羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

春の息吹

2006年04月04日 19時19分20秒 | Weblog
 今日は、朝日カルチャー「火曜日クラス」、4月期の初日だった。
 「朝は楽しく!」のお蔭で1月期継続の方に加えて新しく入会された方や一時お休みだったかた、そして曜日を変えて参加の方と、大勢のクラスになった。
 このクラスは、バランスのいい混成のクラスとして、見事に活気がでた。
 野口体操経験が豊かなかたも増えているので、さまざまな動きをはじめての方に見ていただけることはなによりよだ。
 野口体操は、型を真似るのではないから、動きの本質的なイメージを豊かに膨らませていただくには、人それぞれタイプの異なる動きを見てもらえることがいちばんだ。
 「見取り稽古」のできるいいクラスとして、新学期をはじめられたことは最高だ。
 
 これまでの方には復習だが、新しいメンバーと行うことで、新たな発見があることは嬉しい。
 実際には、テレビで細かく言えなかったこと・試すことが出来なかったことなど、「寝にょろ」「腕にょろ」「ふくらはぎゆらゆら」などで、味わっていただいた。
 野口先生の時代にはしなかったやり方も、最近では試している。
 しかし、それも野口体操だとおもっている。なぜなら、原理が同じだからだ。

 最近、とくに驚くことは、はじめて参加される方の動きがいい、ということだ。
 なにかしらの身体法や体操やヨガや太極拳など、経験をお持ちの方が、増えてきたことが大きな理由だろう。

「なかなか柔らかくならないので、野口体操がいいかなって思って参加しました」
 そういう人が増えてきた。

 それだけでなく、野口体操の動きの原理や理論が、世の中に浸透していることを感じている。
 そうした実感は、このところ数年の間に頓につよくなっている。
 ひとつには、力を抜くことの重要性を、多くの方が大事だと考えるようになっているらしい。

 野口体操とは? とたずねられて、「力を抜く感覚を育てる体操」と答えるようになったのは、「朝は楽しく!」の番組スタッフに、何度も聞かれたことで考えついた言い回しだ。
 どうしても「感覚」という言葉だけでも使いたかった。

 今日で、土曜日・日曜日・火曜日、すべての新学期クラスがはじまった。
 なぜか幸せ感を抱いている。
 誕生日まで4日。何時になく新鮮な誕生日を迎えられそうな気がしてならない。 とにかく花祭りまで、何とか櫻が持ってほしい。
 
 新しい春の息吹に、晴れやかな気分の一日だった。
 それにしてもテレビの威力や如何に!
コメント
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