羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

継続こそ力

2006年04月03日 08時58分31秒 | Weblog
 昨日、朝日カルチャーの4月期・日曜クラスが無事にあいた。
 このクラス、以前は、継続してくださる方が少なく、3ヶ月するとガラッと教室の雰囲気がかわっていた。
 嬉しいことに、最近では継続してくださる方が増えて、安定感が出てきた。
 
 実は、教室を続けていればこそのいいことがある。
 その一つは、しばらく休まれていた方が、戻ってこられるということだ。
 不思議なことに休む前に身につけていったことは、年単位で教室に出なくても、動きをからだが忘れていないということがある。
「一度、からだが覚えたことは忘れない」
 昔から経験則として言われていることだが、野口体操にも当てはまって当然だ。

 土曜日クラスにも5月で80歳になられる女性がおられる。
 野口先生の時代から続けられて20年以上。最近では毎週必ず出席できるというわけではない。しかし、動きはよくなっているのが外にも現れている。

 体操は継続することが案外に難しい。
 しかし、身につけたことを忘れない程度に、自分でやり続け、気持ちと時間と、その他の条件がそろったときに再び教室に戻ってくださると「継続こそ力」の本当の意味が判っていただけるものだと、伝える側としては感じている。

 DVDブック『アーカイブス 野口体操 野口三千三+養老孟司』(春秋社)のなかでも、養老先生が「からだで覚える」ということの例を話しておられた。
 お持ちの方は見直していただきたい。

 いずれにしても、まずは「継続こそ力」を強調したい「2006年・春・新学期」である。

 追伸:
 3月30日放送の「朝は楽しく」生放送出演を伝えられなかった日曜クラスの方々から、ご希望が多いので、4月16日(日)には、ビデオをご覧にいれます。
 アニマル浜口さんの筋肉の凄さが、一目瞭然! 必見です。
コメント (2)
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