萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

「ウルトラセブン」の頃

2010年03月16日 | 歴史モノ

<札幌駅の大丸で「セブン」の特設展示を発見>


<おっ。バルタン星人だ。懐かしいね。でも「セブン」では出番はなかったはず。>

先週土曜日、札幌駅の大丸で「ウルトラセブン」を使ったキャンペーンかなにかの特設展示があった。等身大(人間の大きさ)の「セブン」の人形の周りに小さい人形が何十、何百も飾られていた。言うまでも無く「セブン」は小生の子供の頃のヒーローであった。

もっとも、ウルトラシリーズの中で小生が一番熱くなったのは「ウルトラマン」の方だ。第一弾の「ウルトラQ」の時は幼すぎたのと、結構、話の展開が複雑だったので、熱狂とまではいかなかった。「セブン」は話も凝っていたし、3分間以上戦うことも出来たし、いろんな武器を持っていてウルトラマンのような危なっかしさはなかった。が、そのためかもしれない。段々と“熱狂”と言えるような見方はしなくなっていった。

「ウルトラシリーズ」の放映時期と自分の年齢、学年を比べてみた。、


1.「ウルトラQ」1966.01.02~07.03 全29話
   ⇒小生8歳(小学校2年~3年)

2.「ウルトラマン」1966.07.17~1967.04.09 全39話 
   ⇒小生8~9歳(小学校3年~4年)

3.「キャプテンウルトラ」1967.04.16~09.24 全24話 
   ⇒小生9~10歳(小学校4年)

4.「ウルトラセブン」1967.10.01~1968.09.08 全49話 
   ⇒小生10~11歳(小学校4年~5年)

ということになる。調べてみて小生が少なからず驚いたことがある。小生の“思い出”の中では「ウルトラQ」→「ウルトラマン」→「ウルトラセブン」という順番でシリーズは連携していったものだとばかり思っていたのだが、なんと間に「キャプテンウルトラ」があったのだ。もちろん「キャプテンウルトラ」という番組は知っているし、よく観た覚えもある。確か宇宙船「シュピーゲル」号が出てくる奴だ。それにしても、このシリーズの第三弾という位置づけではなく、他のライバル局が対抗して放送していたものだとばかり思っていた。

比較表を改めて見てみると、ウルトラマンを観ていた年代が、もっともこの手のテレビに熱狂する年頃ではなかったかと思う。この年は東宝の怪獣映画『三大怪獣 地球最大の決戦』も大ヒットしたのではなかったか。キングギドラに立ち向かうゴジラ、ラドン、モスラの活躍が目に浮かぶ。誕生日のお祝いも怪獣関係のプラモデルが大半を占めていたように思う。

「セブン」放映の年頃になると“怪獣モノ”は卒業し、段々と興味は“スポーツ根性モノ”の方に移った。「巨人の星」のテレビ放映は1968年3月30日から、「あしたのジョー」が少年マガジンに登場したのは1967年12月からである。小生にとってのヒーローは飛雄馬やジョーに変わっていったのだった。
コメント
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