羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

雨乞い

2007年08月22日 08時06分34秒 | Weblog
 早朝は、少しだけ秋が感じられる。
 最近、日の出の時間も遅くなってきた。
 
 今朝はまだ暗いうちに、朝刊を読んだ。
 日経新聞「春秋」に、「夕立」という二文字を発見して、驚く自分にオドロいた。
 今年の夏は、この言葉をすっかり忘れていた。

 言われてみれば東京で夕立にあったことがなかった。
 梅雨明けにつきものの雷雨があったかどうかも、はっきりとした記憶がない。
 そして8月に入ってから、ほとんど雨らしい雨が降っていない。

 浮世絵にも描かれている夕立は、どこへ行ったのだろう。
 雷も伴って、3・40分降り続ける強い雨。
 
 炎暑を冷やしてくれるありがたい雨は、もたもたしていた人間関係を一気に深める慈雨(?)でもあった。
 さぁ、帰ろうとしたときに振り出す雨に足止めされて、つい、踏み越えてはならない一線を越えた、なんて小説にはつきものだった。
 雨の庭・窓から風景が見えなくなるほどの雨。
 部屋の中は薄暗くなる。
 すると相手の顔の輪郭が少しぼやけただけで美女がもっと美しく見える。そうでない人もそれなりの陰影を見せる。映像としても、なかなかのシーンだったけれど。

 今年の夏は暑いばかりで、色気も素っ気も失って、思考停止で、いささかバテ気味。
 まだまだ残暑は厳しそう。
 夕立を願って、雨乞いでもしましょうかね!
コメント (1)
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