萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

今年の桜は・・・。

2010年03月29日 | 散歩

<3月中旬の札幌駅前。順調に春は来ていたのだが・・・。>

ここにきて天候が不順である。関東では桜が咲くというのに、北海道や新潟では冬に逆戻り。半端でない雪が降っている、という。仙台でも昨晩は雪が舞った。今日も吹く風は冷たい。“温暖化”とは何処の星の話であったか。

この時期の天候不順は桜前線の乱れに繋がるので困る。今年はいつ何処で花見をするか、という作戦を立てたいのであるが、それが難しい。昨年はドンピシャで弘前城の桜を見ることができたが、ああいう幸運は二度あるとは思っていないが、それなりにスケジュールだけは立てておきたい。

まずは、4月4日の日曜日。予定では大宮に戻っているので、大宮公園の桜はこの時に観にいく所存。できれば、何人かで桜の下で宴を張りたいものだ。仙台の桜は4月の第2日曜かその翌週か。こっちでも仲間と花見をやろうという話は出ている。野球の公式戦のスケジュール如何によっては参加できないかもしれないが・・・。

後は出張先でちょうどいい具合に桜を観られるか、どうか、である。行きたいところは何ヶ所かあるが、こればかりは、座用があって、しかも桜が咲いていて、天気もいいという偶然が重ならないと見ることができない。昨年の弘前城は幸運中の幸運であったというしかない。その所為かどうか。同行の地方座長は桜を見たあと、スピード違反で捕まってしまった。二十数年間無事故無違反であったのに・・・。

毎年、この時期なると思い起こすのが西行の次の句である。

  春風の花を散らすと見る夢は 
  覚めても胸のさわぐなりけり

考えて見れば、梅や紅葉のように、桜ももう少し長い期間、観ることができれば、これほど人の気持ちを煩わせないはずだ。もっとも、それでは、「胸のさわぐなりけり」にはならないかもしれない。この一瞬を見逃してしまうと、あと一年は見られない、という焦りが人をして、桜前線を追わせるのであろう。
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