四季折々に見所満載の境内を、一番閑散な時期に散策するとは、筋金入りの“天の邪鬼”
ちょっと角度を変えるだけで、ガラッと趣が変わる絶妙の造作。
処々に配置される工作物も、実に簡素なものばかり。
背景の竹藪、庭に植えこまれた小竹、右端には幹を利用して、中央は小枝を編んだ垣を配す。
竹づくしで変化に富んだ光景を描き出す。
自然に溶け込んだ蹲も一見に値する!
一転、控えの間から吉野窓を介してお庭を愛でる。
邪気を遮る燈篭が縁に沿って…この燈篭あまり見かけない姿形ではありませんか?
あまり広くない苔の庭、桜の開花目前でひとときの静寂が訪れている。
左側が祇王・祇女・刀自(二人の母)3人の墓、右は清盛の供養塔と言われる。
時は過ぎ、母子3人が念仏している場所に剃髪の仏御前が訪れ、4人共に仏道に帰依した。
薄暮の祇王寺に静かに別れを告げた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます