仙台市街地の中心にある勾当台公園は近くに市役所や仙台一の繁華街「国分町通り」やケヤキ並木の見事な「定禅寺通り」などがあり、市で行なわれるイベントなどの中心にもなる都市公園である。仙台に呑みに行く時は大抵、この「勾当台公園駅」で降りる。
この前、何気なく公園内をぶらついていると、立派な力士の銅像に出くわした。堂々とした体で一点を厳しい表情で睨んでる。品位と知性を感じる顔立ちだ。余程有名な力士だろうと思って、刻まれている名をみると「谷風梶之助」とある。江戸時代の大横綱だ。そうか、仙台出身だったのか。何枚か撮って帰る。夜、帰ってさっそくネットで調べた。以下はWikipediaからの引用である。
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谷風 梶之助(たにかぜ かじのすけ、寛延3年8月8日(1750年9月8日) - 寛政7年1月9日(1795年2月27日))は、今の仙台市若林区霞目生まれの大相撲力士。4代横綱。小野川喜三郎とともに実質的な横綱第1号とされ、大相撲史上屈指の強豪。<中略>
1776年(安永5年)10月場所に2代目「谷風梶之助」と改名。1781年(安永10年)3月場所、正式に大関となる。
1778年(安永7年)3月場所初日から1782年(天明2年)2月場所7日目まで分・預・休をはさみながらではあるが、江戸本場所で土つかずで63連勝(止めたのは小野川)。さらにその敗北の後に43連勝を記録。のち昭和の時代に双葉山が 69連勝を達成するまで、約150年にわたって記録保持者であり続けた。
江戸本場所における通算成績は、49場所258勝14敗16分16預5無勝負 112休で勝率9割4分9厘、優勝相当21回と「天下無敵」の名にふさわしい記録が残っている。連勝を止められたその後も小野川との対戦は興行が札止めになっても観客が詰めかける話題の取組となった。体格は、全盛時代で身長189センチ、体重169キロのアンコ型巨人だったと伝わる。
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大相撲創世記の大横綱だ。258勝していて14敗しかしていないというのは凄い。勝率94.9%。朝青龍と戦ってケチョンケチョンにやっつけて欲しい、と思うのは小生だけだろうか。この時代に189cm、169キロというのは相当な大男であったろう。等身大といわれる銅像であるが、それにしても足は大きすぎるよなぁ。