萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

セリーグ開幕。巨人快勝!

2010年03月27日 | 野球

<大宮、氷川神社。巨人もアルディージャもチームカラーはオレンジだ。>

昨日、セリーグも開幕した。巨人はヤクルトを4-1で危なげなく退け、開幕戦をものにした。先発の内海投手の出来もよかったし、打線も単打ばかりではあったが、坂本以外の野手7人で11安打放った。中でも昨年の新人王2番センター松本が3安打していることに注目したい。

今年、ホンダから期待の新人外野手長野(ちょうの)がドラフト一位で巨人に入り、オープン戦でも期待通りの働きをして、一軍に名を連ねた。巨人の外野のポジション争いは熾烈である。4番ラミレスのレフトは確定しているが、後の2席に松本、亀井、長野、谷、今はファーストに回っているが高橋由伸を加えると5人いる。

昨晩の試合は2番センター松本、5番ライト亀井でスタートしたが、怪我をしたらもちろん、調子が落ちても、たちどころに強力なサブが待機しているのだ。ライバルがひしめきあってのスタメンなので、気合の入り方が、熾烈なポジション争いから間逃れている1番ショート坂本あたりとは違っていたかと思う。

坂本はこの試合5打数無安打で、守ってはタイムリーエラーでヤクルトに先制点を与えている。そんな、精彩を欠いたトップバッターに調子を合わせることなく、松本は5打数3安打、2得点と2番打者として立派な仕事をした。

小柄で育成枠出身の松本が昨年獲得した自分のポジションを必死に守っている意気込みが感じられた。自分に求められている仕事をキチンとやり遂げる能力と精神力がある者だけが、スタメンのポジションを獲得できる。長野が松本の牙城を崩すのは並大抵ではないと思った。

また、坂本も安穏としていると、レギュラーの座から転げ落ちてしまう可能性は大きい。中井をはじめ、巨人には虎視眈々と上を狙う能力を持った若手がうようよいるからだ。

内部競争が激しいチームが弱いはずは無い。原監督が語った「巨人はまだ85%の出来。これからもっと強くなる」という言葉は誇張ではなく真実であろう。
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