 さて、最近では時々しか使わないものにファックスがある。
 我が家ではファックスが市場に出回って、まもなく入れたので、最初の機種は長いこと使っていた。
 一昨年、それが壊れたので、いっそのこと使わなくてもいいかと思ったが、そうもいかず買いなおした。
 残念なことに、一年に数回しか使う機会がなくなってしまった。

 郵便だって以前とはすっかり様変わりした。
 時々手紙やはがきが来る程度。私も時々手紙やはがきや現金書留を送る程度になってしまった。
 大学や公的な仕事は、まだまだ郵送される。最近では宅急便で送られることが増えた。

 インターネットのメールが主流で、郵便、宅配便、固定電話、携帯電話、ファックスとすべてを稼動させている。
 結局、今のところどれも捨てられない。
 便利さが煩雑さを産んでしまう現状を憂いてもはじまらない。

 野口三千三先生は、最晩年「文明さん、お先にどうぞ」と宣言に近いことをおっしゃって、とうとうファックスを入れることはなさらなかった。
「ファックスを入れてほしい」
 お願いしたことがある。
 聞き入れてはいただけなかった。
 で、郵送では間に合わないことが多く、お宅に伺ったことを懐かしく思い出す。

 とにかく没後満9年5ヶ月を迎えたが、この間の通信手段は凄い勢いで変化した。

 私が子供のころのこと。
 新宿に住んでいた。
 ここは、かなり早い時期に電話が通じていた。
 余談だが水洗トイレが家庭につくのも早かったなぁ~。
 で、当時、母方の祖母がが住んでいた京王多摩川の家に電話をするときには、交換台を通してつないでもらったことを思い出す。
 昭和20年代の後半だものね。
 
 いやはや、昭和は遠くなりにけり!
 戦後62年目の夏は、暑かった。
 まだまだ残暑は続くのかな?
コメント (6)
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