山野草ばかり追いかけているがたまにはこんな場所もと思い立ち、広島市立植物公園をぶらりと訪れた。
葉先一面に白い花をつけるのは「山法師」。
我が「持芳庭」のチラホラ咲きの山法師とは全く異なり、満開の花が咲いている。
同じ木なのに愛情の掛け方でこんなに違いが出るとは驚きだ。
真っ白で柔らかそうな、動物のしっぽのような姿は栗の花である。
辺り一面にこの花特有の香りが漂っている。
近くで植物手入れ中の方によれば、この白い花は雄蕊で、雌蕊は根元に一つだけついていると言う。
雌蕊を探し当てた。
人の話は聞くものだ。
初めて栗の実の成る仕組みを知ることが出来た。
どぎつい色で目の前にぶら下がるのは、「ブラシの花」だそうだ。
文字通り、ブラシの形そのものの花がそこにある。
こちらは幻の花と言われる「キレンゲショウマ」。
四国の最高峰:剣山山麓に僅かに残っていると聞かされたが、現在も残っているのだろうか。
こちらは「万年青」の一種だとか。
その名の通り緑の艶やかな葉が特徴で、鉢植えされたものを見かける。
白い花が咲くのは初めて知った。
温室内では華麗なカトレアが咲いている。
およそカトレアらしくない、地味な色目のヤツに目が行った。
これもカトレアの仲間だが、花を見るのではなく?良い香りを発散するのが売り。
こげ茶色の花弁は珍しい。
これもランの一種のようだ。
この時期園内は、極彩色の花がいっぱい。
何の変哲もないこの花に心惹かれる自分は何物なのだろう。
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