気ままな思いを

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綴る雑日記です 

「清水義範のほめ言葉大事典」より

2006-12-13 | 読書


          庶民派作家・清水 義範さんの本を読んでみました。

         はしがきより。
           人をほめるということは、プラスのエネルギーがいることである。
          ほめるより、けなすほうが絶対的に楽だ。
          だから人間は疲れてくると、ついついけなしてばかりになるのであ
          る。しかし、プラスのエネルギーを持つほめ言葉は、ほめられた人
          の栄養になり、その人は必ず良いほうへ動きだす。
           ほめられれば、人は成長し、子供はよい子になり、奥さんは優しく
          なる。なんでもない言葉にすぎないものが、それほど人間に作用す
          るものである。
   
        古今東西のほめ言葉を集めつ、味わい、面白がろうという本である。

           
ほめ言葉・書き記してみます。
  
       「ほめられた人」→ 「ほめ言葉」→「ほめた人」

   山口百恵   「山口百恵は菩薩である」      評論家・平岡正明
   北野  武   「日本映画をよろしく頼む」       映画監督・黒澤 明
   木村拓哉   「今までのアイドルとは、ちょっとちゃうで、コイツ」 
                                  お笑いタレント・浜田雅功
   松井秀喜   「ヤンキースに欠かせない男になった」
                                  ヤンキース・ジアンビ選手
   高橋尚子   「お前は一番になれる。絶対なれる。世界一になれる」
                                  マラソン指導・小出義雄
   小泉純一郎  「(毒)まんじゅうの食わせ方が、うまいんでしょう」
                                   政治家・野中広務

     政界が言う「毒まんじゅう」のこと。
     毒まんじゅうを食わせるというのは、ポストを餌に、味方についてもらうと
     いう意味。


           室生犀星・「小景異情」の詩より

            ふるさとは、遠きにありて思ふもの
            そして悲しくうたふもの
            よしや
            うらぶれて異土の乞食(かため)となるとても
            帰るところにあるまじや

             「 たとえどんなに落ちぶれても、
                     ふるさとは帰るところではない。」
                犀星の孤独が伝わってくる詩である。

                          ***  文中より  ***

          
          見事なほめ言葉を、書き記してみました。
         「毒まんじゅう」以外は、意味合いは書きませんでした。
         よく子供は、ほめて育てると、よいといいます。
         ほめられて、嬉しくない人はいないと思いますが、人をほめる
         ことは、その人をよく知った上でないと、ほめ言葉は出てこな
         いと思います。

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            ウオーキング~35分=4,300歩