羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

受身の態勢

2006年04月16日 19時39分44秒 | Weblog
 朝日カルチャー日曜クラス、4月が終わった。次はゴールデンウィークがあるので、なんと5月21日になってしまう。かといって日曜日を毎週やってしまうと、社会人としての暮らしが奪われてしまうことになる。難しいことだ。

 つまり日曜日は隔週ということで、「朝は楽しく!」に出演することを知らせることができなかった。前回のレッスンが終わったあとで、何人もの方に見せてほしいといわれ、今日はレッスンのなかで見ていただいた。
 佐治さんがコマーシャルを抜いて正味33分に編集してくださったDVDだった。
 皆さん、よく笑い、そして終わったときには満場の拍手をいただいた。
 その拍手に嬉しさがこみ上げていた。

「ほんとにはじめてなんですか」
「ええ、はじめての経験でした」
「モニターを見ながら、動きを修正して右から左に動けるんですから、慣れているとしか思えませんね。慣れない人がモニターを見ると、逆に動いてしまうことが多いんですよ」
 なるほど。そんなことには気付かなかった。自分の姿がモニターからはずれたから、逆の方向に動いただけだったのに、いわれてみればそうなのかとナットクしていた。

 レッスンが終わったら、ある男性が話しかけてきた。
「アニマル浜口さんが、最初に仰向けになったとき、頭が床に着かなくて、手も力が抜けていなかったのは、それはですね、彼がレスリングのアスリートだからです。つまりですね、受身の姿勢なんです。いつでも相手に向かっていけるように、倒れながらも頭は起しておくんです。手にも力をある程度入れておくんです。反撃がすぐ出来る態勢をとっているわけなんです」
 話しながら、同じ姿勢をとってくれた。
 なるほど受身で、すぐ反撃可能な体勢だった。
「その人を、安心させて弛めてしまったことは、すごいことですよ」

 あらためて野口体操の凄さと面白さを指摘されたことに気付いた。
 いろんな見方があるのだと思うと、教室で一緒に見る意味もあるものだ。

 事前の一言もよかったけれど、事後の一言もありがとう!
 次回まで長すぎるなぁ~。
 
コメント (1)
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