気ままな思いを

何気ない日々のこと 感想 思いなどを
綴る雑日記です 

「生きる知恵」 瀬戸内 寂聴著

2006-12-06 | 読書


          寂聴さんの書かれた本は、好きで何冊か読んでいます。
         自分の思いどおりに、生きられているのではないかと、思っていま
         す。  読むたびに、ひとつひとつ言葉が、耳に痛く、諭されている
         感じを受けてしまいます。
            心に留めておきたいと思った言葉を、書き記してみます。


          ・ 人間の心には、常に怨みが渦まいています。
            他人から傷つけられたことを、人はなかなか忘れることは、出来
            ません。そのくせ、自分が気づかず、どれだけの人を傷つけてい
            るか、わからないのです。

          ・ 怨みが昂じると、相手を呪うようになります。
             相手が病気したり、不幸な目にあうと、ざまあみろという気持
            ちになる。それは、もう畜生、餓鬼の心です。
            人間ではありません。

          ・ 嘘をいう人よ、または、自分のしたことを「わたしはしなかった」
            という人よ、これらふたりとも、揃って仲良く、地獄行き。

          ・ おろかな者も、自分をおろかだと思えば、その人はもうかしこい。
             おろかなのに、自分をかしこいと思えば、その人こそ、ほんとに
            おろか者。

                         *** 文中より ***


             人を傷つけていること、自分ではそのつもりでなくても、
            傷つけているかもしれないということは、あり得ることです。
            言葉には、気をつけたいものです。
            いちど出した言葉は、消すことが出来ないのです。



     

                 ↑    シクラメンです


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              ウオーキング~40分=5,000歩