庶民派作家・清水 義範さんの本を読んでみました。
はしがきより。
人をほめるということは、プラスのエネルギーがいることである。
ほめるより、けなすほうが絶対的に楽だ。
だから人間は疲れてくると、ついついけなしてばかりになるのであ
る。しかし、プラスのエネルギーを持つほめ言葉は、ほめられた人
の栄養になり、その人は必ず良いほうへ動きだす。
ほめられれば、人は成長し、子供はよい子になり、奥さんは優しく
なる。なんでもない言葉にすぎないものが、それほど人間に作用す
るものである。
古今東西のほめ言葉を集めつ、味わい、面白がろうという本である。
ほめ言葉・書き記してみます。
「ほめられた人」→ 「ほめ言葉」→「ほめた人」
山口百恵 「山口百恵は菩薩である」 評論家・平岡正明
北野 武 「日本映画をよろしく頼む」 映画監督・黒澤 明
木村拓哉 「今までのアイドルとは、ちょっとちゃうで、コイツ」
お笑いタレント・浜田雅功
松井秀喜 「ヤンキースに欠かせない男になった」
ヤンキース・ジアンビ選手
高橋尚子 「お前は一番になれる。絶対なれる。世界一になれる」
マラソン指導・小出義雄
小泉純一郎 「(毒)まんじゅうの食わせ方が、うまいんでしょう」
政治家・野中広務
政界が言う「毒まんじゅう」のこと。
毒まんじゅうを食わせるというのは、ポストを餌に、味方についてもらうと
いう意味。
室生犀星・「小景異情」の詩より
ふるさとは、遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食(かため)となるとても
帰るところにあるまじや
「 たとえどんなに落ちぶれても、
ふるさとは帰るところではない。」
犀星の孤独が伝わってくる詩である。
*** 文中より ***
見事なほめ言葉を、書き記してみました。
「毒まんじゅう」以外は、意味合いは書きませんでした。
よく子供は、ほめて育てると、よいといいます。
ほめられて、嬉しくない人はいないと思いますが、人をほめる
ことは、その人をよく知った上でないと、ほめ言葉は出てこな
いと思います。
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ウオーキング~35分=4,300歩